平成26年1月から8月までの東京消防庁管内における住宅火災による死者のうち65歳以上の高齢者の割合が9割以上であり、例年に比べ急激に高くなっています。
高齢者は、火災に気づくのが遅れたり、避難に時間がかかることが多く、被害が大きくなる可能性があります。ご家族や地域を含めた火災に対する備えで、安心・安全な生活へとつなげることが大切です。
火災事例
一人暮らしの居住者が飲酒した後、ベッドの上で喫煙し、その際にたばこの火種が布団に落下したことに気付かずに就寝してしまい、その後出火しました。
住宅用火災警報器は設置されていませんでした。
【ベッドの布団が燃えた様子】
出火防止ポイント
- □ 寝たばこは、絶対にしない!
- □ 灰皿は水を入れて使う!
- □ 就寝前には、吸い殻の確認をする!
火災事例
洗濯物を室内で乾かすために、石油ストーブ上方のカーテンレールに洗濯ハンガーを吊るしていました。
その後洗濯ハンガーの洗濯物が、石油ストーブに落下し出火しました。
【ストーブの上の洗濯物が燃えた様子】
出火防止ポイント
- □ ストーブの近くに燃えやすい物を置かない!
- □ 外出・就寝前は必ず火を消す!
火災事例
油を入れたフライパンをガスコンロにかけ、点火したままその場を離れたため出火しました。
火災に気がつき炎が立ち上がっているフライパンに水をかけたところ、炎が急激に拡大しました。
【ガスコンロ周辺の様子】
出火防止ポイント
- □ 点火・消火を必ず確かめる!
- □ 袖口や体が火に触れないように注意する!
- □ その場を離れるときは、必ず火を消す!
平成26年秋の火災予防運動ポスター(千葉雄大さん)