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強風・突風による事故から身を守ろう

1 発生状況(平成18年1月1日から平成22年5月31日まで)

(1) 要因別・年齢層別発生状況(単位:人)

4歳以下では、自転車やベビーカーなどの「乗り物等があおられ転倒等」が22 人と最も多くを占めています。


  4歳
以下
5〜9歳 10〜49歳 50歳代 60歳代 70歳代 80歳代 90歳
以上
歩行中等にバランスを崩す 2 7 27 20 42 121 160 35 414
(54.0%)
飛来物、落下物との接触等 3 3 54 14 10 15 2 1 102
(13.3%)
ドア、扉に挟まれる等 8 11 22 10 10 10 4 4 79
(10.3%)
乗り物等があおられ転倒等 22 8 6 6 7 7 3 - 59
(7.7%)
転倒物の下敷き等 1 6 21 4 6 10 3 - 51
(6.7%)
傘があおられ転倒等 - 1 1 5 3 6 18 1 35
(4.6%)
その他 1 - 14 2 3 5 1 - 26
(3.4%)
合 計 37
(4.8%)
36
(4.7%)
145
(18.9%)
61
(8.0%)
81
(10.6%)
174
(22.7%)
191
(24.9%)
41
(5.4%)
766
(100%)

(2) 初診時程度別発生状況(単位:人)

  軽症 中等症 重症 合 計
歩行中等にバランスを崩す 284 124 6 414
飛来物、落下物との接触等 90 9 102
ドア、扉に挟まれる等 58 21 79
乗物等があおられ転倒等 47 12 59
転倒物の下敷き等 46 5 51
傘があおられ転倒等 29 6 35
その他 16 7 3 26
合 計 570
(74.4%)
184
(24.0%)
12
(1.6%)
766
(100%)
(凡例) 重症 :生命の危険があるもの。
  中等症 :生命の危険はないが、入院の必要があるもの。
  軽症 :入院の必要がないもの。

(3) 月別発生状況(単位:人)

2月から4月の春一番のシーズンにかけて多く発生していますが、台風シーズンにも同じような強風が吹くため注意が必要です。


月別発生状況
※月別発生状況については、平成18年1月1日から平成21年12月31日までで集計

2 事故要因別の主な事故事例

平成22年1月から5月までに、強風・突風による事故で120人が救急搬送されており、平成18年から平成21年までの1月から5月まで(426人:年平均106.5人)と比較すると今年は発生件数が多くなっています。

なお、死傷者は発生していませんが、マンション10階のベランダにあった物干し竿が強風のため物干し竿受けから外れ、隣の建物の7階の出窓上部に落下するなど、一歩間違えれば死傷者が発生していてもおかしくない事例も発生しています。

(写真参照)

事故要因 事例概要
歩行中などにバランスを崩す 平成22年4月、40歳代女性が路上を歩行中、強風にあおられ転倒し左腕を受傷したもの(軽症)。
飛来物、落下物との接触等 平成22年3月、60歳代男性が、自宅前の道路を掃き掃除していたところ、暴風のため突然落下してきた看板が腰部にあたり受傷したもの(中等症)。
ドア、扉に挟まれる等 平成22年3月、70歳代女性が、玄関ドアを開けていたところ、強風により突然ドアが閉まったため、右手の指を挟み受傷したもの(軽症)。
乗物等があおられ転倒等 平成22年4月、保護者が、1歳男児を自転車の前籠に乗せた状態で、公園の入園チケットを購入していたところ、強風にあおられ自転車が転倒し、1歳男児が頭部を受傷したもの(中等症)。
転倒物の下敷き等 平成22年2月、12歳男児が、野球の練習中に、高さ約1.8メートルほどのトスバッティングネットが風にあおられたために倒れ、ネットの金属製の支柱が男児の頭部にあたり受傷したもの
(中等症)。
傘があおられ転倒等 平成22年2月、90歳代女性が、傘を差して買い物用のカートを押して帰宅途中、強風にあおられて転倒し受傷したもの(中等 症)。

一歩間違えたら・・・大惨事に
物干し竿が強風のため物干し竿受けから外れ落下した事例(死傷者なし)
物干し竿が強風のため物干し竿受けから外れ落下した事例(死傷者なし


3 事故防止のポイント

強風や突風が多く発生する時期は、天気予報をこまめにチェックするなどして、次の点を心がけてください。

なお、東京消防庁本所防災館(墨田区横川4−6−6)では、暴風雨体験コーナーが設けられており、風速毎秒30mの暴風を体感することができます。


  • (1) 強風や突風の時は、外出はできるだけ控えるようにする。特に外出時に傘をさすときは、十分に注意する。
  • (2) ドアの開閉時には、十分注意する。
  • (3) 強風や突風が予想されるときは、ベランダなどに置いてある植木鉢や物干し竿など飛ばされるおそれがあるものは、室内に取り込んでおく。
  • (4) 自転車・ベビーカーを離れる際などは、子供を自転車・ベビーカー等に乗せたままにしない。
  • (5) 施設管理者は、強風や突風時に物が飛ばされないよう、きちんと固定処置等を施しておく。
  • (6) スポーツ指導者は、強風や突風時には練習を中止するなど、安全側に立った指導を心掛ける。

【参考】風の強さと吹き方(出典:気象庁ホームページ)

平均風速
(m/s)
おおよその時速 予報用語 人への影響 屋外・樹木の様子 建築物の被害
10以上
15未満
〜50q やや強い風 風に向かって歩きにくくなる。
傘がさせない
樹木全体が揺れる。電線が鳴る 取り付けの不完全な看板やトタン板が飛び始める
15以上
20未満
〜70q 強い風 風に向かって歩けない。転倒する人もでる 小枝が折れる ビニールハウスが壊れ始める
20以上
25未満
〜90q 非常に強い風 しっかりと身体を確保しないと転倒する 鋼製シャッターが壊れ始める。風で飛ばされた物で窓ガラスが 割れる
25以上
30未満
〜110 q 立っていられない。屋外での行動は危険 樹木が根こそぎ倒れ始める ブロック塀が壊れ、取り付けの不完全な屋外外装材がはがれ、飛び始める
30以上 110q〜 猛烈な風 屋根が飛ばされたり、木造住宅の全壊が始まる


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