このページの本文へ移動
東京消防庁赤坂消防署安全・安心コーナー家具の転倒・落下防止対策

家具の転倒・落下防止対策

近年発生した地震でけがをした原因の3割から5割が家具の転倒・落下物によるものです。

また、平成23年3月11日に発生した東日本大震災後に行った都内の住宅や事業所における家具などの転倒に関する調査によると、特に高層階では転倒・落下に加え「移動」が多く発生しました。今後予想される首都圏での地震においては、新たに長周期地震動による高層階での被害が予想されます。

普段から家具類の転倒・落下・移動防止対策に努めましょう!

外観上被害はなくても
外観上被害はなし

…でも
室内は家具が転倒しています
室内は家具が転倒
棚は転倒防止金具で固定重いものは棚の上などの高いところに置かない
転倒・落下防止の具体的な対策
転倒防止金具などで固定し、倒れにくくする。
サイドボード、食器戸棚、窓などのガラスが飛散しないようにする。
本棚や茶ダンスなどは、重い物を下の方に収納し、重心を低くする。
棚やタンスなどの高いところに危険な物を戴せて置かない。
食器棚などに収納されているガラス製品(ビン類など)が転倒したり、すべり出さないよう防止枠を設ける。
二段重ねの家具類は、上下を平型金具などで固定する。
柱、壁体に固定する場合は、L型金具とモクネジで家具の上部を固定する。
ガラスには、ガラス飛散防止フィルムを張る。

オフィス家具類の転倒防止対策の例

オフィスでの家具類の転倒・落下防止対策の例

自宅家具類の転倒防止対策の例

家具転倒防止の具体的な対策

家具転倒防止器具の一例

転倒防止器具一例転倒防止器具の一例

家具類の移動防止(高層階注意!)

高層階では、低層階に比べ揺れが大きくなる傾向があり、家具類の転倒・落下に加え、家具類の「移動」が発生します。家具類の移動で、「挟まれる」「ぶつかる」ことによるけがや、避難経路が塞がれるなど避難障害が生じる可能性があります。頻繁に移動する家具類は、キャスターをロックし、壁と着脱式ベルトなどで連結、あまり移動しないキャスター付き家具類は、キャスターに下皿を敷き、さらに転倒防止対策をしましょう。

家具類の移動防止 高層階注意!

家具類の配置

家具類が転倒・落下・移動しても避難に支障がなくけがをしないような家具の配置をしましょう。座る場所や寝る場所の付近では、背の高い家具類は避ける方がいいでしょう。

家具類の配置例
⇒家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック(PDF)はこちら

↑このページのトップへ戻る