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電車のドア、戸袋への挟まれ事故に注意!

東京消防庁管内では※1、平成24年から平成28年※2までの5年間に、電車のドア、戸袋に体の一部が挟まれる事故で372人が救急搬送されています。指や腕の骨折などに至る場合もあり、注意が必要です。

  1. ※1 東京都のうち稲城市、島しょ地区を除く地域
  2. ※2 平成28年については暫定値
事故防止のために

◆ 子供が電車の戸袋に挟まれないために

電車のドアが開く際に、子供の手や腕、足などがドアに触れることがないように十分注意しましょう。


保護者が抱っこしている時に、子供の手や足が戸袋に引き込まれる事故も発生しています。骨折などの大きなケガにつながる場合もあります。


◆ ドアとドアの間への挟まれ事故

ラッシュ時など混雑する時間帯に事故が多く発生しています。発車間際の駆け込み乗車や降車はしないようにし、時間に余裕を持った行動を心がけましょう。

1 年別救急搬送人員

年別の救急搬送人員は、図1のとおりです。

図1 年別救急搬送人員

図1 年別救急搬送人員

2 年齢区分別搬送人員

年齢区分別にみると、0歳から5歳までの乳幼児が最も多く搬送されています。乳幼児は、「戸袋」への挟まれが圧倒的に多くなっています(図2)。

図2 年齢区分別救急搬送人員

図2 年齢区分別救急搬送人員

3 5歳以下の救急搬送人員

5歳以下の内訳を見ると2歳児が最も多く、次いで1歳児、3歳児の順で多く搬送されています(図3)。

図3 5歳以下の救急搬送人員

図3 5歳以下の救急搬送人員

4 挟まれた部分

挟まれた部分は、「戸袋」が68.5%、「ドア」が31.5%となっています(図4)。

図4 挟まれた箇所別の救急搬送人員

図4 挟まれた箇所別の救急搬送人員

5 月別救急搬送人員

月別では、7月が最も多く、続いて8月、5月、6月の順で多く発生しています(図5)。

図5 月別救急搬送人員

図5 月別救急搬送人員

6 時間帯及び曜日別の救急搬送人員

時間帯で見ると8時から11時、16時から19時が多くなっています。また、土日については12時から15時の日中でも多く救急搬送されています(図6)。

図6 時間帯別救急搬送人員

図6 時間帯別救急搬送人員

7 初診時程度別救急搬送人員

病院搬送時の初診時程度別では、8.9%が入院を要する中等症と診断されています(図7)。

図7 初診時程度別救急搬送人員

図7 初診時程度別救急搬送人員

軽症 入院を要しないもの
中等症 生命の危険はないが、入院を要するもの

8 負傷した体の部位

電車のドアや戸袋への挟まれは、手指や腕・肩を受傷する場合が多く、全体の86.3%を占めています。そのほか、足、頭などの挟まれも発生しています(図8)。


図8 負傷した体の部位

図8 負傷した体の部位

9 事故事例

戸袋

【事例1】

扉に左手を添えていたところ、開いたドアの戸袋に左手を挟まれ受傷した。(3歳 男児 軽症)

【事例2】

母親が娘を抱きながら電車から降りようとした際に、娘の左手が開いたドアの戸袋に挟まって受傷した。(2歳 女児 中等症)

【事例3】

乗車しようとした際に、手を戸袋へ挟んでしまい、指を切断した。(61歳 男性 中等症)

ドア

【事例4】

満員電車でドアの上部のレールに親指をかけたところ、ドアが閉まり指を受傷した。(18歳 男性 中等症)

【事例5】

乗り遅れそうになり、駆け込んで乗車した際に、左足がドアに挟まれ受傷した。(18歳 女性 軽症)