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平成18年から平成23年 1)の5年間の1月から4月と12月に、東京消防庁管内 2)では、積雪や凍結路面に係る救急事故で658人が救急搬送されています。
月別では、月の平均気温が最も低くなる1月と2月に多く発生(620人、94.2%)しています(図1)。
早朝から正午までの時間帯にかけて多く発生(361人、54.8%)しています(図2)。
年齢層別に見ると、50歳代から70歳代にかけて多く発生(419人、63.6%)しています。また、10歳代と80歳代では、約4割が中等症以上となっています(図3)。
積雪や凍結路面に起因する事故では、路上において滑って転倒し610人が救急搬送されており全体の約9割を占めています。
また階段や高所からの転落による救急搬送人員は38人と全体の約6%と少ないですが、初診時程度別にみると、階段での転落では40%、高所からの転落では75%が中等症以上と診断されているため、特に注意が必要といえます(図4・5)。
図4:受傷形態別割合 |
図5:受傷形態別初診時程度別割合 |
場所別に見ると、路上が最も多く521人が救急搬送されており、次に階段が30人となっています。
また、場所が、スロープ、屋根・屋上、山林・山道、ベランダなどの高所や傾斜地の場合は、中等症以上となる割合が高くなっています(図6)。
事故発生時の行動をみると、歩行中に最も多く発生しており、次に雪かきなどの除雪作業中、自転車走行中と続いています。
積雪や凍結路面に起因した事故では、ほとんどの行動の約3割から5割が中等症以上となっています(図7)。
積雪や凍結路面に起因した事故では、約7割が軽症となっていますが、約3人にひとりの割合で中等症以上の診断を受けています(図8)。
図8:初診時程度別割合
過去5年間で月平均気温の最も低い平成18年の1月について、日ごとの最低気温・降雪と救急搬送人員との関係を分析してみました。
平成18年1月は、21日に降雪があり、その雪が21から24日にかけて残りました。21日の最低気温0度、22日の最低気温1.5度でしたが、残雪が6cm、23日は最低気温マイナス1.1度、24日は最低気温マイナス0.7度と冷え込んだため路面等が凍結して救急搬送人員が増加したと推測されます(図9)。
※過去5年間の月平均気温及び日ごとの最低気温については、気象庁の観測データを参照した。(観測地点:東京)
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平成18年1月、44歳女性が自転車で走行していたところ、雪で滑り転倒し頭部を受傷したもの。(重症)世田谷区 |
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平成18年1月、19歳女性が屋外階段を使用し大型スピーカーを運んでいたところ、階段に凍結した箇所があったため足を滑らせ転倒し、左肩を脱臼したもの。(中等症)八王子市 |
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平成20年2月、34歳男性が脚立に乗り店舗のひさしに積もった雪を降ろそうとしたところ、雪で脚立が滑ったためにバランスを崩し、約1.5mの高さから転落し受傷したもの。(中等症)板橋区 |
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平成20年2月、63歳男性が凍結した歩道で足を滑らせ、後方に倒れた際、後頭部を打撲し意識を消失したもの。(中等症)墨田区 |
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平成21年2月、55歳女性が自宅2階のベランダへ出た際、ベランダに張っていた氷により滑って転倒し、左股関節を受傷したもの。(中等症)八王子市 |
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平成23年2月、母親が運転する自転車が路上に残っていた雪でタイヤが滑り転倒した際、幼児用座席に座っていた5歳の女児が路上に投げ出され走行中の乗用車に接触したもの。(重症)渋谷区 |
