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東京消防庁 広報テーマ(10月号) テーマ1 火災から尊い生命を守ろう
  平成30年秋の火災予防運動
  平成30年上半期の火災状況
  平成29年中の住宅火災の概要
  住宅火災の主な出火原因と防ぐポイント
  住宅用防災機器の普及促進
  家具類の転倒・落下・移動防止対策
テーマ2 119番の通報は落ち着いて
  平成29年中の119番受付件数
  東京消防庁の119番通報システム
  正しい通報要領
  携帯電話、PHSからの通報
  119番自動通報
  緊急ネット通報、119番ファクシミリ通報

火災から尊い生命を守ろう

画像:火災から尊い生命を守ろう

家具類の転倒・落下・移動防止対策

 「家具転対策(かぐてんたいさく)」とは、地震の揺れでケガ等をしないために、家具や家電などを固定したり、落下防止をしたりする、「家具類の転倒・落下・移動防止対策」の略称です。

 今年6月に発生した大阪府北部を震源とした地震では死者や多くの負傷者が発生し、家具類の転倒・落下・移動等によりけがをされた方や亡くなった方もいます。
 地震揺れで家具類の転倒等が発生すると、けがをしてしまうだけでなく、火災の発生等につながる可能性があります。家具転対策は、地震が発生した際にご自分を守る「自助」だけでなく「共助」として、隣近所や、地域の助け合いへとつながる重要な対策です。

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 これから寒くなる時期です。暖房器具などに家具が倒れて火災が発生するおそれもありますので、家具転対策を実施しましょう。


■ ケガだけではない!家具転対策をしていないと起こる危険

@ 火災

 地震が起こると、家具類の転倒・落下・移動によって火災が発生することがあります。
ストーブや水槽ヒーターなどの熱を発する器具に家具類が転倒等をした場合だけでなく、ストーブ等に家具類の収容物(本棚の本など)が落下することでも火災が発生する危険があります。
 平成23年3月11日に発生した東日本大震災において、都内で32件の火災が発生しましたが、その多くが家具類の転倒・落下・移動によるものでした。
 平成27年4月第21期火災予防審議会(地震対策部会)では「地震火災による人的被害の軽減方策」として、家具転対策が地震時の出火予防としても有効であり、火災による死者数の減少に大きく寄与することが示されました。
 火災による被害を減らすためにも、家具転対策は絶対に欠かせません。
 <東日本大震災での家具類の転倒等による出火の例>

  •  ○ 本棚が倒れ、本が電気ストーブに落下し出火
  •  ○ 電気スタンドが倒れ、布団に接触し出火
  •  ○ 落下物が、家電製品のスイッチに接触し、スイッチが入ることにより出火 など
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A 避難障害

 出入口付近に家具転対策を実施していない家具を配置してしまうと、転倒した家具が出口や扉を塞ぎ、逃げられなくなることがあります。
 首都直下地震等の大規模地震が発生した場合、こうして閉じこめられてしまうとそのまま長時間救出されない可能性があります。
 避難できない状況で、自宅や近隣の住宅等で火災が発生すると、火災に巻き込まれる可能性が高く、非常に危険です。
 避難路を確保するために出入口や避難経路に家具を置かないことや、自分の方に倒れてこないように、家具を置く向きを工夫したりする家具転対策も、非常に大切です。


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■ どうやって家具転対策をしたらいいの?

 一言で家具転対策といっても、その方法は様々です。
 家具転対策と聞いてすぐ頭に浮かぶのは、金具などを使用し、家具と壁をネジ留めするようなものかもしれませんが、対策器具を組み合わせた固定もおすすめです。例えば、タンスなどの場合、つっぱり棒とストッパー式(もしくマット式)を組み合わせて設置することで、L型金具と同等の効果が得られます。
 それ以外にも、大きなホームセンターなどに足を運ぶと、穴を開けたりすることなく設置し、固定できる器具も多く販売されています。
 ご家庭の部屋の実情に合わせて対策を行う家具の形状や重さに合った器具を選び、器具の効果が十分に発揮できるよう、正しく設置することが重要です。


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東京消防庁広報テーマ(10月号)>テーマ 2