背景色を白に変更背景色を黒に変更背景色を通常に戻す文字サイズを縮小文字サイズを標準に戻す文字サイズを拡大

東京消防庁 広報とうきょう消防(第4号)

地震から身を守る。

東日本大震災その時あなたは…

東京消防庁では、平成23年4月に、地震時に在宅していた都民の方1,000人に対し東日本大震災の発生に伴う都民の行動調査を行いました。

地震時に火を使っていた方に、どの時点で火を消したかを調査したところ、約74%の方が「地震を感じた時」と回答し、「揺れが収まった時」と回答した方は約12%でした。

また、地震時に火を使っていなかった人は、地震発生時に「そのまま様子をみた」と回答した方が最も多く、「身を守った」と回答した方は約15%でした。

火を消した時期
地震発生時の行動
地震が起きたら まず、何をしますか。

「屋内で地震が発生した時、まず何をしますか」という質問を平成23年6月に「消防に関する世論調査」で行ったところ、火の元の確認や出口の確保などを意識している方が半数以上を占めており「身を守る」と回答した方が約26%でした。

屋内で大きな地震が発生したらまず何をするか?
身の安全を図ることの必要性

これらの結果から、地震発生時に、身を守る行動を取った方が少なかったことや、まず火の元を確認した方が多かったことがわかりました。

地震時にあわてて避難しようとすると、転倒してけがをしたり、揺れが激しい時に火を消そうとすると、転倒して鍋のお湯をかぶるなどけがをするおそれがあります。緊急地震速報を受けたり地震の揺れを感じたら、まず身の安全を最優先しましょう。

現在の都市ガスやプロパンガス等は、震度5程度で自動的にマイコンメーターがガスの供給を遮断するように設定されています。石油ストーブにも対震自動消火装置を備えたものがあり、使用中の火気器具における地震による出火の危険性は低くなっています。万一出火した場合は、揺れがおさまってから消火しましょう。

また、身の安全を図ることで、けがを防ぐことができるだけでなく、地震後の避難や救出・救護などの重要な行動に速やかに移行できます。

地震発生時には、まず身の安全を確保することが何よりも大切です。

揺れているときは、鍋の中のお湯や高温の油で火傷などけがをする危険があります!火の始末は揺れがおさまってから!
地震への新たな取り組み

地震から身を守るためには、しっかりとした日頃の備えと地震時の適切な行動が重要です。東京消防庁では、東日本大震災を踏まえ、「地震その時10のポイント」を見直しました。

東京消防庁>広報とうきょう消防(第4号)
Copyright (C) 2012 Tokyo Fire Department.All Rights Reserved.