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歩きスマホ等に係る事故に注意!

1 年別救急搬送人員

東京消防庁管内※1では平成24年から平成28年※2までの過去5年間で“歩きながら”“自転車に乗りながら”などの歩きスマホ等に係る事故により、少なくとも193人が救急搬送されました。平成28年は50人が救急搬送されており、過去5年間で最も多くなっています(図1)。

図1 年別の救急搬送人員

図1 年別の救急搬送人員

スマホ事故画像
  1. ※1 東京都のうち稲城市、島しょ地区を除く地域  
  2. ※2 平成28年の救急搬送人員については暫定値

2 年齢区分別救急搬送人員

年齢区分別の救急搬送人員では、40歳代が40人と最も多く、20歳代から40歳代の搬送が多くなっています(図2)。

図2 年齢区分別の救急搬送人員

図2 年齢区分別の救急搬送人員

3 事故種別ごとの救急搬送人員

事故種別ごとの救急搬送人員では、“人”“モノ”“自転車”“オートバイ”などに「ぶつかる」事故が88人と最も多く、全体の約45.6%を占めています。次いで「ころぶ」が54人、「落ちる」が45人となっています。その他では、階段や段差で足を捻る事故により救急搬送されています(図3)。

図3 事故種別ごとの救急搬送人員

4 初診時程度別救急搬送人員

初診時程度別に見ると、全体の約8割が軽症でしたが、43人が入院の必要があるとされる中等症以上と診断されています(図4)。

図4 救急搬送時の初診時程度

図4 救急搬送時の初診時程度

5 場所別の救急搬送人員

場所別の救急搬送人員では、「道路・交通施設」が154人と最も多く全体の約8割を占めており(図5)、その中でも“駅”での事故により42人が救急搬送されています。

42人の内訳を見ると、“階段”で転倒、転落する事故が最も多く発生していますが、重大事故につながる恐れのある“ホームから転落”する事故も多く発生しています(図6)。

図5 場所別の救急搬送人員 図6 駅での事故による救急搬送人員の内訳

6 発生時動作別の救急搬送人員

発生時動作別の救急搬送人員では、“操作しながら”が78人と最も多く全体の約40%を占めており、次いで“画面を見ながら”が53人、“通話しながら”が19人となっています(図7)。

また、その内訳をみると、歩行中に“操作しながら”“画面を見ながら”が多く、自転車で走行中に“操作しながら”も16人と多くなっています(表1)。

図7 発生時の動作別の救急搬送人員)

図7 発生時の動作別の救急搬送人員

表1 発生時の動作別の救急搬送人員の内訳

表1 発生時の動作別の救急搬送人員の内訳

7 事故事例

ぶつかった事例

携帯電話を使用しながら歩行中、柱にぶつかり右目を受傷した。

【平成28年2月 34歳 男性 中等症】


携帯電話を注視しながら歩行中、道路標識にぶつかり前額部を受傷した。

【平成28年5月 20歳 男性 軽症】

ころんだ事例

スマートフォンを操作しながら歩行中、歩道に張られたチェーンに気づかず足をとられ転倒し右ひざを骨折した。

【平成28年9月 68歳 男性 中等症】


飲酒後、帰宅途中に携帯電話の画面を見ながら歩道を歩いていたところ、路面の窪みに足を取られ転倒し顔面を受傷した。

【平成28年7月 38歳 男性 軽症】

落ちた事例

歩きながらスマートフォンを操作していたところ、下り階段に気が付かず踏み外し、5段ほど下に転倒し足部を受傷した。

【平成28年4月 22歳 女性 軽症】

落ちた事例


駅ホームから転落した事例

通学先からの帰宅途中、駅ホーム上においてスマートフォンを見ながら歩行中、誤ってホーム上から線路に転落し腰部を受傷した。

【平成28年4月 19歳 女性 中等症】

駅ホームから転落した事例1

飲酒後、スマートフォンを使用しながらホームを歩行中、誤って軌道敷に転落し、左半身を受傷した。

【平成28年1月 41歳 男性 軽症】

駅ホームから転落した事例2

自転車で走行中に受傷した事例

携帯電話を操作しながら自転車で走行中、前方停車中の乗用車に追突し受傷した。

【平成28年9月 21歳 男性 重症】


交差点にてスマートフォンを使用しながら自転車を運転中に他の自転車と接触し転倒、頭部を受傷した。

【平成28年10月 46歳 女性 軽症】


自転車を運転しながらスマートフォンのアプリで遊んでいたところ、転倒して顔面を受傷した。

【平成28年7月 48歳 男性 軽症】

自転車で走行中に受傷した事例

相手が操作していた事例

歩道を歩行中に前からスマートフォンを操作しながら歩いてきた歩行者とぶつかって転倒し、尻もちをつき受傷した。

【平成28年11月 80歳 女性 軽症】

事故を防ぐために
  • 歩行中に携帯電話やスマートフォン等を操作したり、画面を見ることは、周りが見えなくなり大変危険です。立ち止まって安全な場所で行いましょう。また、自転車を運転中の携帯電話の使用は禁止されています。自分自身がけがをするだけでなく、周囲の人にけがを負わせることもあります。
  • 携帯電話やスマートフォン等を使用しながら歩いている人や、自転車に乗っている人と接触し受傷する事故も多く発生しています。駅などの人混みや、夜道などの見通しが悪い場所では特に気をつけましょう。
東京都道路交通規則第8条

「自転車を運転するときは、携帯電話用装置を手で保持して通話し、又は画像表示用装置に表示された画像を注視しないこと。」
【罰則】5万円以下の罰金

※ 東京都道路交通規則が一部改正され平成21年7月1日に施行されました。