事故防止のポイント
(1) 危険な行動を見かけたら、注意を促しましょう。
公園・広場等での遊具に起因する事故は、遊具からの転落がそのほとんどを占めています。また、年齢が上がるごとに中等症以上の割合が増加しています。子どもの好奇心や冒険心から同じ遊具でも年齢とともに遊び方も変化していくとともに、保護者等の目の届かないところで遊ぶことも多くなってくることと思います。保護者等は子どもが遊具の上でふざけたりしないように指導するとともに、子どもの危険な行動を見かけたら注意を促しましょう。
(2) 遊具から飛び降りたり、遊具間を飛び移ったり、滑り台等を逆走しない!
遊具には、遊具ごとの遊び方があります。公園内や遊具等に示されている遊び方をよく読んで、危険な遊び方をしないようにしましょう。遊具等に遊び方などの注意書きがある場合はよく読んで、子どもに正しい遊び方を指導しましょう。
(3) 小さな子どもには保護者が付き添いましょう。
幼児では滑り台で多くの事故が発生しています。滑り台から転落して頭蓋骨を骨折する事故も起きています。遊具に夢中になって、思わぬ事故につながることも想定されることから、小さな子どもを遊具で遊ばせる時には、極力保護者が付き添って、子どもから目を離さないようにしましょう。
(4) 遊具の昇り降りは両手を使いましょう。
滑り台を例にとると、階段部分からの転落が最も多くなっています。また、他の遊具においても昇ったり降りたりするときに転落する事故が多く発生しています。遊具の昇り降りの際には両手を使って、手すり等をしっかりと握りましょう。
(5) ぶらんこ等では遊んでいる人のそばに近づかないようにしましょう。
ぶらんこ等の大きく揺れるような遊具では、遊んでいる人のそばに近づいたり、横切ったりしたために受傷する事故が多くあります。安全領域を示している安全柵等がある遊具では遊んでいる人以外は入らないようにしましょう。
(6) 遊具の管理者等は、遊具の定期点検・修理等の安全対策を!
遊具の管理者等は、定期的に遊具を点検し、遊具が破損していたり、劣化していたりしたら使用禁止や修理等の措置を取りましょう。楽しく遊べるのも、安全な遊具があってのものです。また、遊具について危険なところを見つけたら、自治体等の管理者に伝えましょう。