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熱中症に注意


熱中症による救急搬送状況の概要


天候

令和5年の夏(6月から8月まで)の平均気温は北・東・西日本でかなり高くなり、全国の平均気温としては気象庁の統計開始以降最も高くなった。

東京都では年間の猛暑日(最高気温が35℃以上)の日数22日、真夏日(最高気温が30℃以上)の日数90日、熱中症警戒アラートが発令された日数26日と、すべて過去最多を記録した。


救急搬送状況

東京消防庁管内※1において、令和5年6月 1 日から9月30日までの4か月間に、熱中症(熱中症疑い等を含む)により7,079人(速報値※2)が救急搬送されています。令和4年と比べて、令和5年の救急搬送人員は1,066人増加しました。

救急搬送人員の初診時程度をみると、2,573人(36.3%)が入院の必要がある中等症以上と診断され、そのうち199人(2.8%) が重症以上と診断されています。

全体の救急搬送人員のうち3,671人(51.9%)が高齢者(65歳以上)となっており、そのうち、後期高齢者(75歳以上)が2,744人(74.7%)となっています。

※1 東京消防庁管内:東京都のうち稲城市と島しょ地区を除きます。

※2 令和5年の数値は速報値となります。

熱中症イメージイラスト1

熱中症発生場所

救急要請時の発生場所では、住宅等居住場所が2,795人で全体の39.5%を占め最も多く、次いで道路・交通施設等が2,178人で30.8%を占めていました。

高齢者(65歳以上)で見ると住宅等居住場所が1,972人(53.7%)、道路・交通施設等が1,154人(31.4%)でこの2つで高齢者の発生場所の85.1%を占めています。

熱中症イメージイラスト2

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