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エスカレーターで起きる乳幼児のはさまれ事故に注意!

東京消防庁管内1)では、平成23年から平成27年2)までの5年間にエスカレーターで起きた、はさまれ事故により48人の乳幼児(0〜5歳)が救急搬送されています。


こんなはさまれ事故が起きています。

【ステップと側面のスカートガードの間に指がはさまれた事例】

母親と手をつなぎ、駅の上りエスカレーターに乗っていたところ、持っていたゴミを落としてしまい、拾おうとした際、エスカレーターのステップと側面のスカートガードの間に、左手の指をはさまれたもの。(平成25年2月 3歳女児 重症)


【ステップと側面のスカートガードの間にサンダルがはさまれた事例】

店舗の上りエスカレーターにおいて、階下側に振り向いた際、ステップと側面のスカートガードの間に、右サンダルと右つま先部分を挟まれたもの。(平成22年7月 5歳女児 軽症)

【手すりの引き込み口(下部インレットガード)に手がはさまれた事例】

母親に続いて、2階から下りエスカレーターに乗った男児はエスカレーターを降りる際、手すりから右手を離さなかったため、手すり引き込み口に右手が巻き込まれたもの。(平成27年5月 3歳男児 軽症)

【手すりと床の間に頭部が巻き込まれた事例】

エスカレーター降り口付近で床に落としてしまったイヤホンを拾おうとしたところ、手すりと床の間に頭部が挟まってしまったもの。(平成27年3月 1歳男児 軽症)

  1. 1) 東京都内の稲城市、島しょ部を除く地域です。
  2. 2) 平成27年の数値は暫定値
事故防止のポイント
  • ビニール樹脂製のサンダルやゴム製の長靴などは、摩擦によりエスカレーターのスカートガード(側面)とステップとの隙間に巻き込まれやすいことから、保護者は子どもを必ず黄色い線の内側に立たせるように注意を払う。
  • エスカレーター周辺で遊んでいて、手すりの引き込み口(インレットガード)に指を挟まれる事故も多く発生していることから、保護者はエスカレーターのある場所では、小さな子どもから目を離さないようにするとともに、エスカレーター周辺では遊ばないように教え、その危険性を十分に理解させる。
エスカレーター利用時の注意事項
  • 移動手すりには必ずつかまる。
  • 必ず黄色い線の内側に立つ。
  • 歩いたり走ったりしない。
  • 顔や手を乗り出したりしない。
  • エスカレーターの側面には、絶対によりかからない。
  • 衣類のすそや靴ひもに注意する。

【(社)日本エレベータ協会ホームページより抜粋】

1 年別救急搬送人員

平成27年は、4人の乳幼児が救急搬送されており、過去5年間で最も少なく、平成26年と比較すると9人の減少となっています(図1)。

図1 年別救急搬送人員

図1 年別救急搬送人員

2 月別救急搬送人員

月別救急搬送人員をみると、全体として6月から9月が多く、その中でも7月と8月が7人で最も多くなっています(図2)。

図2 月別救急搬送人員

図2 月別救急搬送人員

3 年齢別救急搬送人員

年齢別救急搬送人員をみると、3歳が14人で、最も多くなっています(図3)。

図3 年齢別救急搬送人員

図3 年齢別救急搬送人員

4 初診時程度別の救急搬送人員

初診時程度では、約8割が軽症と診断されていますが、入院が必要とされる中等症以上と診断された人も10人いました(図4)。

図4 初診時程度別救急搬送人員

図4 初診時程度別救急搬送人員

【凡例】    
重症 生命の危機が強いと認められたもの
中等症 生命の危機はないが、入院を要するもの
軽症 入院を要しないもの

5 発生場所別の救急搬送人員

発生場所では、スーパーやショッピングモールなどの「店舗・遊技施設等」が全体の77.1%と最も多く、次いで駅などの「道路・交通施設」が18.8%となっています(図5)。

図5 発生場所別の救急搬送人員

図5 発生場所別の救急搬送人員

6 はさまれた位置

はさまれた位置をみると、「手すりの引き込み口(インレットガード)」が、13人と最も多く、次いで、「ステップと側面のスカートガードの間」、「最上部・最下部のくし部分」となっています(図6)。また、年齢別では、2歳の「手すりの引き込み口(インレットガード)」が多くなっています(表1)。

図6 はさまれた位置

図6 はさまれた位置

単位:人

表1 年齢別のはさまれた位置

  1歳 2歳 3歳 4歳 5歳
手すりの引き込み口(インレットガード) 13
ステップと側面のスカートガードの間
最上部・最下部のくし部分
手すり(はさまれた位置が特定できないもの)
手すりと付近の柱や柵等
ステップの隙間
不明 10
10 10 14 48

7 はさまれた部位

はさまれた部位をみると、「手指」が全体の68.6%と最も多く、次いで「足部」が18.8%となっています。(図7)。また、年齢別にみると、1〜3歳は「手指」が、4歳は「足部」が多くなっています(表2)。

図7 はさまれた部位

図7 はさまれた部位

単位:人

表2 年齢別のはさまれた部位

  手指 足部 頭部 衣服 胸部
0歳
1歳 10
2歳 10
3歳 12 14
4歳
5歳
33 48

8 長靴やサンダルのはさまれによる救急搬送人員

長靴やサンダルのはさまれにより平成23年から平成27年までの5年間に7人が救急搬送されています。平成27年は0人でしたが、平成26年は4人が救急搬送されています。(図8)。また年齢別にみると、4歳が多くなっています(表3)。

図8 長靴やサンダルのはさまれによる救急搬送人員

図8 長靴やサンダルのはさまれによる救急搬送人員

単位:人

表3 年齢別の長靴やサンダルのはさまれによる救急搬送人員

  長靴 サンダル
1歳
3歳
4歳
5歳