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耳かき中の事故に注意!

東京消防庁管内1)では、平成26年から平成30年2)までの過去5年間に耳掃除をしていて受傷した事故により、319人が救急搬送されています。

1 年別救急搬送人員

平成30年中は52人が救急搬送されています(図1)。

画像:図1 年別救急搬送人員
図1 年別救急搬送人員

2 年齢層(5歳単位)別救急搬送人員

年齢層別救急搬送人員をみると、0~4歳の乳幼児が126人で、他の年齢層に比べて突出して多くなっています(図2)。

画像:図2 年齢層別救急搬送人員
図2 年齢層別救急搬送人員

3 初診時程度別救急搬送人員

初診時程度では、94.1%が軽症と診断されていますが、入院が必要とされる中等症が18人、重症と診断された人が1人います(図3)。

画像:図3 初診時程度別救急搬送人員
図3 初診時程度別救急搬送人員

重 症:生命の危険が強いと認められたもの
中等症:生命に危険はないが入院を要するもの
軽 症:軽易で入院を要しないもの

4 受傷形態別事故発生状況

耳かき棒等を“奥に入れ過ぎた”が99人で全体の31%を占めており、最も多く発生しています。また、耳かき中に“人やモノ(動物を含む)に接触”したことにより受傷した事故も22%と多く発生しています(図4)。

画像:図4 受傷形態別救急搬送人員
図4 受傷形態別救急搬送人員

5 乳幼児(0歳~5歳)の受傷状況

0歳~5歳の受傷状況をみると、1歳では“自分で耳かきをしていた(耳に入れていた)”が最も多くなっており、その他の年齢では、“誰かに耳かきをしてもらっていた”が最も多くなっています(図5)。

画像:図5 年齢ごとの受傷形態別搬送人員(0歳~5歳)
図5 年齢ごとの受傷形態別搬送人員(0歳~5歳)

6 耳かき中にこんな事故が起きています

【物と接触して・・・】

綿棒を使って耳掃除中に、兄弟が投げたぬいぐるみが耳に当たり、綿棒で耳の奥を突き受傷した。
(10代 軽症)

【奥に入れてしまい・・】

入浴後、耳に水が入り綿棒で拭き取ろうとしたところ誤って深く入れてしまい受傷した。
(60代 中等症)

【耳かき中に急に動いてしまい・・・】

親が綿棒を使い子どもの耳かきをしている最中に、子どもが急に動き耳から出血した。
(1歳 軽症)

【耳かき中に転倒し・・・】

綿棒を使い耳掃除中、立ち上がろうとした際に誤って転倒し、耳孔に綿棒が刺さってしまった。
(20代 軽症)

事故を防ぐために

綿棒や耳かき棒を耳の奥まで入れ過ぎないようにしましょう。
子どもの耳掃除をする際には、急に動いたりしないよう声をかけておきましょう。
乳幼児のいる家庭では、綿棒や耳かき棒を乳幼児の手が届くところに置かないようにしましょう。
耳掃除をしている時は周囲の状況にも注意しましょう。子どもやペットがぶつかってくるかもしれません。
耳垢が取りづらい時などは、無理をせず耳鼻咽喉科等の受診も考慮しましょう。