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東京消防庁 荻窪消防署


年末年始の救急事故を防ごう!!

 師走となり何かと慌しく、寒さも厳しい季節がやってきました。これから新年にかけての時期は救急車の出動が1年で最も多くなります。救急事案の原因や注意点を知り、事前に対策を立て、事故を未然に防ぎましょう。

主な救急要請の急増する原因

救急キュータ

風邪やインフルエンザなど冬季に流行する病気

 風邪は、そのほとんどが病原微生物の呼吸器への感染で起こる病気ですが、原因の種類に関係なく、一括して風邪症候群と取り扱われます。それに対してインフルエンザとは、インフルエンザウイルスの感染によって起こる病気です。主な症状としては、高熱(38〜40度)や頭痛、筋肉痛、全身倦怠感などの全身症状と、のどの痛み、せきやたんなどの呼吸器の急性炎症症状などがみられます。
 インフルエンザは通常の風邪と比べ、症状が重く、全身症状も顕著に現れます。そのため、高齢者がかかると肺炎を併発したり、持病を悪化させたりして重篤になり、最悪の場合は死に至ることもあります。また、潜伏期間が短く、感染力が強いことも特徴で、一般的に、11月から4月にかけて流行します。

予防のポイント
  • 手洗い、うがいの励行
  • マスクの着用
  • 湿度を保つ
  • 食事、運動、休養

救急隊員イラスト1


飲酒による事故(急性アルコール中毒)

 年末年始は忘年会や新年会をはじめとした飲酒の機会が多くなります。次の飲酒事故防止のポイントに気をつけましょう。

予防のポイント
  • 自分の適量を知り、その日の体調にも注意する。
  • 短時間のうちに多量の飲酒(一気飲み)はしない。
  • 飲酒の無理強いはしない。
  • 空腹のときは飲酒をしない。
  • アルコールは、薬物であることを理解しておく。
  • 酔った人には周囲の人が付き添い、1人にしない。
  • 酔った人が嘔吐をした場合、のどに詰まることのないよう注意をする。


もちなどをのどに詰まらせたことによる窒息事故

 食べ物による窒息事故は1年を通して発生していますが、特に、もちによる窒息事故は年末年始にかけて多く発生する傾向があります。
 平成19年12月26日から平成20年1月3日までの窒息事故の発生状況として、9日間に16人の方が、もちをのどに詰まらせて救急車で搬送されており、そのほとんどが高齢者でした。
 更に、もちばかりだけでなく、肉やこんにゃく、りんごなど様々な食べ物で同様の事故が発生しており、死亡事故につながるケースもあるため、特に注意が必要です。

窒息事故イラスト 予防のポイント
  • もちや肉などは、小さく切って食べやすい大きさにする。
  • 急いで飲み込むことなく、ゆっくり噛んで食べるようにする。
  • 食事は、なるべく家族などと一緒に食べるようにする。


入浴中の事故
 12月ごろから4月ごろまで、寒くなるにつれ、浴槽内における不慮の溺水事故の発生が急増しています。特に高齢者や1歳以上の子供が事故にあうケースが多いため、なるべく1人にせず、目を離さないようにするとともに、予防のポイントを参考にしましょう。

予防のポイント
  • 湯温は39度〜41度程度とし、長湯をしない。
  • 脱衣所や浴室の室温が低くならない工夫をする。
  • 食事直後や深夜に入浴しない。
  • 気温の低い日は早めに入浴する。
  • 心肺の慢性疾患や高血圧症の方は半身浴など心肺に負担をかけないよう心がける。
  • 高齢者が1人で入浴する場合は、時々声をかけて様子をみる。
救急隊員イラスト2