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震災対策に関すること

■ 転倒防止
掲載年度 テーマ 概   要 PDF
昭和51年
消防科学研究所報13号
地震時のLPGボンベに関する危険性について 地震時の転倒危険、転倒防止の効果、LPガス遮断器に関する性能等を把握するための実験結果
昭和52年
消防科学研究所報14号
ドラム缶集積体の耐震安全性について 地震時におけるドラム缶集積体の耐震安全化に関して安全な集積方法を検討すために、実大ドラム缶と1/2縮尺のドラム罐を使用しての強制振動実験の実施結果
昭和55年
消防科学研究所報17号
化学薬品容器の振動実験 化学薬品容器が、棚及び戸棚内で地震動を受けた時の挙動、落下、破損状況を把握し、薬の収納方法及び棚、戸棚の固定方法等の安全対策の資料をための試験結果
昭和57年
消防科学研究所報19号
屋内照明器具の地震時における挙動と危険性について 地震時の破損、落下の状況について、チェーンペンダント型、パイプペンダント型に取り付けた照明器具を用いて加振時の破損、落下防止対策を究明するための把握実験結果
昭和58年
消防科学研究所報20号
屋内収容物(冷凍冷蔵庫、衣類乾燥機)の振動実験について 厨房室内における比較的大型の重量物である3ドアタイプの冷蔵庫、及び衣類乾燥機の耐震挙動を把握し、周囲への影響や転倒防止措置の実効性についての確認結果
昭和59年
消防科学研究所報21号
家具等の転倒防止用具の振動実験について 地震動、家具の転倒による受傷事故防止を図るため、市販されている転倒防止用金具類についての振動実験結果
平成3年
消防科学研究所報28号
二次元振動試験機によるオフィス家具の転倒実験について 地震が発生した場合、室内収容物の転倒による二次的被害が十分考えられるため、地震時における、オフィス家具の転倒防止策の基礎資料を得る目的での転倒実験結果
平成8年
消防科学研究所報33号
OA機器の落下・転倒防止実験(第1報) パソコン等のOA機器が地震時において落下、転倒による損傷の可能性、人命への危険性を検証し、OA機器の耐震対策として装置の挙動及び固定金具の有効性等の検証結果
平成9年
消防科学研究所報34号
OA機器の落下・転倒防止に関する研究(第2報) 地震時に、落下、転倒するケースが多く予想されOA機器の損傷、人命への危険性防止のため、ディスプレイとプリンタについて固定金具の有効性等の検証結果
平成9年
消防科学研究所報34号
誘導灯の取付方法の違いによる対震性能の研究 過去の地震災害において、吊り下げ形誘導灯の脱落事例等が報告されており、誘導灯の取付け方法の違いによる、耐震性能についての二次元振動測定装置で振動実験結果
平成13年
消防科学研究所報38号
大型家電製品の対震挙動及び安全対策に関する研究 近年、家電製品が大型化、重量化したことにより地震時の被害等がますます大きくなることが予想されていることから、大型テレビについて、地震時の挙動、安全対策について研究した結果
平成14年
消防科学研究所報39号
冷蔵庫の対震挙動及び安全対策に関する研究 家電製品のうち冷蔵庫を取り上げ、地震時における冷蔵庫の対震挙動を調べた上で、有効とされている固定方法の検証結果
平成27年
消防技術安全所報52号
長周期地震動等に伴う室内安全に関する検証(その1) 長周期地震動における家具特有の転倒危険を確認した。また、家具転倒防止対策器具の効果は、1つの家具に対し二種類を取り付けると向上するが、反対に不完全な取り付けや経年劣化により著しく低下することがわかった。
平成28年
消防技術安全所報53号
長周期地震動等に伴う室内安全に関する検証(その2)(地震時の環境と身体の安全確保対策に関する検証) 長周期地震動等に遭遇した際、どのような大勢が身体の安全確保に有効であるか検証した。長周期地震動の揺れでは、家具が滑動して確実な身体確保が困難となることや、所定の体位に適した咄嗟の身体の安全確保が存在すること等が分かった。
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震災対策に関すること

■ 震災時の出火防止
掲載年度 テーマ 概   要 PDF
昭和44年
消防科学研究所報6号
振動による石油ストーブの転倒実験 石油ストーブが地震時、どの程度の震度階において滑動し、または転倒する等の、基礎的な資料を得るため単振動の振動試験機を用いた実験結果
昭和45年
消防科学研究所報7号
地震による危険物の混合危険等に関する実験報告 昭和43年に「えびの地震」「十勝沖地震」等の地震発生時、薬品等の危険物の転倒、転落による混合発火の例が見られたことから実施した混合危険に関する実験結果
昭和46年
消防科学研究所報8号
石油ストーブの震災対策に関する研究(第1報) ポータブル石油ストーブを用い地震による転倒、その他の事象からの出火拡大現象、最も効果的な消火方法等を把握するために実施した実験結果
昭和47年
消防科学研究所報9号
火気使用器具の振動時における挙動について(第2報) ポット式石油ストーブ、各種ガス器具ならびにLPGボンベ等について、地震動等により火気使用器具の受ける影響を把握するため、転倒及び火災発生危険の確認実験
昭和47年
消防科学研究所報9号
感震器の性能について 市販されている感震器の性能把握と感震器開発のための資料を得ることを目的として、感震機の作動加速度の測定等実施結果
昭和48年
消防科学研究所報10号
火気使用器具の振動時における挙動について(第3報) 小型ボイラー、ガス瞬間湯沸器、フライヤーの、主として運動的な挙動実験、フライパン等で食用油を使用中に加熱放置した場合の出火危険把握実験
昭和49年
消防科学研究所報11号
木造家屋の倒壊による出火危険に関する実験 地震時の使用放置された火気使用器具による出火危険性、倒壊時に生ずる風圧による火気使用器具の消火性の有無、出火時の天井板等可燃物への着火時間などの測定結果
昭和51年
消防科学研究所報13号
家庭用スプリンクラーの開発について 震災時の火災対策として、家庭用スプリンクラーの検討を行い、簡単な自動消火装置として、家庭用スプリンクラー装置を試作した消火性能実験結果
昭和63年
消防科学研究所報25号
地震時における調理中のテンプラ油からの出火及び飛散実験結果について 一般家庭の厨房を想定し、地震時における調理中のテンプラ油の挙動の把握及び安全対策の検討と都民の防災行政への資料に供するための実験結果
昭和63年
消防科学研究所報25号
火気使用設備に使用されている対震安全装置の経年変化について 液体燃料を使用するボイラー等に設置してある対震安全装置の使用年数、設置環境の機能に与える影響及び感震器自体の経年変化についての調査研究結果
平成12年
消防科学研究所報37号
シーズヒータを使用する火気器具の地震時における出火危険に関する研究 シーズヒータが露出した電気こんろは、地震時に停電等で電源が遮断されてもヒータの余熱により落下した可燃物が発火し、火災に至る危険性が予想されることから、ニクロム線の電気こんろ等と比較した実験の実施結果
平成29年
消防技術安全所報54号
長周期地震動等に伴う室内安全に関する検証(その3)
(地震火災予防対策に関する検討) 
過去の地震時の出火事例や被害想定に基づく火災事例を振動台で再現したほか、出火危険要素を検証し、家具類の転倒・落下・移動防止対策の実施や平常時の住宅防火対策が地震火災予防対策に有効であることが確認された。 
平成30年
消防技術安全所報55号
長周期地震動等に伴う室内安全に関する検証(その4)
(電気器具に関する地震火災予防対策の検討)
 長周期地震動等に伴う室内安全に関する検証の4か年目であr本年度は、地震動等に起因した電気器具等による出火危険を検証した。過去の地震時の出火事例や被害報告に基づき電気器具等の危険性を確認し、地震火災予防対策について検討した。
その結果、家具類の転倒・落下・移動防止対策を行うなどの対策が重要であることを再認識したとともに、地震を感じた際には電気フライヤーから1m以上離れるなどの地震火災予防対策をまとめた。
 
令和 4年
消防科学セーフティレポート59号
避難所で使用する物資の燃焼に関する検証

避難所物資に潜在する燃焼危険及び避難所居住スペースの安全確保について検討するため、避難所で使用する物資が燃焼した時の受熱側の熱流束等の測定を目的とした実験を実施した。

避難所物資を間仕切、敷物及び掛物に分類し、それぞれの内で最大の熱流束となるサンプルを確認し、居住スペースを再現して燃焼実験をしたところ、火源からの距離0.5mにおける熱流束は14.1kW/u、距離1mでの熱流束は8kW/uであった。このことから、居住スペース間の避難通路幅を1m以上確保すると、熱流束の観点からは延焼防止に有効であることが分かった。また、防炎製品の使用により最大の熱流束に到達するまでの時間を遅延させられることも分かった。

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震災対策に関すること

■ 震災時の初期消火
掲載年度 テーマ 概   要 PDF
昭和47年
消防科学研究所報9号
消火薬剤の開発に関する研究 震災時の初期消火用水として水に各種塩類の添加物を溶解した消火水溶液を用いて、燃焼抑制効果、消火性能試験のほか、低温時における性状、腐食性等の試験の実施結果
昭和47年
消防科学研究所報9号
消火器ならびに簡易消火用具の比較実験結果報告(第1報) 震災に対する消火器並びに簡易消火具のあり方を模索するため、各種の消火器等を用いて消火効果、操作性の難易等についての比較実験結果
昭和48年
消防科学研究所報10号
消火器ならびに簡易消火用具の比較実験結果について(第2報) 消火器並びに簡易消火用具を都民に広く普及させるために、消火器等の消火効果を比較する「クリブ消火実験」、年代別女性の消火能力比較実験結果
昭和48年
消防科学研究所報10号
駆動ポンプの開発について 震災時の多発火災に備えた初期消火用資器材として、自動車のタイヤの回転をベルトを介してポンプを稼動させ放水可能とした消火用具の開発結果
昭和50年
消防科学研究所報12号
震災時の市街地におけるタンクローリー車火災の延焼性状について 自動車火災に関する研究は、過去に2回の実験を行っているが、都内を走行するタンクローリー車の燃焼性状については、いまだ未解明の部分が多い、これらの問題点を解明するため、実大規模実験による研究を行った
昭和55年
消防科学研究所報17号
家庭用初期消火用具の開発及び消火性能実験 震災時の初期消火資器材として、一般家庭用として住民が手軽に使える消火用具の開発が要望していることから、使いやすく、スマートで、安価な家庭用小型水消火器の開発
昭和58年
消防科学研究所報20号
車輪付消火器及び簡易貯水槽の開発について 震災時の多発火災用として、充てん水量75.6リットルと18.2リットルの2種類の車輪付消火器、移動用車輪を取り付けたドラム缶及び貯水量1トンの合成樹脂製簡易貯水槽の試作結果
昭和62年
消防科学研究所報24号
駆動ポンプの改良について 昭和48年に開発された自動車の駆動輪の回転力を利用する小型の駆動ポンプの改良結果
平成24年
消防技術安全所報49号
狭隘道路に設置する公設消火栓の有効活用に関する検証 木造住宅密集地域内の狭隘道路下に埋設されている配水小管に消火栓を設置した際に、自主防災組織がスタンドパイプを活用して効果的な初期消火を実施することができる放水条件について検証した。
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震災対策に関すること

■ 震災時の避難
掲載年度 テーマ 概   要 PDF
昭和47年
消防科学研究所報9号
水噴霧による熱しゃ断実験について 大震火災時の避難者の安全確保と消防隊の防ぎょ行動を容易にする水噴霧による水幕の放射熱強度の減衰効果に関する基礎実験
昭和48年
消防科学研究所報10号
水噴霧による防護方法の研究 大地震時、合流火災となった場合の避難する人々の避難道路や避難場所の安全の確保と、消防隊の効果的消火活動実施ための研究で、水噴霧による温度降下効率確認実験
平成12年
消防科学研究所報37号
電子レンジの地震時の挙動及び安全対策に関する研究 地震時の安全対策の一環として、家具上に置かれた電気製品が地震時にもたらす人的被害や避難障害に対しての研究を、電子レンジを対象として行った実験結果
平成12年
消防科学研究所報37号
震災対応安全机の研究開発 地震発生時に身体を防護する装置のついた震災対応安全机の試作機の製作・検証の実施結果
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震災対策に関すること

■ 震災時の火災性状
掲載年度 テーマ 概   要 PDF
昭和49年
消防科学研究所報11号
煙およびガスの流動拡散性状に関する研究 震災時の合流火災から発生する煙及びガスの流動等性状を解明するため、市街地火災実験で発生した燃焼生成ガスを風下で採取、分析結果
昭和49年
消防科学研究所報11号
自動車火災に関する研究 地震発生時、多数の自動車が市街地火災に遭遇した時の火災性状把握、消防対策及び避難対策などの基礎資料を得ることを主目的として実施した実大火災実験結果
平成8年
消防科学研究所報33号
兵庫県南部地震に関する調査研究 兵庫県南部地震時の火災の全体像を把握するため、芦屋市、尼崎市及び西宮市内の延焼火災について、火災の延焼及び阻止要因並びに消防活動などの基礎的データを消防職員に対するヒアリングにより収集し考察した結果
平成9年
消防科学研究所報34号
倒壊した木造建物の延焼に関する基礎的研究 兵庫県南部地震の市街地火災で指摘された、木造家屋の倒壊が市街地火災の延焼速度に及ぼす影響を把握するため、模型家屋群を使用して燃焼実験結果
平成10年
消防科学研究所報35号
模型による建物間延焼の基礎的研究 木造・防火造建物中心の市街地内に存在する耐火造建物が、地震に伴う市街地火災の延焼拡大におよぼす影響を把握することを目的としての模型建物による燃焼実験結果
平成11年
消防科学研究所報36号
模型による街区火災の基礎的研究 地震により倒壊した木造建物や街区内に点在する耐火造建物が、木造・防火造建物中心の街区火災の延焼拡大に及ぼす影響を把握を目的に、模型街区を使用して燃焼実験結果
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[お問合せ先] 安全推進部安全技術課 東京都渋谷区幡ヶ谷一丁目13番20号 <地図>
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