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救急搬送データからみる日常生活事故

東京消防庁管内 1)では日常生活を送るなかで年間約11万人がさまざまなけがをしています。そこで東京消防庁では、繰り返し発生し、一向に減ることがない日常生活事故の防止のために、平成18年から平成22年の5年間に日常生活事故 2)により救急搬送された539,136人の事故状況を分析し報告書としてまとめました。

1) 東京都のうち東久留米市、稲城市、島しょ地区を除く地域(東久留米市は平成22年4月1日より東京消防庁管内となった。)
2) 運動競技、自然災害、水難事故、労働災害事故または一般負傷に該当するもの。

1 年別発生状況

日常生活事故で年間約11万人が救急搬送されています。これは約5分に1人が救急搬送されていることになります(図1)。

図1:年別の救急搬送人員
図1:年別の救急搬送人員

2 場所別救急搬送人員

場所別にみると、住宅等居住場所が最も多く267,251人で約50%となっており、次いで道路・交通施設151,056人で28%となっています。最も身近な場所である部屋の中で事故が多く発生しています(図2)。

図2:場所別救急搬送人員
図2:場所別救急搬送人員

3 年齢別救急搬送人員

年齢別にみると、1歳が最も多く救急搬送されています。また60歳以上の年齢でも多く救急搬送されていることがわかります。人口百人当たりの救急搬送人員を見ても1歳と60歳以上が高くなっており、特に70歳を超えたあたりから急激に高くなっています(図3)。

図3:年齢別救急搬送人員および人口百人あたりの救急搬送人員
図3:年齢別救急搬送人員および人口百人あたりの救急搬送人員

4 初診時程度別割合

日常生活中の事故では、軽症と診断された人が約7割と大半を占めていますが、約4人に1人が入院を必要とする中等症以上の診断を受けています(図4)。

図4:初診時程度別割合
図4:初診時程度別割合

5 年齢層別事故種別ごとの構成割合

すべての年齢層において、「ころぶ」と「おちる」が高い割合を占めています。特に60歳くらいからはころぶが60%を超えています(図5)。

また「ころぶ」と「おちる」以外の事故を100%とした場合には、0から4歳では「ものがつまる・ものが入る」と「やけど」が高い割合となっています。5から19歳くらいまでは「ぶつかる」事故がほかの年齢層にくらべて高い割合をしめています。20歳から65歳くらいまででは「切る・刺さる」と「はさまれる」が多いことがわかります。高齢者は「ものがつまる・ものが入る」と「おぼれ」が突出していています(図6)。

図5:年齢層別事故種別構成割合、図6:年齢層別事故種別構成割合(「ころぶ」と「おちる」を除いた事故)

6 日常生活中の事故の全体像

  1. 平成18年から平成22年までの5年間に539,136人が日常生活中の事故により救急搬送されており、約5分に1人の割合で救急搬送されています。
  2. 年別救急搬送人員では、各年約11万人前後を推移しており減少傾向がみられない
  3. 事故発生場所別にみると住宅等居住場所での事故が全体の約半数を占めています。
  4. 日常生活中の事故では5歳以下と60歳以上の年齢層に多く発生しています。
  5. 初診時程度をみると、軽症が約7割となっていますが、4人に1人は入院の必要がある中等症以上と診断されています。
  6. 事故種別ごとにみると、転倒転落・墜落が受傷原因の大半をしめています。
  7. 年齢層ごとに受傷事故の特徴があります
日常生活中の事故を防ぐためには・・・事故を知り対策をたてる!

そこで東京消防庁では、繰り返し発生し、一向に減ることがない日常生活事故の防止のために、539,136人の事故状況を分析し報告書をまとめました。報告書では事故種別ごとに「いつ・どこで・誰が・何で」受傷しているのかや、事故事例や事故防止のポイントをあげています。

救急搬送データからみる日常生活の事故の掲載内容紹介

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例)第2部 ころぶ

例)第2部 ころぶ
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