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ボランティア通信

【第28号】
各消防署で実施された水防訓練
志村・板橋・荻窪・小平・北多摩西部消防ボランティア

梅雨の時期を前に、台風や局地的集中豪雨等による水災に備えるため、各地域で独自の工夫を凝らした水防訓練が行われ、災害時支援ボランティアが多数参加しました。

今号では、各消防署における水防訓練の取組みを紹介します。

東京消防庁・板橋区合同総合水防訓練(志村・板橋消防ボランティア)

簡易水防工法
簡易水防工法
募集コーナー
募集コーナー

平成24年5月26日(土)、平成24年度東京消防庁・板橋区合同総合水防訓練が荒川右岸河川敷において実施されました。

この訓練は、台風の影響で活発化した前線に伴う集中豪雨により板橋区内の各所で道路冠水、住宅への浸水等が発生したとの想定で行われました。東京都各局、国土交通省、消防職員、消防団員、地域住民や町会等と災害時支援ボランティアが連携した大規模な訓練で、当日は約1600名の参加となりました。ボランティアからは、志村消防ボランティアの56名、板橋消防ボランティアの8名、計64名が参加しました。

ボランティアは、地域住民や事業所の方と協力してプランター、段ボール、長机、ビールケース等の身の回りにある物を活用した簡易水防工法を実施しました。ボランティアリーダーがボランティアの訓練全般をまとめ、スムーズな活動ができました。

また、ボランティアが主体となって災害時支援ボランティア募集コーナーを開設し、パネルによる活動紹介、昇り旗や横断幕を活用して視覚的に広く訴えるとともに、募集リーフレットの配布や即日申込できる仮登録申込書を用意して新規登録促進に汗を流しました。


荻窪消防ボランティア

水圧体験
水圧体験
土のう作成及び搬送
土のう作成及び搬送

荻窪消防ボランティアは、平成24年5月27日(日)に行われた平成24年度杉並区・第四消防方面合同水防訓練に参加しました。

参加したボランティアは、まず体験コーナーにおいて、水圧ドア体験、土のう作成体験、簡易水防工法体験、救命ボート乗船などを体験しました。水圧ドア体験コーナーでは、水深により変化する水圧でドアを開けることが難しくなることを体験し、改めて水の怖さを実感しました。また、土のう作成体験では、経験豊富なボランティアが初めて参加するボランティアの指導を行うなど、チームとしてまとまった活動をすることができました。

続いて行われた水防訓練では、発達した低気圧により東京地方に局地的な大雨が降り、杉並区内においても河川の水位が急激に上昇し始めたという想定で、各種水防工法が行われました。この訓練では、ボランティアから1チーム(7名)を編成して参加し、消防署及び消防団と連携して鋼板防護工法活動を行いました。ボランティアは消防団とともに土のう搬送を担当し、ボランティアリーダーの指揮のもと、次々に土のうを運びました。完成した鋼板防護工法を見たボランティアは、消防隊等との連携により水防工法を完成させることができ、水防においても自信を深めた様子でした。

※ 鋼板防護工法:薄鋼板及び支柱(鉄パイプ)を用いて越水を防止する工法で、支柱を鋼板にとおして地中に打ち込み、その裏側に補強のため土砂を盛る工法。

小平消防ボランティア

小平消防ボランティアは、平成24年5月19日(土)に実施された小平市総合水防演習に、消防署員、消防団員、市役所職員、防火女性の会及び地元自治会の方々とともに参加しました。

この演習は、ゲリラ豪雨により小平市内の各所で住宅への浸水被害及び道路冠水が発生したという想定で行われました。

参加したボランティアは、ボランティアリーダーを中心に、日常使用しているレジ袋を活用して土のうを作成し、建物内への浸水防止活動を実施しました。また、水防現場において作業中の市民が意識を無くしたという想定で応急救護訓練も併せて行われました。

訓練に参加したボランティアの的確な連携プレーにより浸水防止活動や救命処置が迅速に行われ、災害時支援ボランティアの優れた活動能力を市長や見学に来た市民へアピールすることができました。

レジ袋を活用した浸水防止
レジ袋を活用した浸水防止
応急救護活動
応急救護活動

北多摩西部消防ボランティア

土のう作成訓練の指導
土のう作成訓練の指導

北多摩西部消防ボランティアは、平成24年6月3日に武蔵村山市、6月10日に東大和市で行われた実戦的な水防訓練に参加しました。

参加したボランティアは各種訓練で培ってきた技術・知識を生かし、両日とも、市民に対して土のう作成訓練や身近にある資器材(ポリタンクや防水シート等)を活用した簡易水防工法等の指導をしました。

参加した市民から、「大変参考になった。」「身近なものでも活用できて安心できる。」など、災害時支援ボランティアの熱心かつ分かりやすい指導に対して、感謝の意見が多く聞かれました。また、訓練に参加したボランティアも自信に満ちた顔つきで水防訓練を終了しました。



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