
奥多摩周遊道路は東京都の最西端に位置し、奥多摩町と檜原村に通ずる19.7kmの都道です。一年を通じて奥多摩の自然を楽しむことができます。
コーナーが続くワインディングロードで週末には多くの車、オートバイが訪れています。
事故の分析は平成17年1月から21年11月の間、奥多摩消防署管内(11,2km)で発生した128件について行いました。




奥多摩周遊道路は、奥多摩の山々を走るワインディング道路で、駐車場等からの景観もよいことから東京ばかりではなく、他府県からも多くの人が訪れています。また、事故を起こす方は若年層のライダーが多く、短い運転歴にも関わらず大排気量の大型二輪が目立ちます。
二輪車での事故は、圧倒的にカーブで多く発生し、しかもオーバースピードのため、転倒して全身に傷を負うことが多いのが特徴です。中でも、四肢(手、足)などの受傷が多く、中には命に係わる内臓などの重要臓器に損傷を負う場合もあります。
救急車での搬送は、直近の奥多摩町の奥多摩病院または、青梅市内などの医療機関に搬送されますが、青梅市内の場合、現場から病院まで1時間以上を要し、119番された時点からの経過だと最悪2時間以上かかってしまいます。
統計上では奥多摩周遊道路の場合、救急車を要請したケースの約1/4は生命の危険が強いと判断される重症以上です。この場合、一刻も早い医療機関への収容が必要なため直近のヘリポートから救急ヘリによる医療機関への搬送を選択しています。
ただし、ヘリでの搬送は悪天候や夜間ではフライトできない場合があり、ケースによっては陸路を長時間かけて搬送することもあります。また、周辺は携帯電話の不通エリアにより、119番通報に時間がかかる場合もあります。
奥多摩周遊道路を二輪等で走る際は、自身のテクニックを過信することなく無理な走行はせずに、無事に帰宅することを第一優先として奥多摩の景観を楽しんで下さい。