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ドライアイスによるビン・ペットボトルの破裂事故〜密閉容器にドライアイスを入れないで!!〜

 平成16年8月1日から平成18年12月25日までに、ドライアイスによるビン・ペットボトルの破裂事故が5件発生し、9人のケガ人が出ています。
 ビンやペットボトルなど密閉容器に、ドライアイスは入れないで下さい。気化したドライアイスの圧力でペットボトルが破裂する危険があります。ペットボトルは中身に合せて専用に作られていますので、他の用途で使用することは避けて下さい。
 また、過去にはペットボトルのキャップが飛んだなどの事故も発生しています。ペットボトルに口を付けて飲んだことにより、中身の糖分に食品や口の中の酵母や細菌が混ざって醗酵し、二酸化炭素などが発生したため、ペットボトル内の圧力が上がったのが原因です。

(事例1)
 平成16年8月、歩道上で、ペットボトルにアイスクリームの冷却用ドライアイスを入れふたを閉めて振って遊んでいたところ、ペットボトルが破裂し受傷した。(男子3人、軽症)

(事例2)
 平成16年8月、スーパーで、ペットボトルにドライアイスを入れふたを閉めて振っていると、ペットボトルが膨張してきたのでふたを開けようとしたところ、ペットボトルが破裂し受傷した。(男子、軽症)

(事例3)
 平成17年9月、自宅の台所で、夫がラムネのビンにドライアイスを入れたところ、突然ビンが破裂し、夫婦で受傷した。(男性・女性、軽症)

(事例4)
 平成18年9月、自宅の居室で、ペットボトルにドライアイスと水を入れ遊んでいたところ、ペットボトルが破裂し、付近にあった鏡が割れ受傷した。(男子2人、軽症)

(事例5)
 平成18年10月、自宅の居室で、ペットボトルにドライアイスを入れて遊んでいたところ、ペットボトルが破裂し、顔を受傷した。(男子、軽症)

※ドライアイスの危険性・・・
素手で持ったりすると凍傷危険、密閉室内等での酸欠危険、密閉容器に入れると破裂危険がありますので注意しましょう。


写真
ドライアイス入れたペットボトルの破損状況(事例1より)


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