ガソリンは気温が−40度でも気化し、小さな火源でも爆発的に燃焼する物質です。
また、ガソリンの蒸気は、空気より重いため、穴やくぼみなどに溜まりやすく、離れたところにある思わぬ火源(ライター等の裸火、静電気、衝撃の火花等)によって引火する危険性があります。
ガソリンは気化しやすい液体なので、引火しないためにも、消防法令により、一定の強度を有した密閉性の高い容器にしか入れることができません。
灯油用ポリ容器(20リットル)にガソリンを入れることは非常に危険ですので絶対に行わないでください!
また、ガソリンは火災の発生危険が極めて高く、火災が発生すると爆発的に延焼拡大するため、ガソリンを容器に入れて保管することは極力控えてください。
近年、セルフ方式の給油取扱所の数が増えています。
給油取扱所では、セルフ給油が安全に行われるように危険物取扱者が十分に監視等を行っていますが、給油の手順や給油設備等の扱いを誤ると、思わぬ事故が発生することも考えられます。
給油方法がよくわからなかったり、不安を感じたりしたときは、近くの従業員や給油設備にあるインターホンを利用して、正しい給油方法の説明を受けてから給油しましょう。