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電気火災を防ごう

電気は、私たちの日常生活において必要不可欠なエネルギーとして社会の隅々まで深く浸透しています。その一方、電気や電気製品にかかわる火災は、東京消防庁管内で、毎年1,000件前後発生しています。
 これらの火災の主な原因は、使用者の維持管理の不適や、取扱いの不注意によるものなどがあげられます。
 東京消防庁では、電気や電気製品にかかわる火災の原因について調査を実施して、電気に起因する火災の予防対策の普及に努めています。



≪身近な家庭電気製品の火災≫
 平成29年中における家庭電気製品の火災発生状況をみると、電気ストーブが100件、コードが73件、差込みプラグが64件、コンセントが59件、リチウムイオン電池が56件、電子レンジが45件などとなっています。
 電気ストーブは、見た目には直火(炎)がなく安全に思えますが、暖房器具であり、高熱を発することに変わりありません。使用に際しては、燃えやすいものを離すなど、十分な注意が必要です。お休み前には電源を切り、就寝中は使用しないでください。
 この後は、増加傾向にある以下の電気の火災原因について見ていきましょう。



≪リチウムイオン電池関連による火災≫
 携帯端末などを充電できる「モバイルバッテリ」などが急速に普及し、リチウムイオン電池、リチウムポリマー電池などの火災が増加しています。
 平成29年中、モバイルバッテリ、スマートフォン、タブレット、電子たばこ、ノートパソコンなどに使用されているリチウムイオン電池関連から出火した火災は56件で、最近5年間で最も多い件数となっています。
 リチウムイオン電池関連の製品から出火する火災は年々増加しており、誤った方法により出火するのはもちろんのこと、通常の使用方法でも出火する場合もあるので注意が必要です。

リチウムポリマー電池を他機器の充電器で充電し出火



≪トラッキング現象による火災≫
 平成29年中、東京消防庁管内では、トラッキング現象による火災が34件発生し、前年の28件から6件増加しています。
 トラッキング現象とは、コンセントに差し込んだプラグの差し刃間に付着した綿埃等が湿気を帯びて微小なスパークを繰り返し、やがて差し刃間に電気回路が形成され出火する現象を言います。
 トラッキング現象による火災は、隠れた部分で発生することから、発見が遅れて思わぬ被害に繋がる場合があります。
 トラッキング現象による火災を防ぐため、差込みプラグは、使用時以外はコンセントから抜くようにしましょう。長時間差したままのプラグ等は、定期的に点検し、乾いた布等で清掃し、発熱等の異常がある場合は、交換しましょう。

トラッキング図解及び写真



≪コンセント、差込みプラグ等による火災≫
 延長コードの差込みプラグや電気機器の電源プラグを、コンセントやテーブルタップに差し込む際、アース線やヘアピンなどを挟み込んでしまい、ショートして出火する火災が増加しています。平成29年中に、「他の媒体を介してショート」した火災は33件で前年の22件から11件増加し、過去10年間で最も多くなっています。
 電気機器の使用の有無にかかわらず、コンセントに電源プラグを接続しているときには通電しており、感電や火災の危険があることを認識しましょう。

過去10年間の火災状況(グラフ)、及びヘアピンを挟み込んだ状況


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