安心・安全情報


地震対策イラスト:防火ずきん

過去の教訓

 突然、大きな地震に襲われたとき、私たちは適切な行動がとれるでしょうか。
 平成7年1月17日、多くの人々の大切な命と貴重な財産を奪った阪神・淡路大震災以降、国内では幾度となく地震が発生しました。
 平成15年7月26日に発生した「宮城県北部を震源とする地震」では、家具類の転倒や落下物による負傷者が約5割を占めました。また、平成15年9月26日に発生した「十勝沖地震」においても、家具類の転倒や落下物による負傷者が多数発生しました。
 一方、いずれの地震においても、揺れの中で何らかの行動をおこしたことや転倒した家具や落下物につまずいたため自ら転倒し、受傷した事例が見られました。
 私たちは、これらの地震災害から、地震時における受傷事故を防止するため
1 身の安全を確保する。
2 あわてず落ち着いて行動する。

 などの貴重な教訓を得ました。
 東京消防庁では、この教訓を踏まえ資料を作成しました。


地震に対する10の備え
家具類の転倒・落下・移動防止をしておこう けがの防止対策をしておこう
イラスト:家具類の転倒・落下防止をしておこう
  • 家具やテレビ、パソコンなどを固定し、転倒や落下防止措置をしておく。
  • けがの防止や避難に支障のないように家具を配置しておく。

  

イラスト:けがの防止対策をしておこう
  • 避難に備えてスリッパやスニーカーなどを準備しておく。
  • 停電に備えて懐中電灯をすぐに使える場所に置いておく。
  • 食器棚や窓ガラスなどには、ガラスの飛散防止措置をしておく。
家屋や塀の強度を確認しておこう 消火の備えをしておこう
イラスト:家屋や塀の強度を確認しておこう
  • 家屋の耐震診断を受け、必要な補強をしておく。
  • ブロックやコンクリートなどの塀は、倒れないように補強しておく。
イラスト:消火の備えをしておこう
  • 火災の発生に備えて消火器の準備や風呂の水のくみ置きをしておく。
火災発生の早期発見と防止対策をしておこう 非常用品を備えておこう
イラスト:火災発生の早期発見と防止対策をしておこう
  • 火災の早期発見のために、住宅用火災警報器を設置しておく。
  • 普段使用しない電気器具は、差込みプラグをコンセントから抜いておく。
  • 電気やガスに起因する火災発生防止のため感震ブレーカー、感震コンセントなどの防災機器を設置しておく。
イラスト:非常用品を備えておこう
  • 非常用品は、置く場所を決めて準備しておく。
  • 車載ジャッキやカーラジオなど、身の周りにあるものの活用を考えておく。
家族で話し合っておこう 地域の危険性を把握しておこう
イラスト:家族で話し合っておこう
  • 地震が発生した時の出火防止や初期消火など、家族の役割分担を決めておく。
  • 家族が離れ離れになった場合の安否確認の方法や集合場所などを決めておく。
  • 家族で避難場所や避難経路を確認しておく。
  • 普段のつき合いを大切にするなど、隣り近所との協力体制を話し合っておく。
イラスト:地域の危険性を把握しておこう
  • 地域の防災マップに加えて、わが家の防災マップを作っておく。
  • 自分の住む地域の地域危険度を確認しておく。
防災知識を身につけておこう 防災行動力を高めておこう
イラスト:防災知識を身につけておこう
  • 新聞、テレビ、ラジオやインターネットなどから、防災に関する情報を収集し、知識を身につけておく。
  • 消防署などが実施する講演会や座談会に参加し、過去の地震の教訓を学んでおく。
イラスト:防災行動力を高めておこう
  • 日頃から防災訓練に参加して、身体防護、出火防止、初期消火、救出、応急救護、通報連絡、避難要領などを身につけておく。

家具類の転倒・落下防止方法
転倒・落下防止のポイント
 転倒防止金具などで固定し、倒れにくくしておく。
 サイドボード、食器戸棚、窓などのガラスが飛散しないようにしておく。
 本棚や茶ダンスなどは、重い物を下の方に収納し、重心を低くする。
 棚やタンスなどの高いところに危険な物を戴せて置かない。
 食器棚などに収納されているガラス製品(ビン類など)が転倒したり、すべり出さないようにしておく。
イラスト:転倒・落下防止のポイント
具体的な固定方法
 二段重ねの家具類は、上下を平型金具などで固定する。
 柱、壁体に固定する場合は、L型金具とモクネジで家具の上部を固定する。
 ガラスには、ガラス飛散防止フィルムを張る。
 吊り戸棚などの開き扉は、掛金などにより扉が開かないようにする。
 食器棚のガラス製品(ビン類など)が、転倒したりすべり出さないよう防止枠を設ける。
イラスト:具体的な固定方法

非常用品として備えておくもの
非常持出品
イラスト:非常持出品 両手が使えるリュックサックなどに、避難の時必要なものをまとめて、目のつきやすい所に置いておく。

飲料水・携帯ラジオ・衣類・履物・食料品・マッチやライター・貴重品・懐中電灯・救急セット・筆記用具・雨具(防寒)・チリ紙など生活に欠かせない用品です。

非常備蓄品
イラスト:非常備蓄品 地震後の生活を支えるもの、一人3日分程度(食料品等)

【停電に備えて】
懐中電灯・ローソク(倒れにくいもの)
【ガス停止に備えて】
簡易ガスこんろ・固形燃料
【断水に備えて】
飲料水(ポリ容器などに)
※1人1日3L目安

防災準備品
イラスト:防災準備品 地震直後の火災や家屋倒壊に備えるもの
【火災に備えて】
消火器・三角消火バケツ・風呂の水の汲み置きなど。
【避難・救出に備えて】
おの・ハンマー・スコップ・大バール・防水シート・のこぎりなど。

地震その時10のポイント
地震時の行動
地震だ!まず身の安全
 
  • 揺れを感じたり、緊急地震速報を受けた時は、身の安全を最優先に行動する。
  • 丈夫なテーブルの下や、物が「落ちてこない」「倒れてこない」「移動してこない」空間に身を寄せ、揺れがおさまるまで様子を見る。

イラスト:グラッときたら身の安全 

地震直後の行動
落ちついて 火の元確認 初期消火
  • 火を使っている時は、揺れがおさまってから、あわてずに火の始末をする。
  • 出火した時は、落ちついて消火する。

イラスト:落ちついて 火の元確認 初期消火

あわてた行動 けがのもと

 屋内で転倒・落下した家具類やガラスの破片などに注意する。

イラスト:あわてた行動 けがのもと

窓や戸を開け 出口を確保

 揺れがおさまった時に、避難できるよう出口を確保する。

イラスト:窓や戸を開け 出口を確保

地震直後の行動 地震後の行動
落下物 あわてて外に飛び出さない

 瓦、窓ガラス、看板などが落ちてくるので注意する。

 イラスト:落下物 あわてて外に飛び出さない

門や塀には近寄らない

 屋外で揺れを感じたら、ブロック塀などには近寄らない。

 イラスト:門や塀には近寄らない

正しい情報 確かな行動

 ラジオやテレビ、消防署、行政などから正しい情報を得る。

 イラスト:正しい情報 確かな行動

地震後の行動
確かめ合おう わが家の安全 隣りの安否

 わが家の安全を確認後、近隣の安否を確認する。

イラスト:確かめ合おう わが家の安全 隣りの安否

協力し合って救出・救護

 倒壊家屋や転倒家具などの下敷きになった人を近隣で協力し、救出・救護する。

 イラスト:協力し合って救出・救護

避難の前に安全確認 電気・ガス

 避難が必要な時には、ブレーカーを切り、ガスの元栓を締めて避難する。

イラスト:避難の前に安全確認 電気・ガス


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