■ 9号(昭和47年)
テーマ |
概 要 |
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石油ストーブの震災対策に関する研究(第1報) |
ポータブル石油ストーブを用い地震による転倒、その他の事象からの出火拡大現象、最も効果的な消火方法等を把握するために実施した実験結果 |
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火気使用器具の振動時における挙動について(第2報) |
ポット式石油ストーブ、各種ガス器具ならびにLPGボンベ等について、地震動等により火気使用器具の受ける影響を把握するため、転倒及び火災発生危険の確認実験 |
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感震器の性能について |
市販されている感震器の性能把握と感震器開発のための資料を得ることを目的として、感震機の作動加速度の測定等実施結果 |
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蓄圧型消火器に関する基礎研究 |
蓄圧型消火器について充てん水量、充てん空気圧力を種々変えた場合の放射特性、ノズル口径が消火効果に与える影響に関する試験結果 |
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消火用具の開発について |
初期消火用資器材として、形状が三角柱で、内部は投水口と貯水部に分ける隔離板を設けた三角バケツ、二重管構造の手動式往復ポンプで放水するハンドポンプの開発結果 |
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消火薬剤の開発に関する研究 |
震災時の初期消火用水として水に各種塩類の添加物を溶解した消火水溶液を用いて、燃焼抑制効果、消火性能試験のほか、低温時における性状、腐食性等の試験の実施結果 |
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消火器ならびに簡易消火用具の比較実験結果報告(第1報) |
震災に対する消火器並びに簡易消火具のあり方を模索するため、各種の消火器等を用いて消火効果、操作性の難易等についての比較実験結果 |
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水噴霧による熱しゃ断実験について |
大震火災時の避難者の安全確保と消防隊の防ぎょ行動を容易にする水噴霧による水幕の放射熱強度の減衰効果に関する基礎実験 |
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界面活性系泡消火剤の性能比較試験について |
合成界面活性剤を主成分とする泡消火剤と蛋白系泡剤の消火性能を把握するため損保規格もとづく比較性能試験結果 |
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駐車場火災の消火実験 |
駐車場等の噴霧消火設備と高膨張泡消火装置の性能比較を実施し、固定消火設備としての高膨張泡消火効力の資料を得るための実大規模消火実験結果 |
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高発泡による耐火建築物の消火実験について |
地階、高層階に送泡した場合等どのような流動状況を示し、火災熱や煙の抑制効果の把握を目的とし、取り壊し予定建物で火災実験を行い高発泡による消火実験結果 |
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静電消煙機の開発について(その1) |
床面積88u、容積280立方メートルの実験室を用い、室内にナイロンテープで絶縁したピアノ線を展張し、これに高電圧を印加させ、室内の硝煙実験結果 |
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静電消煙機の開発について(その2) |
消煙作業の能率化によって消防活動を少しでも容易にしようと、実用型消煙機を具体化するため、実験機を試作して行った試作消煙性能把握実験結果 |
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簡易小型酸素呼吸器の開発について |
口片マスク、呼吸管、清浄管、呼吸袋、減圧器、高圧酸素容器、警笛、背負具からなる消防隊員の緊急時脱出用の携帯式圧縮酸素循環肺力式呼吸器の通気抵抗等試験結果 |
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ゲル化剤による石油類のゲル化について |
石油類の流出時の油面の拡大阻止技術として、ゲル化剤による石油類のゲル化に関する試験結果 |
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■ 10号(昭和48年)
テーマ |
概 要 |
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火気使用器具の振動時における挙動について(第3報) |
小型ボイラー、ガス瞬間湯沸器、フライヤーの、主として運動的な挙動実験、フライパン等で食用油を使用中に加熱放置した場合の出火危険把握実験 |
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危険物の安全化(第1報) |
地震時の石油タンク内液面の挙動の把握と、液面動揺を抑制することにより溢流、噴出等の危険性の排除に関する実験結果 |
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界面活性剤系泡消火器の開発 |
界面活性剤系泡消火液を消火器に使用することの有利さに着目し、界面活性剤系の泡剤を充てんした泡消火器の試作開発結果 |
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消火器ならびに簡易消火用具の比較実験結果について(第2報) |
消火器並びに簡易消火用具を都民に広く普及させるために、消火器等の消火効果を比較する「クリブ消火実験」、年代別女性の消火能力比較実験結果 |
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煙およびガスの拡散と避難上の安全距離に関する研究 |
現場における危険範囲の決定、住民の避難誘導及び消防隊員による防ぎょ線設定条件の資料を得る目的で、熱気流の拡散状況等をとらえるため、模擬市街地火災の実験結果 |
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消火剤の開発に関する研究 |
臭化塩、有機酸塩を主成分とした消火薬剤の有効性を把握するため、木質に対する延焼防止効果、熱的挙動、消火性能等の確認実験結果 |
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水噴霧による防護方法の研究 |
大地震時、合流火災となった場合の避難する人々の避難道路や避難場所の安全の確保と、消防隊の効果的消火活動実施ための研究で、水噴霧による温度降下効率確認実験 |
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駆動ポンプの開発について |
震災時の多発火災に備えた初期消火用資器材として、自動車のタイヤの回転をベルトを介してポンプを稼動させ放水可能とした消火用具の開発結果 |
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高層建築物の送気排煙効果について |
避難時あるいは消防活動時、濃煙、熱気に対する有効な対策の確立のため、地下1階地上11階の建物を使用し、火災実験を行い送気排煙効果の把握結果 |
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静電消煙機の開発について(その3) |
所報9号で報告した基本的な問題の実験結果に基き、消防隊員用の移動式消煙機を開発するため、ビーム式及びファン式消煙機を試作し性能実験結果 |
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レスキュー・タワーの開発について |
軽量小型で容易に架てい可能で、人命救助および屋内進入などができる7段式油圧シリンダーを垂直に伸縮できるようにした救助用のタワーの開発結果 |
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超音波筒先連絡装置について |
管そうとホース結合部に送信機を、ポンプ車放口とホース結合部に受信機を設置しホースラインの水中に超音波を伝送し送受信する筒先連絡装置の試作性能実験結果 |
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動力ホース・カーの開発研究について |
消防活動の効率化を図るため、構内運搬車等の小型動力伝達装置を利用し、動力源に直流複巻電動機、蓄電池を使用した電動式の動力ホースカーの試作 |
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石油類のゲル化実験 |
すべてのガソリンをゲル化できる新ゲル化剤の開発と実用化のための実験を行うとともに、試作したゲル化放射装置を使用しての流出ガソリンのゲル化実験 |
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簡易小型酸素呼吸器の開発について(第2報) |
所報9号の試作機の小型化に重点をおいた改良を行うとともに、炭酸ガス吸収剤及び呼吸袋の量を変えての炭酸ガス吸収能力試験等の各種実験結果 |
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全蒸着による耐熱服布地の研究 |
熱反射特性が高く、軽量の服地を開発するため、金蒸着フィルムを接着した服地12種類を試作し熱反射、熱通過等各種の試験結果 |
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水ゲルについて(第1報) |
水に粘着性を持たせ、消火時天井面や壁面に付着させ、消火効果の向上及び水損防止を図るため、増粘剤としてアクリル酸の重合体混合物を使用し、基礎実験の実施結果 |
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■ 11号(昭和49年)
テーマ |
概 要 |
PDF |
地震時における石油タンク内の液面動揺防止に関するモデル実験(第2報) |
地震時等のタンク内液面の動揺による溢流噴出防止、液面動揺の衝撃圧でタンクの破損、破壊、タンクの地盤沈下等の防止装置の研究実験結果 |
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木造家屋の倒壊による出火危険に関する実験 |
地震時の使用放置された火気使用器具による出火危険性、倒壊時に生ずる風圧による火気使用器具の消火性の有無、出火時の天井板等可燃物への着火時間などの測定結果 |
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加圧式二液消火器の開発について(第2報) |
所報10号の試作1号器を、消火器上部の構造のレバー式、原液の装てんのパック方式化、発泡管そう部を合成樹脂製化、容積、内部の等の構造の改良結果 |
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水噴霧による防護方法の研究について |
防災拠点の防護を図るもので、所報10号の水噴霧による放射熱のしゃ熱効果と雰囲気温度の降下結果をもとに、必要な水量を散布するノズルの試作結果 |
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自動水幕装置の開発について |
ポンプ車の放水能力の活用、放水の自動化による、震災時の広範囲の延焼防止または避難路への水幕展張方法の検討、水幕装置の試作及び実験結果 |
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煙およびガスの流動拡散性状に関する研究 |
震災時の合流火災から発生する煙及びガスの流動等性状を解明するため、市街地火災実験で発生した燃焼生成ガスを風下で採取、分析結果 |
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自動車火災に関する研究 |
地震発生時、多数の自動車が市街地火災に遭遇した時の火災性状把握、消防対策及び避難対策などの基礎資料を得ることを主目的として実施した実大火災実験結果 |
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高層建築物の送気排煙効果について(第2報) |
消防学校訓練塔及び旧米軍王子キャンプ内建物を利用した火災実験で、送気排煙効果の観測及び測定を実施し、送風量に関する解析結果 |
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静電消煙機の開発について(第4報) |
消防隊用の移動式消煙機として、試作ファン式消煙機の小型軽量化、建物に設備する消煙装置について旧米軍王子キャンプビル火災実験での消煙効果確認実験結果 |
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遮煙袋について |
防火シャッターは、遮煙性能が不十分であり、一度閉鎖されてしまうと避難の手段を奪われてしまう欠点があり、これを補うために遮煙袋の開発結果 |
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有機溶剤のゲル化に関する研究 |
流出した有機溶剤の処理法として、二液方式(石油類のゲル化剤と水)で有機溶剤をゲル化する処理もので、60種類の有機溶剤のゲル化の効果の確認実験結果 |
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緊急用小型呼吸器の試作(第3次)とその試験結果について |
消防隊員の緊急脱出用及び要救助者の救命用として、圧縮酸素循環式の小型呼吸器の試作開発結果 |
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定流量器の開発について |
火災現場における消火活動において、最も重要なことの一つに、ノズル圧力すなわち放水量を適正にすることがあげられる。 |
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火災による死者の死因について |
火災による死因について建築材料面でなく、生体、人体面よりの死因を把握するために、資料の収集を行いその分析結果 |
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心疾患の調査結果について |
都内における心疾患の発病状況を明らかにするため、心疾患者の救急車要請時の主な訴え等10項目について救急隊が扱った事例を集積分析した結果 |
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■ 12号(昭和50年)
テーマ |
概 要 |
PDF |
危険物の安全化に関する研究(主にスロッシング防止方策について)(第3報) |
液面動揺防止装置として、二重フロート型防波板装置を開発しフロート間隔の定量化、応力、不等荷重等について実施した実験結果 |
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ガスもれ警報器の信頼性について |
住宅構造が気密化したことに伴う燃料ガスの漏洩による中毒、爆発事故防止のため、ガス漏れ警報器の各種製品の信頼性に関する実験結果 |
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消火薬剤の開発に関する研究ー反応型消火薬剤(その1)− |
−反応型消火薬剤(その1)−リン酸イオン、炭素イオン、水素イオンを含む水溶液中に、金属塩水液の混入により、水に不溶な粘性物質を生成させる反応型粘着層消火薬剤の開発 |
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定圧消火器の開発について |
放射初期から終了まで適正な圧力で放射できる定圧式消火器を開発を行い、A・B火災に対する消火効果の実験結果 |
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自動水幕装置の開発について(第2報) |
震災対策の一環として、自動水幕装置の研究を進めているが、水幕用として扇型ノズル等の三種類のノズルを用いた放水性状把握実験結果 |
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火災周辺温度分布の研究 |
赤外線撮像装置の活用のため各種温度物体および燃焼炎の測温撮像を行うとともに、松尾鉱山火災実験、自動車火災実験での温度分布撮像確認試験結果 |
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油処理材の油吸着効果について |
低コストで無害であり効力の期待できる藁、干し草、むしろ、ござの4種類と3種類の吸着マットについての油吸着効果確認実験結果 |
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震災時の市街地におけるタンクローリー車火災の延焼性状について |
自動車火災に関する研究は、過去に2回の実験を行っているが、都内を走行するタンクローリー車の燃焼性状については、いまだ未解明の部分が多い、これらの問題点を解明するため、実大規模実験による研究を行った |
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静電消煙機の開発について(耐煙訓練天幕用災の消煙機の開発)(第5報) |
濃煙中への進入訓練を行うための天幕の煙を訓練終了後に消煙処理する静電消煙機の概要及び消煙試験結果 |
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エアーマットを使用した救助器具の研究 |
形状、構造に改良を加えたエア・マットを試作し、着地時の衝撃が人体に及ぼす影響、使用限界などを求めるため、現用エア・マットとの比較使用実験 |
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遮煙袋について(第2報) |
高層建築物や地下街等で発生した火災の煙を制御する方法の一つとして考えられた遮煙袋を消防隊員用に研究改良し、製作し配備した結果報告 |
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ポンプ車用流量計の開発について |
所報1、8号に報告した構造が簡単で、安価なポンプ車用流量計を実用化するため、流量検出部にストレンゲ−ジを応用した流量計の試作実験結果 |
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呼気再使用式酸素呼吸器の開発について |
空気ボンベと同量の酸素ボンベを使用し、一回の呼吸で排出された酸素(吸気)を何回か使用し使用時間の延長を図る酸素呼吸器の性能把握実験 |
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ぬれタオルのガス吸収効果について |
新建材の普及に伴い煙の発生量が多く有毒ガスも発生することから、ぬれタオルを使用し、火災発生時の脱出する際の効果に関する各種実験結果 |
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ゲル化剤放射装置の試作について |
流出した危険物の処理を容易になしうるゲル化剤放射装置を試作結果 |
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水ゲルに関する研究(第2報) |
水を増粘し水の付着能力を高め、延焼防止及び消火作業の効率化、水損防止等水の有効利用を目的とし、水ゲルの付着による冷却の確認、ポンプ車を用いたゲルの放射実験結果 |
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呼吸保護器具に関する問題点について(第1報) |
呼吸保護器具の面体適合度試験とドレーゲル酸素呼吸器の性能試験結果 |
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遠隔測定装置による身体変化の測定について(第1報) |
消防隊員の消防活動時の負荷時における身体変化を把握するため、遠隔装置を使用しての、呼吸数、心拍数の変化の測定結果 |
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