東京消防庁管内では、平成21年中に、乳幼児(6歳以下)の歯磨き中の事故で47人が医療機関に救急搬送されています。
この事故は、いずれも歯ブラシで口腔内を受傷したもので、特徴は次のとおりです。
(1) 年齢別では、1歳児が23人、2歳児が12人で、全体の74.5%を占めています。
(2) 受傷要因別では、「歯磨き中に歩くなどして転倒」が全体の61.7%を占めています。
(3) 年齢別に初診時程度を見ると、不安定ながらも走りまわったりすることができるようになった2歳児の3人に1人が中等症となっており、危険性が高くなっています。
■ 歯ブラシ・歯磨きに係る救急事故の発生状況(平成21年中の速報値)