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耳かき中の事故に注意!

東京消防庁管内1)では、平成24年から平成28年2)までの過去5年間に耳掃除をしていて受傷した事故により、364人が救急搬送されています。


  1. 1)東京都内の稲城市、島しょ部を除く地域です。
  2. 2)平成28年は暫定値です。

1 年別救急搬送人員

平成28年中は61人が救急搬送されました(図1)。

図1 年別救急搬送人員

図1 年別救急搬送人員

2 年齢層(5歳単位)別救急搬送人員

年齢層別救急搬送人員をみると、0〜4歳の乳幼児が142人で、他の年齢層に比べて突出して多くなっています(図2)。

図2 年齢層別救急搬送人員

図2 年齢層別救急搬送人員

3 初診時程度別の救急搬送人員

初診時程度では、92.6%が軽症と診断されていますが、入院が必要とされる中等症が26人、重症と診断された人も1人いました(図3)。

図3 初診時程度別救急搬送人員

図3 初診時程度別救急搬送人員

4 受傷形態別の事故発生状況

耳かき棒等を“奥に入れ過ぎた”が116人で全体の31.9%と最も多く発生しています。また、耳かき中に“人やモノ(動物を含む)に接触”したことにより受傷した事故も22%と多く発生しています(図4)。

図4 受傷形態別の救急搬送人員

図4 受傷形態別の救急搬送人員

5 乳幼児(0歳〜5歳)の受傷状況

0歳〜5歳の受傷状況をみると、年齢では1歳の事故が最も多く、受傷形態では、“誰かに耳かきをしてもらっていた”が多くなっています。また、“自分で耳かきをしていた(耳に入れていた)”だけで見ても1歳児が最も多く、次いで2歳児が多くなっています(図5)。

図5 年齢ごとの受傷形態別搬送人員(0歳〜5歳)

図5 年齢ごとの受傷形態別搬送人員(0歳〜5歳)

6 耳かき中にこんな事故が起きています。

【乳幼児が自分で耳に綿棒を入れてしまい・・・】

親が目を離した隙に綿棒で遊んでおり、誤って耳の奥に入れてしまい出血したため父親が救急要請した。(平成28年 1歳 女児 軽症)

【耳かき中に突然・・・】

竹製の耳かきで耳を掃除していた際に兄弟がぶつかり右耳を受傷し救急要請となった。(平成28年 7歳 女児 軽症)

【深く入れ過ぎたことにより受傷した事例】

母親が息子の耳かき中に誤って深く挿入させてしまい受傷した。(平成28年 3歳 女児 軽症)

【耳かき中に急に動いたことにより受傷した事例】

母親が息子の耳掃除をしていた際、息子が急に身体の向きを変えたため綿棒が耳に深く入り受傷した。(平成28年 3歳 男児 軽症)

【耳かき中に転倒し受傷した事例】

綿棒を使い自分で耳掃除していたところ転倒し、受傷した。(平成28年 11歳 男児 軽症)

事故防止のポイント

綿棒や耳かき棒を耳の奥まで入れ過ぎないようにしましょう。
子供の耳掃除をする際には、急に動いたりしないよう声をかけておきましょう。
乳幼児のいる家庭では、綿棒や耳かき棒を乳幼児の手が届くところに置かないようにしましょう。
耳掃除をしている時は周囲の状況にも注意しましょう。子供やペットがぶつかってくるかもしれません。
耳垢が取りづらい時などは、無理をせず耳鼻咽喉科等の受診も考慮しましょう。