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乳幼児の歯みがき中の事故にご注意!

東京消防庁管内では1)、平成24年から平成28年2)までの5年間に、5歳以下の乳幼児が歯みがき中に歯ブラシで受傷した事故により、206人が救急搬送されています。

毎年6月4日から6月10日の「歯と口の健康週間」を前に、乳幼児の歯みがき中における事故の実態をお知らせし、注意喚起を行っています。

1)東京都のうち、稲城市、島しょ地区を除く地域
2)平成28年については暫定値

歯みがき中の事故防止ポイント

歯ブラシが口腔内に刺さり、入院の必要がある中等症となる事故も発生していることから、保護者等は乳幼児の歯ブラシの使用に際して、十分な注意が必要と考えられます。

繰り返し発生する歯みがき中の事故を防止するため、以下のことに注意しましょう。

  1. 歯ブラシを口に入れたまま、歩いたり走ったりさせず、歯みがきに集中させる。
  2. 不安定な場所で歯みがきをしていて、転落したケースもあることから、椅子や踏み台等に乗った状態で歯みがきをさせない。
  3. 歯みがき中に人や物と接触し、受傷するケースも多くあるため、歯みがき中は保護者がそばに付き添い、周囲にも注意を払う。

1.年別救急搬送人員

平成24年から平成28年の5年間で、206人が救急搬送されています(図1)。

図1 歯みがき中の事故による年別救急搬送人員

図1 年別救急搬送人員

2.年齢別・受傷要因別救急搬送人員

(1)年齢別救急搬送人員

1歳が最も多く94人、次いで2歳が59人となっています(図2)。

図2 年齢別救急搬送人員

図2 年齢別救急搬送人員

(2)受傷要因別救急搬送人員

歯みがき中に「歩いたり、走ったりして転倒」が59.6%と最も多くを占めています(図3)。このことから、歯みがき中には『歩かせない!走らせない!』ように保護者がそばに付き添い注意を払うことで、多くの歯みがき中の事故を未然に防止することができます。

図3 受傷要因別救急搬送人員

図3 受傷要因別救急搬送人員

3.初診時程度別救急搬送人員

救急搬送時の初診時程度を見ると軽症が84.9%を占めています(図4)。また、入院の必要がある中等症も14.1%を占めています。

図4 初診時程度別救急搬送人員
重症 生命の危険が強いと認められたもの
中等症 生命の危険はないが、入院を要するもの
軽症 入院を要しないもの

図4 初診時程度別救急搬送人員

4.事故事例

1 歯みがきをしながら走っていたところ転倒し、口腔深部に歯ブラシが刺さった。
(平成26年12月、2歳 女児 中等症)
2 4歳の息子を電動歯ブラシで歯をみがいていたところ、2歳の娘が息子の顔に乗ってきて電動歯ブラシが口腔内に刺さり血が出たので救急要請したもの。
(平成27年1月、4歳 男児 中等症)
3 歯磨き中に歯ブラシをくわえたまま母親の目の前で前方に転倒し、口腔内を受傷及び嘔吐したもの。嘔吐物に血液のようなものが混じっていたため、母親が救急要請したもの。
(平成27年8月、1歳 男児 中等症)
4 母親が膝の上で男児の歯を磨いていたところ、前のめりに動いたため、歯ブラシが咽喉部付近に当たり受傷したもの。出血がみられたことから母親が救急要請したもの。
(平成28年5月、1歳 男児 軽症)
5 娘が歯ブラシをくわえたまま走り回っていたところ、母親にぶつかり、転倒し歯ブラシで口腔内を受傷したため、母親が救急要請したもの。
(平成28年1月、2歳 女児 軽症)

5 その他

東京都生活文化局より乳幼児の歯ブラシによる喉突き事故の事例まとめたリーフレットが発行されています。
  なお、このリーフレットは東京都商品等安全対策協議会の検討を踏まえ作成されたものです。

乳幼児の歯みがき中の喉つき事故に注意!

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