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| 現在の消防職員の階級は、自治省消防庁が昭和37(1962)年6月に定めた「消防吏員の階級準則」に従って、各市町村ごとに規則で定められていますが、準則が制定された当時の階級は、次のとおりでした。 消防総監/消防司監/消防正監/消防監その後、昭和43(1968)年6月に準則の一部が改正され、「特に必要があると認めるときは、消防士の階級を消防副士長及び消防士の階級に区分することができる」とされたため、同年7月1日付けで消防副士長の階級が誕生して、全部で10階級となりました。 消防事務は、消防組織法により市町村が責任を負うこととされていますので、各市町村ごとに消防本部(消防本部を置かないところは消防団)を置き、そこには市町村長によって任命された消防長が置かれています。消防長は、消防司令長以上の階級にある者でなければ任命できないこととされていますが、各市町村の消防長の階級は、消防職員の数や市町村の人口などを考慮して決められています。また、消防総監という階級名は特別区の消防長、すなわち、東京消防庁の消防長にだけ与えられるもので、全国に一人しかいません。
消防には古くから階級制度がありますが、明治13(1880)年6月1日に、東京に消防本部(現在の東京消防庁の前身)が誕生した当時の階級は次のとおりでした。 吏員としての本部長/副長/司令長/司令(一等から五等)/伝令使 昭和27(1952)年には「消防吏員の階級準則」が初めて国家公安委員会告示によって示され、次のように8階級となりました。 消防総監/消防監/消防監補/消防司令長このとき、消防長には消防司令長以上の階級にある者をもって当てると明示されています。 冒頭に紹介したとおり、現在は10階級ですが、この階級を表すものが階級章です。これは正服や執務服の胸などにつけられていますが、それ以外にも階級を知ることができるものとして、正服の袖に巻かれている蛇腹や、金色金属製の袖章および帽子の周章などがあります。 次に、階級と係長や課長という職名との関係を説明します。ただし、各市町村ごとに若干の違いがあります。 平成12年4月1日現在、東京消防庁では、消防士長以下を係員と呼び、消防司令補を主任、消防司令を係長又は課長補佐、消防司令長を課長・副参事・署長、消防監を参事・署長、消防正監を部長・方面本部長、消防司監を次長・部長と、それぞれの職務名を呼称しています。 ときどき新聞等に消防士の階級を、あたかも消防職員を総称するような表現で用いられていることがありますが、これは誤りで、消防士は、消防職員の階級の一つです。 |