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東京消防庁東京消防庁電子図書館>東京都の地震時における地域別出火危険度測定(第9回)
東京都の地震時における地域別出荷危険度測定(第8回)


用語の解説

本冊子における主な用語は次のとおりです。

(1)出火

前提条件の地震が発生した際に居住者、従業員などの初期消火不従事あるいは初期消火失敗により発生し、延焼拡大する火災のこと。

(2)出火危険度

前(1)に定義する火災が発生する危険性の度合いを地域別に相対評価したもの。

  1. 構造別出火危険度
    建築物の構造を木造と非木造に区分し、それぞれの構造で出火危険度を地域間で相対評価したもの。
  2. 要因別出火危険度
    出火危険度を5つの要因、①火気器具、②電気関係、③工業炉、④危険物施設、⑤その他(LPガスボンベ、高圧ガス施設)に区分し、それぞれの要因による出火危険度を地域別に相対評価したもの。
  3. 総合出火危険度
    構造別出火危険度及び要因別出火危険度を総合して評価したもの。
(3)出火要因

火災発生の主たる原因となる器具、設備、施設のこと。

(4)出火率

一つの器具、設備、施設又は用途、業態から、火災が発生する確率のこと。

(5)出火機構

各出火要因が地震によって出火に至るまでの機構のこと。

本測定では、出火要因ごとの出火率を、この出火機構を用いて分析(イベント・ツリー・アナリシス)して算出しました。

なお、それぞれのイベントが発生する確率は、兵庫県南部地震などの過去の地震被害や振動実験の結果などを用いて設定しました。

(6)イベント・ツリー・アナリシス(ETA)

1つの出来事(原因)によりどのような事象が発生し、どのような結果が予想されるかを一連の系統図で表し分析する方法。

ここでは出火に至る過程の一連の事象を系統図で表すことによって、それぞれの事象相互の関連などを明確にし、出火率の算定手法として活用しました。

(7)火気始末率

地震時に使用している火気器具や電熱器具について、使用者が「火の始末」をする割合のこと。

(8)初期消火率

火災が初期の段階で、付近にいる居住者、従業員などにより消火される割合のこと。

(9)地表速度

工学的地盤に入射された速度が表層地盤による影響を受けた後の地表での速度のこと。

(10)建築物の構造区分

本測定では、建築物の構造や階層によって、地表速度よりも建築物内の速度が増幅される場合があることや火災の延焼拡大特性の違いに着目して、建築物の構造を木造と非木造の2つに区分して取り扱っています。

なお、木造建築物及び防火造建築物を「木造建築物」とし、耐火造建築物及び準耐火造建築物を「非木造建築物」としました。

問合せ先 東京消防庁震災対策課 電話03−3212−2111(代表)


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