第二消防方面本部は品川区と大田区を管轄しています。品川区には3署、大田区には4署の消防署があり、第二消防方面本部では、消防署相互間の消防事務執行について、連絡、調整や、消防部隊の消防活動技術の指導を行っています。
また、災害現場にも出場し災害防御活動の指揮及び統制を行っています。
第二消防方面本部には、消防救助機動部隊(ハイパーレスキュー)があります。機動部隊には震災や大規模災害発生時において機動的な活動を行うための特殊な車両や救助資器材が数多くあります。
第二消防方面は、東京都23区のもっとも南に位置し、東京湾や多摩川を挟んで神奈川県川ア市に接した地域です。
この地域の中央を国道1号線(第二京浜)及び国道15号線(第一京浜)が平行に縦貫し、東京湾に沿うようにモノレールが行き交っています。
品川区は、東京湾に面した臨海部と山の手に連なる台地からなり、交通、交易の拠点となっています。品川地区、大崎地区、大井地区、荏原地区、八潮地区の5地区に分けられ、商業地、住宅地等、それぞれの地区に異なった特徴があります。
大田区は、東京都23区で面積が一番広く、住宅や工場が密集する商業・工業地域を形成し、京浜工業地帯の一部となっています。臨海部は埋め立て地からなっており、空港をはじめトラックターミナルやコンテナふ頭、市場など物流施設のほか、工業団地、野鳥公園など都市機能施設が整備されています。