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電車のドア、戸袋への挟まれ事故に注意!

電車のドア、戸袋に体の一部が挟まれる事故の発生状況

平成17年4月から平成22年12月までに、東京消防庁管内において、 「電車のドア、戸袋に体の一部が挟まれる」事故で614人が救急搬送 されており、その発生状況については次のとおりです。

1 挟まれた箇所別の発生状況

挟まれた箇所は、「戸袋への引き込まれ」が全体の約65%を占め、次いで駆け込み乗車などで「ドアとドアの間に挟まれる」が約33%、つかまっていた「ドア枠上部の隙間に挟まれる」が約2%となっています。

図1 挟まれた箇所別の発生状況
図1 挟まれた箇所別の発生状況

2 月別の発生状況

月別では、6月から8月の暑い時期に多く発生しています。

図2 月別の発生状況
図2 月別の発生状況

3 時間帯別の発生状況

時間帯別では、朝8時台のラッシュ時に多く発生しています。

図3 時間帯別の発生状況
図3 時間帯別の発生状況

4 挟まれた箇所別の年齢区分別発生状況

挟まれた箇所別に年齢区分を見てみると、戸袋への引き込まれ事故の約45%が0〜5歳までの乳幼児で発生していることがわかります(図4赤枠部分)。

図4 挟まれた箇所別の年齢区分別発生状況
図4 挟まれた箇所別の年齢区分別発生状況

5 挟まれた箇所別の挟まれた体の部位

戸袋は、手や腕を引き込まれるケースが約94%(375人)を占めています。

ドアとドアの間は、手や腕を挟むケースが約60%(124人)と多くを占めていますが、足や頭部なども挟まれています。

ドア上部の隙間は、すべての事案で手を挟まれています。

表1 挟まれた箇所別の挟まれた体の部位
(単位:人)
挟まれた箇所 手・腕 頭部 胸・腹・背中 不明
戸袋 375 7 0 1 0 15 398
ドアとドアの間 124 32 23 4 6 16 205
ドア上部の隙間 11 0 0 0 0 0 11
510 39 23 5 6 31 614

6 負傷者の程度

負傷した人の病院搬送時の怪我の初診時程度を見ると、軽症がほとんどです。なお、今回の事故のように、指が切断された場合でも生命の危険がないと判断されれば、軽症もしくは中等症と診断されますが、傷病名の判明した430人を見ると、「指の切断」、「開放性骨折」、「非開放性骨折」、「開放創」などの大きな怪我も発生していることがわかります。

図5 負傷者の初診時程度
図5 負傷者の初診時程度
表2 挟まれた箇所別の傷病名
(単位:人)
傷病名 戸袋 ドアとドアの間 ドア上部の隙間
打撲・挫傷 262 114 4 380
開放創 12 14 4 30
非開放性骨折 3 9 0 12
脱臼・捻挫 2 2 0 4
開放性骨折 0 2 0 2
切断 2 0 0 2
281 141 8 430

7 挟まれた箇所別の主な事故事例

挟まれた箇所 内容
戸袋 57歳女性が、ホーム上で停車中の電車に乗り込む際に、ドアに触れていたため、右手の親指が戸袋に引き込まれ、切断されたもの。
(平成20年6月渋谷区、57歳女性、軽症)
戸袋 祖母に抱かれた2歳女児が、電車から降りる際、左手がドアに触れていたため、ドアが開いたと同時に戸袋に引き込まれ受傷したもの。
(平成20年1月足立区、2歳女児、軽症)
ドアとドアの間 86歳女性が、電車から降りる際に、閉まりかけたドアに足が挟まれ転倒し、左大腿部を受傷したもの。
(平成17年4月千代田区、86歳女性、軽症)
ドア上部の隙間 26歳女性が、朝9時頃、停車中の電車内にて、混雑の為倒れないように上方のドアレールに手をかけていた時に、ドアが閉まり左手母指を挟まれ受傷したもの。
(平成18年6月台東区、26歳女性、軽症)

8 事故防止のポイント

(1)

戸袋への引き込まれ事故では、「指の切断」「骨折」「開放創」など大きな怪我も発生していることから、ドア開放時は、ドアに触れないようにする。特に、5歳以下の乳幼児は、手や腕を引き込まれ受傷することが多いことから、保護者は、電車のドアの開放時には子供をドアに触れさせないよう注意する。

(2)

ドアとドアの間への挟まれ事故では、ドアの先端に緩衝材としてゴムが施されているが、「骨折」「開放創」などの大きな怪我も発生しているため、発車間際の駆け込み乗車や降車は絶対にしないようにする。特に、朝のラッシュ時など混雑する時間帯では、時間に余裕を持った行動を心がける。

(3)

ドア上部の隙間に挟まれている事例もあることから、混雑時などにバランスをとるなどのため安易にドア上部に手を置かないようにする。


東京消防庁救急相談センター #7119

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問合せ先
防災部防災安全課防災安全係



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