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小岩水難救助隊の紹介

小岩水難救助隊


小岩水難救助隊とは

江戸川と新中川と旧江戸川を持つ小岩消防署には全庁でも6隊しかない水難救助隊が配置されています。

全庁の水難救助隊は臨港、日本橋、綾瀬、大森、調布、小岩に配置されています。水難事故は海が多いように思われますが、実は川で発生する事故も多いのが現状です。小岩消防署管内には3つの川があるため、船ではなく水難救助車という車両で陸上から救助を行います。


 
視界はゼロ
                         

川の中は決して、綺麗でありません。潜った時の視界は、50センチ程度の場合や全く見えないこともあります。視界だけではなく、川に捨てられている様々な物が障害物となります。雨水での増水や台風の影響により川の流れが速くなったりします。水温は冬には水温4℃程度になるような厳しい環境で活動しています。


ゴムボートからエントリー風景 

 
たった一つのロープ…

潜っている隊員同士を繋ぐのは、たった一つのロープです。潜る人数はその都度で違いますが、ほぼ視界のない中、片手ではロープを握り片手では要救助者を探します。もちろん、要救助者は川の底にいて止まっている訳ではなく、水深の浅いところを流されていることもありますので、指先から足に付けているフィンの先まで全神経を使い全力で探しています。


潜水中の隊員
 
水難救助隊になるには…

水難救助隊になるには、まず潜水士の資格が必要です。それは労働安全衛生法の規定に基づいた、潜水作業に従事する労働者に必要とされる国家資格(免許)です。その後、庁内の選抜試験に合格し、厳しい1ヵ月の研修を終え、水のスペシャリスト軍団になれるのです。


水難救助隊員
 令和4年中の出場件数

令和4年中の小岩水難救助隊の出場件数は70件でした。
また月に3回、江戸川での潜水訓練を行っています。
夏には、ほぼ毎日訓練を行う時期もありますでご理解とご協力をお願い致します。


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