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ドライアイスによる破裂事故に注意!

食品等を冷やすために使われるドライアイスをペットボトルや瓶等に入れて密閉することによる破裂事故が発生しています。


【事故防止のために】

ドライアイスをペットボトルや瓶等に入れて遊ばない。
ペットボトルや瓶等にドライアイスを入れ密閉することにより、容器が破裂し、容器の破片が、身体に刺さるなどしてけがをすることがあります。
挿絵

1 年別発生状況

東京消防庁管内※1において、平成25年から平成29年※2の間に15件の事故が発生し、18人が救急搬送されています。毎年のように事故が発生しており、平成29年は、5件の事故が発生し、6人が救急搬送されています(図1)。

図1 年別発生状況

図1 年別発生状況



※1 東京都のうち、稲城市と島しょ地区を除く地域

※2 平成29年の数値は暫定値です。

2 月別発生状況

月別の発生状況をみると4月、6月、9月が3件と最も多く発生しています(図2)。

図2 月別発生状況

図2 月別発生状況


3 発生場所別発生件数

「住宅等居住場所」での発生が53.3%と最も多くなっています。その他にも「公園」や「学校」等でも発生しています(図3)。

図3 発生場所別発生件数

図3 発生場所別発生件数


4 年齢別救急搬送人員と初診時程度

年齢別に見ると、小学生から中学生の年代が多いことがわかります。また、多くが軽症と診断されていますが、入院が必要とされる中等症も2人います(表1)。

表1 年齢層別救急搬送人員と初診時程度

年齢層軽症中等症合計
5歳1人1人
6歳1人1人
7歳3人3人
10歳2人2人
12歳1人1人
13歳3人3人
14歳2人2人
32歳1人1人
41歳1人1人
42歳1人1人
58歳1人1人
66歳1人1人
合計16人2人18人

5 事故発生要因

事故の発生要因では、約8割にあたる12件がペットボトルにドライアイスを入れたことにより、容器が破裂して受傷したものです。その他、ドライアイスを瓶に入れたことによる破裂が3件発生しています(図4)。

図4 発生要因別発生件数

図4 発生要因別発生件数


6 事故事例

  • ○  ペットボトルにドライアイスと少量の水を入れて遊んでいたところ、ペットボトルが破裂し左手の親指を切った。
    【平成29年6月 13歳男児 軽症】
  • ○  孫がドライアイスをペットボトルに入れて振って遊んでいたため、危険だと思い取り上げた際に、急にペットボトルが破裂し両掌を受傷した。
    【平成29年9月 58歳女性 軽症】
  • ○  水を入れたラムネの空き瓶にドライアイスを入れたところ、ラムネの瓶が破裂して破片が当たり受傷した。
    【平成27年5月 66歳男性、5歳女児 いずれも軽症】
  • ○  父親と息子の二人で入浴中、ドライアイスを洗面器に入れ遊んでいた。小さくなったドライアイスをラムネの瓶に入れた後、瓶が破裂し受傷した。
    【平成26年11月 42歳男性、7歳男児 いずれも中等症】

7 ドライアイスにはこんな危険があります。

ペットボトルや瓶等に密閉すると破裂する危険!!
⇒ 気体に変わると約750倍に体積が増えます。
乳幼児の興味を引き、口に入れてしまう危険!!
⇒ 常温環境下では、固体から直接気体となり白い煙が発生します。
直接触れるとやけど(凍傷)の危険!!
⇒ ドライアイスの温度は、マイナス78.5℃と非常に低温です。
濃度によっては身体に影響を及ぼす危険!!
⇒ ドライアイスは、二酸化炭素でできているため、二酸化炭素の濃度によっては身体に影響を及ぼす恐れがあります。

8 ドライアイスがペットボトル内で破裂した時の衝撃

実験内容

重さ約40グラムのドライアイスを内容量500mlのペットボトルに150mlの水を入れ、キャップを閉め破裂するかどうか実験しました。

(平成22年東京消防庁消防技術安全所実施)

ドライアイス

【破裂したペットボトル】

破裂したペットボトル

キャップ部分も破壊されました。

【真後ろに置いたマネキン】

真後ろに置いたマネキン

発砲スチロールでできたマネキンの首に破片が刺さり、右胸部分がえぐられました。

【飛散防止のアクリル板】

飛散防止のアクリル板

ペットボトルが破裂した際の衝撃で厚さ約5mmの飛散防止用に設けたアクリル板に穴が開きました。



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