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ボランティア通信

【第23号】
防災とボランティア週間中の活動
日本橋・高輪・矢口・荻窪・豊島・調布・狛江消防ボランティア

平成24年1月15日(日)から21日(土)は、防災とボランティア週間です。

この週間は、災害時におけるボランティア活動や自主的な防災活動についての認識を深めるとともに、災害への備えの充実強化を図ることを目的としており、本年は東日本大震災を受け、各地域で独自な工夫を凝らし、活発な活動が行われました。

今号では、各消防署での防災とボランティア週間中の取組みを紹介します。

日本橋消防ボランティア 「訓練を利用した募集広報活動」

車両からの救出訓練
車両からの救出訓練
スタンドパイプからの放水訓練
スタンドパイプからの放水訓練

日本橋消防ボランティアは、平成24年1月15日(日)に防災とボランティア週間行事の一環として日本橋消防ボランティア総合訓練を実施しました。訓練の内容は、参集訓練・班編成訓練・D級ポンプ取扱訓練・スタンドパイプ取扱訓練・ボランティア資器材取扱訓練(車両からの救助を実施)・傷者搬送法の訓練・改正された心肺蘇生の実施要領・包帯法と豊富なメニューを実施しました。

今回はフランスのインターネットニュース会社「フランス24」の取材を受けながらの訓練となり、記者からは参加者の防災意識の高さに関心が寄せられていました。

また、本訓練について、署のホームページや事業所に配信している消防防災マガジン等でボランティア以外の一般の訓練体験参加者を募集したところ、当日は4名の参加者がありました。この4名の方も災害時支援ボランティアと同様の訓練を体験したところ、災害時支援ボランティアの活動に大きな興味を寄せていただき、訓練当日に3名の方がボランティア登録をしました。

高輪消防ボランティア 「ボランティアと署員で協力した住民指導」

小規模事業所に対する家具類の転倒・落下・移動防止対策の推進 小規模事業所に対する家具類の転倒・落下・移動防止対策の推進
小規模事業所に対する家具類の転倒・落下・移動防止対策の推進

高輪消防署では、家具類の転倒・落下・移動防止対策に関する教養を受講したボランティア登録者を「家具類の転倒・落下・移動防止アドバイザー」として位置付け、地域住民に対し対策の促進活動を実施しています。

本年の防災とボランティア週間は、「小規模事業所に対するオフィス家具類の転倒・落下・移動防止対策の促進」をテーマとし、高輪消防署予防課職員と協働して小規模事業所を訪問しました。訪問時は、予防課職員が事業所の防災計画の作成指導を担当し、高輪消防ボランティアが家具類の転倒・落下・移動防止対策の促進を担当するなど、連携した指導を実施しました。

訪問先の事業所の従業員からは、「まだ東日本大震災の地震の揺れを覚えています。その時は棚がかなり揺れたので対策をしなければいけないと思っていたのですが、結局未だに対策はしていませんでした。今日の話を聞いて対策をすることにしました。ありがとうございます。」など、感謝の声が聞かれました。参加した高輪消防ボランティアからは「いきなりの訪問で不安でしたが、皆さんよく話を聞いてくれました。地域防災のために役立つことができて、とても嬉しかった。」との感想が寄せられました。

矢口消防ボランティア 「地元ケーブルテレビを活用した広報」

華のある女性3名での広報を実施
華のある女性3名での広報を実施

矢口消防署では、平成24年1月13日(金)に地元ケーブルテレビを通じた広報活動を実施しました。

収録には、矢口消防署女性職員・主婦の矢口消防団員・女子高校生の災害時支援ボランティアが参加し、防災とボランティア週間の創設の経緯や防災ボランティアの重要性、災害時支援ボランティアへの登録及び消防団への入団を広く呼びかけました。

荻窪消防ボランティア 「創意工夫した訓練」

荻窪消防ボランティアは、平成24年1月14日(土)に署ボランティア講習を実施しました。今年は例年の感謝状贈呈、活動訓練に加え、市民が行う心肺蘇生の実施要領の改正に伴う教養及び車椅子利用者の介助要領の教養を行いました。

市民が行う心肺蘇生の実施要領の改正に伴う教養 市民が行う心肺蘇生の実施要領の改正に伴う教養
市民が行う心肺蘇生の実施要領の改正に伴う教養

市民が行う心肺蘇生の実施要領の改正に伴う教養では、まず、救急資格を有する消防署員が変更点について説明し、その後、応急手当普及員の資格を持つボランティアが、その他のボランティアを指導する形式で訓練を実施しました。

応急手当普及員からは「救命講習と同じ様な状況で、新しい蘇生法の指導ができてよかった。」との声が聞かれ、他のボランティアからは「一緒に活動しているボランティアから教えてもらい、リラックスできて覚えやすかった。」との声が聞かれ、それぞれに好評な訓練となりました。

車椅子利用者の介助要領の教養
車椅子利用者の介助要領の教養
結索訓練(大ハンマーの結着)
結索訓練(大ハンマーの結着)

車椅子利用者の介助要領の教養では、東日本大震災時に、停電によりエレベーターが停止してしまったため、車椅子利用者が高層階から避難するのに時間を要した事案もあったことから、基本的な操作要領及び階段を降りる訓練を実施しました。

今回は、車椅子利用者の介助要領の教養等、新しい訓練を取り入れたところ、ボランティアの皆さんは、非常に興味を持って、積極的に訓練に取り組んでいました。

また、継続して行っているD級可搬消防ポンプの取扱訓練、救助資器材取扱訓練及び結索訓練等は、かなりの上達が見られました。

豊島消防ボランティア 「訓練経験を生かした救命功労による消防総監感謝状の受賞」

訓練経験を生かした救命功労による消防総監感謝状の受賞

平成24年1月15日(日)、豊島消防ボランティアの女性に消防総監感謝状が贈呈されました。この感謝状は、平成23年11月27日(日)、豊島区駒込七丁目の稲荷神社境内において餅をのどに詰まらせて意識不明に陥っていた男性に対し、衆人環視の中、背部叩打法を実施し救命したことによる受賞です。

このボランティアの女性は日頃から豊島消防ボランティアの活動に積極的に参加しており、救命活動を行った日は、前日に防火防災フェスタで活動訓練を行っていたことから、勇気を出して行動できたと話していました。

調布消防ボランティア 「保育園児への防災教育」

保育園児への防災教育

調布消防ボランティアは、平成24年1月18日(水)に調布消防署に来署した調布市内の3保育園の園児に対し、調布消防署員と協力し、防災ダック、煙体験、起震車体験などの総合防災教育を実施しました。園児たちも真剣な面持ちで聞き入っていました。

日頃の保育園で訓練していることもあり、「地震が起きたらどうするの?」の問いかけに「机の下に入る。」「僕知っている。」「私も」など反応の早い園児も多く、指導したボランティアからも「園児達の目の輝きや知識にはビックリしました。今後も機会があれば、ボランティアとしての訓練だけでなく、幼児たちの防災の芽を育てて行きたいと思います。」と話していました。指導をしたボランティアの経験豊富な話術は、署員も参考になりました。

狛江消防ボランティア 「駅前にボランティア募集広報コーナーを設置」

駅前にボランティア募集広報コーナーを設置
狛江駅前の募集コーナー

狛江消防署では、小田急狛江駅前に、災害時支援ボランティア広報コーナーを設置し、募集広報を実施しました。ボランティア自身が都民目線で広報することで、新規登録者の確保ができました。

また、狛江消防署入口にはマネキンにボランティアユニフォームを着せ、募集DVD放映を行うなど、視覚に訴える効果的な広報を展開しました。



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