東京消防庁安心・安全トピックス 

消火器の正しい知識を身につけよう

 火災への備えとして、消火器を設置する家庭は年々増加傾向にあり、昨年東京消防庁で実施した「消防の世論調査」においても、約6割の家庭が消火器を備えていると回答しています。
 しかしながら、前述の調査の中で、「いざという時、消火器で消火できるか」との問いに対しては、「消火器の使い方を知らない」または「使い方は知っているが、消火できる自信がない」と答えた方も全体の6割を超えている状況です。
 また、日頃の維持管理が不適切であったことにより、腐食した消火器が破裂するなど、重大な死傷事故も発生しています。
 ”いざ”という時に消火器を効果的に使用するため、また、消火器による事故を防ぐために、消火器の正しい知識を身につけましょう。
消火器の種類
1. 震災対策として
* 粉末消火器
〜特徴〜
  •  木材・紙・布などの普通火災、灯油・ガソリンなどの油火災、電気器具・電気設備などの電気火災に使用できます。
  •  一瞬のうちに炎を抑え消火できますが、浸透性がないため、燃えているものによっては(木材の火災など)再び燃え上がることがあるので、これを防止するためには、更に水をかける必要があります。
  •  薬剤の放射時間と放射距離が強化液消火器と比べて短いので、火元をよくねらって消火します。
  •  狭い部屋などで使用すると薬剤が部屋いっぱいに広がり、視界が非常に悪くなります。
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* 強化液消火器
〜特徴〜
  •  木材・紙・布などの普通火災、灯油・ガソリンなどの油火災、電気器具・電気設備などの電気火災に使用できます。
  •  水系薬剤で浸透性があるため、木材などの火災には有効です。
  •  瞬間的に炎を消すことはできませんが、冷却効果を持ち、粉末消火器と比べ、放射時間、放射距離は長くなっています。
  •  水系薬剤であるため、水と作用して発熱する危険物には使用できない。
◎ 震災対策として家庭に備える消火器の大きさと目安
地震火災に有効に使えるよう、なるべく薬剤量の多いものを備えましょう。
種類
性能
粉末消火器 強化液消火器
薬剤量 1.5kg以上 3.0リットル以上
放射時間 約10秒から14秒 約16〜40秒
放射距離 3〜8m 4〜10m
重    量 3〜5kg 6〜7kg
2. 住宅防火対策のために
* 住宅用消火器
〜特徴〜
  •  一般住宅からの火災を対象にした小型で軽量な消火器です。本体の色は、ベージュやグリーンなどがあります。
  •  消火薬剤は粉末・強化液の両タイプがあります。
  •  使用期限は、製造から5年間又は8年間で、消火薬剤の詰替えはできません。

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* エアゾール式簡易消火具
〜特徴〜
  •  てんぷら油火災などの初期消火に効果を発揮します。
  •  軽量で取り扱いは簡単です。


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消火器の使い方
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消火器を置く場所
 誰もが見やすく、使いやすい所に置きましょう。  
 消火器の寿命は、その保管場所によって大きく変わります。湿気の多い場所や日の当たる所を避け、転倒しないような工夫をしておきましょう。 イラスト

日常のチェックポイント
 安全ピンはついていますか。
 キャップはゆるんでいませんか。
 容器にサビや変形などはありませんか。
 ホースに詰まりやひび割れはありませんか。
 圧力ゲージのついているものは、圧力を示す針が規定値内(緑色の範囲)にありますか。
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日頃の点検と正しい処分
 せっかく備えた消火器も、サビや損傷などの異常が生じると”いざ”という時に使えなかったり、本体が破裂して思わぬ怪我をすることがあります。
 日頃から、上記チェックポイントを参考に消火器を点検し、異常を発見した場合は絶対に使用しないでください。
 異常が認められた消火器や不要になった消火器の点検や処分については、購入したお店又は消火器メーカーなどにお問い合わせください。
 最寄りの消防署でも、専門業者をご紹介することができます。
 ※ 区市町村の清掃事業では、不要になった消火器の回収は行っていません。

 消火器を正しく使えるよう、地域の防災訓練や都民防災教育センター(防災館)などで、消火体験をしましょう。"いざ"というときの自信につながります。

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