近年発生した地震でけがをした原因の3割から5割が家具の転倒・落下物によるものです。
また、平成23年3月11日に発生した東日本大震災後に行った都内の住宅や事業所における家具などの転倒に関する調査によると、特に高層階では転倒・落下に加え「移動」が多く発生しました。今後予想される首都圏での地震においては、新たに長周期地震動による高層階での被害が予想されます。
普段から家具類の転倒・落下・移動防止対策に努めましょう!
外観上被害はなし |
⇒ …でも |
室内は家具が転倒 |
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高層階では、低層階に比べ揺れが大きくなる傾向があり、家具類の転倒・落下に加え、家具類の「移動」が発生します。家具類の移動で、「挟まれる」「ぶつかる」ことによるけがや、避難経路が塞がれるなど避難障害が生じる可能性があります。頻繁に移動する家具類は、キャスターをロックし、壁と着脱式ベルトなどで連結、あまり移動しないキャスター付き家具類は、キャスターに下皿を敷き、さらに転倒防止対策をしましょう。
家具類が転倒・落下・移動しても避難に支障がなくけがをしないような家具の配置をしましょう。座る場所や寝る場所の付近では、背の高い家具類は避ける方がいいでしょう。