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東京消防庁第九消防方面本部>紹介

紹介

管内特性

第九消防方面本部は、東京消防庁管轄地域の約50パーセントを占める東京都の西多摩地域・南多摩地域の8市3町1村170万人の都民の方々の生命と財産を守るため、8署(八王子消防署、青梅消防署、町田消防署、日野消防署、福生消防署、多摩消防署、秋川消防署、奥多摩消防署)、1分署(由木分署)、21出張所と連携して、管轄する地域の防災を担っております。その面積は、約879.19平方キロメートルで、周辺は埼玉県、山梨県、神奈川県と接する地域にあります。

特に、東京消防庁管内で山岳地域を有するのは、第九消防方面本部のみであり、八王子消防署、青梅消防署、秋川消防署、奥多摩消防署の4署にそれぞれ山岳救助隊が配備されています。

また、平成25年3月30日に、東日本大震災での教訓から、大規模複合災害に備え、東京都の防災力をさらに強化するために、東京消防庁で5番目となる専門の知識・技術・装備を備えた第九消防方面本部消防救助機動部隊(通称:9本ハイパーレスキュー)が発隊し、NBC災害の専門部隊である3本ハイパーレスキューとの相互補完体制を構築するため、通常のハイパーレスキューの装備の他に、鉛板及び水槽でボデーを覆い、放射線防護機能を有した「特殊災害対策車」や、陽圧機能を有し、悪路走破性が高い6輪駆動の「高踏破偵察車」などが整備されました。
 なお、令和2年10月19日には、災害時及び平常時における一貫した安全管理体制を構築するため、安全管理を専任に行う部隊として前進機動指揮隊が運用開始となりました。

令和5年4月1日には、第九方面の特性である広域林野火災、土砂崩落災害等の大規模災害への対応力の強化を図るために、第八消防方面本部機動部隊との間で再編が行われ、新たに土砂吸引車・全地形活動車などが整備されました。

当方面は、都市型市街地、住宅密集地、丘陵住宅団地郡、米軍横田基地、高速道路、湖水、山岳地帯のあらゆる消防対象物が存在する地域で、災害の発生も多種多様であり、消防の見地から見て、全国消防の縮図とも言えます。

消防方面本部の仕事

消防方面本部は、東京消防庁(本庁)と消防署、消防署相互間の消防事務に関する調整、指導などを行い、常に消防業務の円滑な推進に取り組んでいます。

管内で発生した一定規模の火災や救急・救助事象などの災害に出場し、方面本部長による部隊の指揮活動や指揮支援を行っています。

また、震災、水災などの大規模災害発生時には、方面内の消防力を組織的に対応するため、方面内の消防署間の部隊運用調整を行い、災害状況により方面内の消防部隊の出場や指揮統制を図ります。

消防方面本部の組織

組織図

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