このページの本文へ移動
東京消防庁 >安心・安全 >日常生活における事故情報 >ドライアイスによる破裂事故に注意!

ドライアイスによる破裂事故に注意!

食品等を冷やすために使われるドライアイスをペットボトルや瓶等に入れて密閉することによる破裂事故が発生しています。


【事故防止のために】

ドライアイスをペットボトルや瓶等に入れて遊ばない。
ペットボトルや瓶等にドライアイスを入れ密閉することにより、容器が破裂し、容器の破片が、身体に刺さるなどしてけがをすることがあります。
挿絵

1 年別発生状況

東京消防庁管内※1において、平成24年から平成28年※2の間に12件の事故が発生し、14人が救急搬送されています。毎年のように事故が発生しており、平成28年は、3件の事故が発生し、3人が救急搬送されています(図1)。

図1 年別発生状況

図1 年別発生状況



※1 東京都のうち、稲城市と島しょ地区を除く地域

※2 平成28年の数値は暫定値です。

2 月別発生状況

月別の発生状況をみると7月が3件と最も多く発生しています(図2)。

図2 月別発生状況

図2 月別発生状況


3 発生場所別発生件数

「住宅等居住場所」での発生が約6割と最も多くなっています。その他にも「公園」や「学校」等でも発生しています(図3)。

図3 発生場所別発生件数

図3 発生場所別発生件数


4 年齢別救急搬送人員と初診時程度

年齢別に見ると、小学生から中学生の年代が多いことがわかります(表1)。

表1 年齢層別救急搬送人員と初診時程度

年齢層軽症中等症合計
5歳1人1人
6歳1人1人
7歳2人2人
9歳1人1人
10歳2人2人
13歳2人2人
14歳1人1人
16歳1人1人
16歳1人1人
41歳1人1人
42歳1人1人
66歳1人1人
合計12人2人14人

5 事故発生要因

事故の発生要因では、約8割にあたる10件がペットボトルにドライアイスを入れたことにより、容器が破裂して受傷したものですが、その他にビンでも2件発生しています(図4)。

図4 発生要因別発生件数

図4 発生要因別発生件数


6 事故事例

  • ○  公園内で炭酸飲料水が残っているペットボトルにドライアイスを入れフタをしたため、ペットボトルが破裂し受傷したもの。
    【平成28年7月 10歳男児 軽症】
  • ○  兄弟でペットボトルにドライアイスを入れて遊んでいたところ、ペットボトルが破裂し受傷したもの。
    【平成28年6月 13歳男性 軽症】
  • ○  水を入れたラムネの空き瓶にドライアイスを入れたところ、ラムネの瓶が破裂して破片が当たり受傷したもの。
    【平成27年5月 66歳男性、5歳女児 いずれも軽症】
  • ○  父親と息子の二人で入浴中、ドライアイスを洗面器に入れ遊んでいた。小さくなったドライアイスをラムネの瓶に入れた後、瓶が破裂し受傷したもの。
    【平成26年11月 42歳男性、7歳男児 いずれも中等症】
  • ○  公園で友人と、ペットボトルにドライアイスと水を入れ、それを砂の中に埋め破裂させて遊んでいた。ペッドボトルが破裂しないので、砂を掘り起こしていたところ、破裂し顔と手を受傷したもの。
    【平成24年7月 16歳男性 軽症】

7 ドライアイスにはこんな危険があります。

ペットボトルや瓶等に密閉すると破裂する危険!!
⇒ 気体に変わると約750倍に体積が増えます。
乳幼児の興味を引き、口に入れてしまう危険!!
⇒ 常温環境下では、固体から直接気体となり白い煙が発生します。
直接触れるとやけど(凍傷)の危険!!
⇒ ドライアイスの温度は、マイナス78.5℃と非常に低温です。
濃度によっては身体に影響を及ぼす危険!!
⇒ ドライアイスは、二酸化炭素でできているため、二酸化炭素の濃度によっては身体に影響を及ぼす恐れがあります。

8 ドライアイスがペットボトル内で破裂した時の衝撃

実験内容

重さ約40グラムのドライアイスを内容量500mlのペットボトルに150mlの水を入れ、キャップを閉め破裂するかどうか実験しました。

(平成22年東京消防庁消防技術安全所実施)

ドライアイス

【破裂したペットボトル】

破裂したペットボトル

キャップ部分も破壊されました。

【真後ろに置いたマネキン】

真後ろに置いたマネキン

発砲スチロールでできたマネキンの首に破片が刺さり、右胸部分がえぐられました。

【飛散防止のアクリル板】

飛散防止のアクリル板

ペットボトルが破裂した際の衝撃で厚さ約5mmの飛散防止用に設けたアクリル板に穴が開きました。



   目次に戻る