都民の皆さんへのお願い
救急車の適時・適切な利用にご協力を!
救急活動の現状
1.救急出場件数は継続的に増加
東京消防庁管内の令和4年中の救急出場件数は87万2,101件でした。一日平均3,218件出場し、出場頻度としては36秒に1回の割合で出場したことになります。
2.現場到着時間も延伸
出場件数が増加すると、現場から遠い救急車が出場することが増え、一分一秒を争う現場への到着が遅れる恐れがあります。救急車は限りある資源です。救急車を必要な人が必要な時に安心して利用できるよう適時・適切な利用にご協力ください。
どんな時に救急車呼べばいいの?
生命に関わる心疾患や脳疾患は、何の前触れもなく起こることがあり、突然の発症に対する、早期の通報、救急隊による適切な処置、そして早期の病院搬送は、傷病者の後遺症の軽減、早い社会復帰や救命に繋がります。「ためらわず救急車を呼んでほしい症状」を示しますので、該当した場合は、速やかに119番に連絡してください。
※ 救急車利用リーフレット 総務省消防庁HP 参照
PDFデータのダウンロードはこちら(PDF:827KB)
(総務省消防庁資料より抜粋)
救急車呼ぶか迷った時はどうするの?
救急車を呼ぼうか迷った時、診察可能な病院がわからない場合は、東京消防庁救急相談センターをご利用ください。救急相談センターでは、救急車を呼んだ方が良いのか、などの受診に関するアドバイスや応急手当に関するアドバイスや応急手当に関するアドバイス、診療可能な医療機関を案内しています。
緊急性はないけど、病院までの交通手段がないときは?
緊急性がない場合で、転院搬送(病院間の患者さんの移送)、入退院、通院等で交通手段がないときは、東京民間救急コールセンターにお問い合わせください。
東京民間救急コールセンターでは東京消防庁が認定した患者等搬送事業者(民間救急車)やサポートCab(救命講習を修了している運転手が乗務するタクシー)を案内しています。ご自分で移動が困難で、寝台(ストレッチャー)や車椅子を必要とする場合は民間救急車を、ご自分で歩行が可能な場合にはサポートCabを、ご希望に応じてご利用できます。搬送費用は有料となります。
医療機関案内・相談サービスの利用
新型コロナウイルス感染症に関する相談
◆東京新型コロナ相談センター(東京都保健医療局)
新型コロナウイルス感染症に関して不安を抱える方からの相談、発熱等の症状があり、かかりつけ医のいない方への医療機関案内、自宅療養者からの健康相談の窓口です。
夜間休日の子どもの症状に関する相談
◆子供の健康相談室(小児救急相談)「#8000」(東京都福祉局)
東京都では、保健所や保健センターが閉庁している時間帯に、子どもの健康・救急に関する相談に、看護師や保健師等が応じています。
自分で病院に行くことが可能な場合
◆医療機関案内サービス ひまわり(東京都保健医療局)
医療機関の所在地、電話番号、診療科目、診療曜日・時間などを365日24時間ご案内しています。ホームページ「ひまわり」の医療機関検索サービスでは医療機関の情報を、ホームページやスマートフォンで探すことができます。
◆外来対応医療機関の一覧(東京都保健医療局)
発熱等、新型コロナウイルス感染症が疑われる症状がある場合の受診先を検索できます。
◆東京民間救急コールセンター(東京防災救急協会)
緊急性がない通報や受診、入退院や病院から病院への転院搬送などの際に、民間救急車やサポートCab(タクシー)を24時間無休でご案内します。
◆全国タクシーガイド(一般社団法人 全国ハイヤー・タクシー連合会HP)
日本全国のタクシー事業者を目的別にかんたんに検索できます。
救急活動現場での取り組み(救急搬送トリアージ)
東京消防庁では、平成19年から、119番通報を受け出場した救急現場において、救急搬送トリアージ基準に従い、明らかに緊急性が認められない場合には、救急車ではなくご自身での医療機関受診をお願いしております。
ご本人の同意が得られれば、救急車は直ちに次の出場に備えます。また、必要であれば、東京消防庁救急相談センターや東京民間救急コールセンターなどを案内することができます。この制度は救急車の適時・適切な利用を呼びかけるとともに、真に救急車が必要な傷病者の迅速な搬送を実現するために行われています。ご理解、ご協力お願いいたします。
このページに関する問い合せ先
救急部救急管理課計画係
03-3212-2111(内線:4448)