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東京消防庁 広報テーマ(8月号) テーマ1 地域の防災力を高めよう
  防災の日と防災週間
  防火防災訓練に参加しましょう
  訓練用防災マップについて
  「地震その時10のポイント」
  「地震に対する10の備え」
  家具類の転倒・落下・移動防止対策の推進
テーマ2 電気火災を防ごう
  電気火災の実態
  電気火災の出火要因別状況
  身近な家庭電気製品の火災
  リチウムイオン電池関連による火災
  トラッキング現象による火災
  コンセント、差込みプラグ等による火災
  電気火災を防ぐポイント

地域の防災力を高めよう

地域の防災力を高めよう

家具類の転倒・落下・移動防止対策の推進

1 家具類の転倒・落下・移動防止対策の推進

「家具転対策(かぐてんたいさく)」とは、地震時の家具や家電などの転倒・落下・移動による、けがや出火、避難障害を防止する「家具類の転倒・落下・移動防止対策」の略称です。

今年6月に発生した大阪府北部を震源とした地震では、大阪府北部を中心に震度6弱の揺れが観測されました。
(右写真は平成28年に発生した熊本地震時の室内被害写真)

この地震により、大阪府で死者4名、負傷者354名が発生したほか、京都府、兵庫県、滋賀県、三重県、奈良県、徳島県の広範囲でけが人が発生し、負傷者の総計は428名に上りました。
(平成30年6月29日現在 総務省消防庁発表)

家具類の転倒・落下・移動防止対策の推進

「倒れてきたタンスに挟まれ死亡」、「自宅の棚が転倒したことにより負傷」、「自宅の食器棚が転倒したことにより負傷」、「自宅で落下物により後頭部挫創」等と死傷した方の原因が明らかになるにつれ、改めて家具転対策の重要性・必要性がわかります。

家具転対策をしていないことは負傷の原因になるだけでなく、避難障害や火災発生時の初期消火活動の阻害要因となる恐れがありますので、この機会にご自宅にある家具類を見直して、家具転対策を実施しましょう。

図1 家具類の転倒・落下・移動によるケガの割合(当庁調べ)
《近年発生した地震における家具類の転倒・落下・移動が原因のけが人の割合》


2 家具転対策の例

ここで改めて、具体的な家具転対策方法の一部をご紹介します。

一言で家具転対策といっても、その方法には様々なものがあります。

家具転対策と聞いてすぐ頭に浮かぶのは、金具などを使用し、家具と壁をネジ留めするようなものかもしれませんが、家具を動かないように固定するだけが家具転対策ではありません。収納先をまとめて、家具を置かないようにしたり、家具の配置や向きを工夫したりすることも一つの家具転対策といえます。

(1) 集中収納

クローゼットや納戸、据え付け収納家具への集中収納により、努めて生活空間に家具類を置かないようにしましょう。

(2) レイアウトの工夫及び転倒・落下防止対策

避難の妨げになることがあるので、通路や出入口周辺に転倒・落下・移動しやすい家具類を置かないようにしましょう。また、家具類を置く方向にも注意しましょう。

画像:レイアウトによる対策の例
《レイアウトによる対策の例》

転倒・落下防止対策は、ネジによる固定が最も効果が高い方法です。ポール式で固定する場合は、ストッパー式もしくはマット式を併用することで効果が高まります

画像:ポール式・ストッパー式による対策の例
《ポール式・ストッパー式による対策の例》


(3) 電化製品の転倒・落下・移動防止対策

各家電製品は取り扱い説明書に従い固定してください。


ア テレビ

ストラップや粘着マット、ヒートンを使って連結・固定する場合は、テレビ本体の形状・重量や壁の強度に応じた対策が重要です。テレビは重心が高く、テレビ台ごと転倒することがあります。テレビ台も壁や床などに固定しましょう。

画像:テレビの対策例
《テレビの対策例》

イ 電子レンジ

電子レンジは足部分にマット式を設置するほか、ベルト式で固定する方法があります。また、棚の上部に固定する場合は、棚自体も壁体等に固定しておく必要があります。

画像:電子レンジ等の対策例
《電子レンジ等の対策例》

ウ 冷蔵庫

脚の部分のロックを行うとともに、冷蔵庫の上部をベルトなどで背面の壁と連結することが有効ですが、壁側にネジ止めをする器具の場合は、壁の強度のある部分で行う必要があります。

画像:移動防止対策の例
《移動防止対策の例》

3 おわりに

東京で大規模地震が発生した時の被害を最小限に食い止めるため、もう一度ご自宅の家具類を見直し、家具転対策を実施しましょう。

また、家具転対策ホームページは、家具転対策の必要性や実施方法、関係資料等を掲載しています。是非、家具転対策ホームページをご活用ください。

今後、発生が危惧される首都直下地震や南海トラフ地震などによる室内被害を軽減するために、今できることから始めましょう。

画像:ホームページQRコード
《ホームページQRコード》

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