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乳幼児の歯みがき中の事故にご注意!

東京消防庁管内では、平成18年から平成22年までの5年間(平成22年は速報値)に、5歳以下の乳幼児が歯みがき中に歯ブラシで受傷した事故により、217人が救急搬送されています。

毎年6月4日の虫歯予防の日を前に、乳幼児の歯みがき中における事故の実態をお知らせし、注意喚起を行っています。

1 年別救急搬送人員

歯みがき中の事故による救急搬送人員は、年間平均43件発生しています(図1)。

図1 歯みがき中の事故による救急搬送人員 (単位:人)
図1 歯みがき中の事故による救急搬送人員 (単位:人)
※ 上記統計数値は、過去5年間の救急活動記録票のデータから、歯みがき中に受傷したものをまとめた。以下同様。

2 年齢別・受傷要因別事故発生状況

(1) 年齢別事故発生状況

年齢別では1歳児が最も多く107人(49.3%)次いで2歳児が54人(24.8%)となっており、両者を合わせると、161人(74.1%)となり、事故の大半を占めています(図2)。

図2 年齢別救急搬送人員(単位:人)
図2 年齢別救急搬送人員(単位:人)
(2) 受傷要因別事故発生状況

受傷要因別では、「歯みがき中に歩くなどして転倒」が130人と全体の半数以上を占めています(表1)。このことから、歯みがき中には『歩かない!走らない!』に注意すれば多くの歯みがき中の事故を未然に防止することができます。

表1 受傷要因別事故発生状況(単位:人)
  歯みがき中
に歩くなどし
て転倒
歯みがき中
に人や物に
ぶつかる
歯みがき中
に踏み台等
から転落
その他 不明 総計
0歳 5 1 3 1 10
1歳 72 9 5 12 9 107
2歳 30 3 4 14 3 54
3歳 16 2 2 6 1 27
4歳 5 4 1 2 12
5歳 2 4 1 7
総計 130 23 11 37 16 217

3 年齢別初診時程度別救急搬送人員

歯みがき中に発生した事故の多くは、初診時程度が軽症ですが、歯ブラシを口に入れたまま転倒し、生命の危険があると認められる重症と診断されるケースも発生しています(表2・図4)。

歯みがき中に歩くなどによる転倒、また、歯みがき中に人や物にぶつかる、歯みがき中に踏み台等から転落するなどにより受傷した際に、病院にいったほうがいいか、又は救急車を呼んだほうがいいか判断に迷うようであれば、救急相談センター(#7119)へ相談して下さい。

上記以外でも、緊急に病院に行く必要があると思ったときは、迷わず119番通報を!!

表2 受傷要因別初診時程度別救急搬送人員(単位:人)
  歯みがき中
に歩くなどし
て転倒
歯みがき中
に人や物に
ぶつかる
歯みがき中
に踏み台等
から転落
その他 不明 総計
軽症 120 21 10 35 12 198
中等症 9 2 1 2 4 18
重症 1 1
総計 130 23 11 37 16 217
※ 初診時程度とは救急隊によって医療機関に搬送された際、初診の医師が以下の基準によって示した重症度分類のことです。
重症: 生命の危険があるもの
中等症: 生命の危険はないが、入院の必要があるもの
軽症: 軽易で入院の必要がないもの
図3 年齢別初診時程度別救急搬送人員(単位:人)
図3 年齢別初診時程度別救急搬送人員(単位:人)

4 歯みがき中における、主な救急事故事例

(1)

平成18年8月、歯ブラシの練習をしているときに寝返りをしたところ、歯ブラシが喉の奥にあたり受傷した。(1歳 男児 軽症)

(2)

平成19年1月、歯ブラシで口の中を切ったもの。出血が見られたため、救急要請した。(3歳 男児 軽症)

(3)

平成21年1月、椅子の上で歯ブラシをくわえていて転落し、頬部に歯ブラシが刺さったため救急要請した。(2歳 男児 中等症)

(4)

平成22年6月、座って歯ブラシをくわえていたところ、前のめりに倒れ、喉からの出血が止まらないもの。(1歳 男児 中等症)

(5)

平成20年8月、歩きながら歯磨きをしていて転倒し、左上奥の歯茎に歯ブラシが刺さったもの。(2歳 女児 重症)

5 歯みがき中の事故防止ポイント!

歯ブラシが口腔内に刺さり、中等症以上となる事故も多数発生していることから、保護者等は乳幼児の歯ブラシの使用に際して、十分な注意が必要と考えられます。これまでのデータから以下のことに注意しましょう。

(1)

歯ブラシを口に入れたまま、歩いたり走ったりさせず、歯みがきに集中させる!

(2)

不安定な場所で歯みがきをしていて、転落したケースもあることから、椅子や踏み台等に乗った状態で歯みがきをさせない!

(3)

歯みがき中に人や物と接触し、受傷するケースも多くあるため、歯みがき中は周囲にも注意を払う!


東京消防庁救急相談センター #7119 つながらない場合は… 23区 03-3212-2323 多摩地区 042-521-2323

急な病気やケガをした場合に、「救急車を呼んだほうがいいのかな?」「今すぐ病院に行った方がいいのかな?」など迷った際の相談窓口として、「東京消防庁救急相談センター」を開設しています。


問合せ先
防災部防災安全課防災安全係