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タイトル画像:火災に注意!電子レンジを安全に使用しましょう!

火災の実態

東京消防庁管内では平成18年からの7年間では、1年間に19件程度の電子レンジの火災が発生していました。平成25年に29件と急増し、平成27年36件、平成28年にも35件となり、平成25年から平成28年の4年間では1年間に31件程度発生し、増加傾向にあります。

食品の過熱(必要以上に長い時間温める)や、調理不可の包装(冷凍食品でアルミを使った食材で包装したもの)を加熱するなど、誤った使用方法により火災が発生しています。

電子レンジ火災の件数

火災の事例と特徴

◇火災の事例

マンションの居室内で、居住者の女性が生のさつま芋を温めようと、電子レンジで10分加熱した。更に温めるため、5分加熱し、その場を離れたところ、異音が聞こえたため、戻ってみると、さつま芋が燃え電子レンジから煙が出ているのを発見した。

火災の事例と特徴

◇電子レンジ火災の特徴

電子レンジの庫内で発生した火災の約5割が食品の過熱によるものです。
調理不可の包装を誤って加熱したことで火花が発生し、火災に至っています。

東京消防庁消防技術安全所による電子レンジ火災の再現実験結果

東京消防庁では平成28年度、電気火災の抑制方策に関する検討部会を設置し、電子レンジの火災実験を行いました。この実験でさつま芋や中華まんなどは、電子レンジで長時間加熱すると爆発的に燃焼する危険性があることが分かりました。この現象について、平成29年度、東京消防庁消防技術安全所で再現実験を行いました。

食品の種類 質量 出火までの時間
さつま芋(焼き芋) 120g 6分26秒
さつま芋(生) 170g 11分30秒
中華まん(肉まん) 90g 5分34秒
中華まん(あんまん) 110g 7分37秒

電子レンジ(出力700W)で長時間加熱により
爆発的に燃焼した主な食品一覧

その結果、さつま芋や中華まんなどは電子レンジで5分~12分間、加熱すると、爆発的に燃焼することが確認できました。さつま芋や中華まんなどに限らず、食品を長時間加熱すると水分が蒸発し、炭化が進行して可燃性ガスが発生します。この可燃性ガスが庫内に充満したときに、食品の炭化した部分が帯電してスパークを起こし、可燃性ガスに引火して、爆発的に燃焼すると推定されます。

実験ではこの他に、長時間加熱により爆発的な燃焼をする食材が確認できましたが加熱時間が数十分となり、通常の調理では起こり難いものでした。特に電子レンジで調理する機会が多い中華まんや、さつま芋の加熱時間には十分に注意が必要と言えます。

電子レンジを安全に使用するためのポイント

電子レンジを安全に使用するために「電子レンジ火災を防ぐ普段の心得」を必ず守りましょう。

電子レンジ火災を防ぐ普段の心得

火災になった場合の対応

万が一火災になった場合は、「電子レンジ火災時の対応」をしてください。あわてて扉を開け、燃えている物を取り出そうとして、着ている服に着火し、死亡した事例があります。

電子レンジ火災時の対応

おわりに

まずは「電子レンジ火災を防ぐ普段の心得」を守り、火災を未然に防ぎましょう。万が一火災になった場合は、あわてずに「電子レンジ火災時の対応」により、被害を抑えてください。

電子レンジ火災の実験映像や電子レンジの安全な使用方法等をまとめたリーフレットをご覧になりたい方は、下をクリックしてください。

また、電子レンジの安全な使用に関する情報は以下でもご覧になれます。

電子レンジ火災の実験映像(1分06秒)

電子レンジ火災の事例にある肉まんと、アルミ蒸着包装がされたままの冷凍食品を用いて実験を行いました。

なお、この実験で使用した電子レンジ及び食品は、実際の火災とは関係ありません。

電気ストーブ火災のリーフレット(春版)

電子レンジ火災のリーフレット(PDF)