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平成18年から平成22年の5年間で、東京消防庁管内 1)では、運動中の事故 2)により26,242人が救急搬送されています。
運動中の事故は年間5,000件前後を推移しています(図1)。
5・6・9・10月に2,500人以上が運動中の事故により救急搬送されています(図2)。
13〜19歳が最も多く8,237人で31.3%、次いで20歳代が6,605人で25.1%となっており、両者を合わせると14,842人で56.5%で救急搬送人員の半数以上を占めています。また男女別にみると、男性が20,958人で全体の約8割を占めています(図3)。
事故発生場所の約6割が、運動競技場となっています(図4)。
運動種別ごとの救急搬送人員をみると、サッカー・フットサルが6,055人と最も多く、次いで野球・ソフトボールが4,416人で、両者を合わせると事故全体の約4割を占めています。また中等症以上となる割合が高い運動種別では、スケートボード・ローラースケートが37.8%と最も高く、次いで剣道が34.2%となっています(図5)。
事故発症時動作では、転倒が8,996人、衝突が7,745人となっており両者で全体の約6割を占めています。なお衝突では約6割が人対人の衝突となっています(図6)。
受傷分類では、打撲等が最も多く7,782人で全体の約3割となっています。また運動中における事故での救急搬送者の約8割が軽症ですが、約5人に1人が入院の必要がある中等症以上と診断されています(図7・8)。
河川敷をランニング中につまずいて転倒した際、左肩を地面に打ち付け受傷したもの。
【14歳男性 左鎖骨骨折 中等症】
サッカーの試合中に、ボールを追いかけ走っていた際、相手選手とぶつかり、相手選手の膝が腹部にぶつかり受傷したもの。
【26歳男性 腹部外傷 重症】
小学校のグラウンドで、野球の練習中に飛んできたボールを追いかけていたところ、ジャングルジムにぶつかり喉を受傷したもの。
【10歳男性 気道損傷 重篤】
野球の練習中に打球(硬球)が顔面にあたり受傷したもの。
【16歳男性 顔面外傷 中等症】
急に激しい運動はせず、これから行う運動の動きを考え、ウォーミングアップやストレッチを入念に行いましょう。
運動中にふらついて転倒する人の中には、「もともと体調が悪かった。」と言う人もいます。定期的に実施しているスポーツや運動であっても、疲労時や体調不良時などは、無理に体を動かすことは避けましょう。また高温環境下や日差しが強いときは、こまめに休息時間を設けたり、水分等を補給することを心がけましょう。
運動中に衝突でけがを負う人が多くいます。動かせるものは移動させるか収納し、衝突事故予防を図りましょう。動かすことができないものには、万が一衝突した場合に少しでも衝撃を緩和させるために緩衝材を取り付けるなど、安全に運動ができる環境づくりに努めましょう。
また地面や床面につまずきや滑りの原因となるものは排除しましょう。
バット・ボール・ラケット・ダンベルなど道具を使用するスポーツ・運動は多くあります。プレーをしている人にむやみに近寄らないようにしましょう。また自分が行うときは、周囲の安全を確認してから行うようにしましょう。
スポーツや運動はとても楽しいものですが、熱中しすぎたり、試合が白熱してくると、動きが激しくなり事故につながりやすくなります。無理な動きや危険なプレーは控えましょう。
指導者や保護者等は、普段の練習や競技の前には常に事故防止の注意喚起を行うとともに、不測の事態に備え、応急手当を身につけAED(自動体外式除細動器)を準備しましょう。
| 問合せ先 |
| 防災部防災安全課防災安全係 |