家具類の転倒・落下防止対策Q&A集
14 付け鴨居は、転倒防止器具を取り付けるだけの強度があるのか
従来の木造住宅は真壁構造が多く、付け鴨居は構造部材の一つで十分な強度があります。 最近の木造住宅は大壁構造となっており、付け鴨居は石膏ボード壁に接着されているものが多くなっています。
東京消防庁が実施した振動実験では、付け鴨居がコンクリートや合板の下地材に接着してある場合は十分な強度がありましたが、 石膏ボードに接着された付け鴨居は、石膏ボードの表面紙ごと剥がれてしまいました。
下地材が石膏ボードの場合は、壁裏の間柱等に付け鴨居を木ネジで固定する必要があります。