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ドライアイスによる救急事故に注意!

ドライアイスによる救急事故に注意!ドライアイスによる救急事故に注意!夏を目前に控えた時期、食品等を冷やすために使われるドライアイスは、誤った使い方で事故になっているケースも発生しています。

1 年別・月別発生状況(平成18年から平成22年)

図1 年別発生件数(平成18年から平成22年まで)
図1 年別発生件数(平成18年から平成22年まで)
図2 月別発生件数(平成18年から平成22年まで)
図2 月別発生件数(平成18年から平成22年まで)
これからの夏場に注意!
(1)

年平均5件前後で推移している。

(2)

6月から9月の暑い時期に発生している。

2 事故発生要因(平成18年から平成22年)

図3 事故発生要因(平成18年から平成22年まで)
図3 事故発生要因(平成18年から平成22年まで)

3 年代別特徴(平成18年から平成22年)

図4 10歳代以下の要因(平成18年から平成22年まで)
図4 10歳代以下の要因(平成18年から平成22年まで)
図5 20歳代以上の要因(平成18年から平成22年まで)
図5 20歳代以上の要因(平成18年から平成22年まで)
(1)

事故要因は「ペットボトル等に入れ破裂」が16件(約67%)と最も多くなっています。

(2)

10歳代以下では、「ペットボトル等に入れて破裂」が約78%と多数を占める。また、20歳代以上にない「食べた」があります。

4 年齢区分別事故発生要因(平成18年から平成22年)

表1 年齢区分別発生要因と初診時程度(平成18年から平成22年まで)  単位:(人)
  ペットボトル等に入れ破裂 ドライアイス
に接触
ドライアイス
を食べた
発生したガスによる意識障害 総計
軽症 中等症 軽症 軽症 軽症 中等症
5歳以下 2 - 2 1 - - 5
6〜9歳 4 - - 1 - - 5
10歳代 7 1 - - - - 8
20歳代 - - - - - - -
30歳代 1 1 - - - 1 3
40歳代 - - 1 - - - 1
50歳代 - - - - - - -
60歳以上 - - 1 - 1 - 2
総    計 14 2 4 2 1 1 24
<初診時程度>

軽症:軽易で入院の必要がないもの 中等症:生命の危険はないが、入院の必要があるもの

5 主な事故事例

<ドライアイスに接触して受傷したもの>

62歳女性、自宅でドライアイスを入れていた氷枕を冷蔵庫で冷やしていたところ、冷蔵庫内で氷枕が破裂した。誤ってドライアイスを触り受傷したもの。

(平成19年8月、品川区、診断名不明、軽症)
<ドライアイスを食べた>

6歳男児、自宅の居室内においてあったドライアイスを口入れたもの。

(平成20年1月、練馬区、異物誤飲、軽症)
<発生したガスによる意識障害>

60歳男性、会社の倉庫でドライアイスの仕分け作業中、ぼんやり感と呼吸困難感が発生したもの。

(平成22年4月、江戸川区、急性二酸化炭素中毒、軽症)

6 ドライアイスの特性

常温環境では、直接固体から気体へ 興味を引きやすい 二酸化炭素でできている。通気や喚起をしていない密閉空間では危険! 中毒症状の危険
気体に変わるとき、体積が約750倍 体積が急増 温度は、約マイナス79度 直接触れると凍傷

7 事故防止のために

節電を意識する夏、様々な工夫をするかと思いますが、これまでの事例にあるような、ドライアイスによる事故を防ぐため、以下のことに注意しましょう。

↓
1 破裂した破片等が身体に刺さるなどして大けがをする可能性もあります。
絶対にドライアイスで遊ばないこと。
2 煙などが出て、子供の興味を引きやすい。
必要以上に冷凍庫等に保管しない!
3 気体に変わるとき、体積が約750倍となる。
ペットボトルや瓶などに入れて密封すると破裂します!
4 二酸化炭素も発生濃度によっては中毒を起こします。
十分な通気や喚起を!
5 身体に直接触れない。凍傷を起こします!
扱うときは必ず手袋などの保護用品を使う!

8 検証実験結果<ドライアイスがペットボトル内で破裂した時の衝撃>

実験内容
重さ約40グラムのドライアイス(左写真)を内容量500mlのペットボトルに150mlの水を入れ、キャップを閉め破裂するかどうか実験した。
実験内容
(平成22年実施)
○破裂したペットボトル
破裂したペットボトル
キャップ部分も破壊された。


○真後ろに置いたマネキン
真後ろに置いたマネキン
発砲スチロールでできたマネキンの首に破片が刺さり、右胸部分がえぐられた。
○飛散防止のアクリル板
飛散防止のアクリル板
ペットボトルが破裂した際の衝撃で厚さ約5mmの飛散防止用に設けたアクリル板に穴が開いた。

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