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東京消防庁 広報テーマ (6月号) テーマ1 身の回りの危険物品の安全な使用、保管方法を再確認しよう
  平成30年度危険物安全週間
  危険物に関する知識を深めよう
  危険物施設等における事故状況
  危険物施設等における自主保安対策の重要性を再確認しよう
テーマ2 要配慮者を守ろう
  高齢者や障害者を災害から守るために
  総合的な防火防災診断
  安否確認や避難支援を取り入れた防火防災訓練
  啓発資料「地震から命を守る『7つの問いかけ』」
  高齢者の熱中症を防ごう
  熱中症の予防のために
  熱中症の兆候を見逃さない
  熱中症が疑われる人を見かけたら
テーマ3 夏祭りや花火大会での火災を防ぎましょう
  火気器具を使うときには
  消防署への届出について

要配慮者を守ろう

タイトル画像:要配慮者を守ろう

♦高齢者や障害者を災害から守るために

平成30年1月1日現在、東京消防庁管内(稲城市及び島しょ地域を除く、東京都全域)における65歳以上の方(以下「高齢者」という。)は3,053,029人で、東京消防庁管内人口13,521,385人の22.6%を占めています。高齢者人口は今後も急速に増加し、超高齢社会がさらに進展することが予想されており、高齢者に関する防火防災対策の強化がますます重要になっています。また、障害者においても、災害からの自力避難が困難なため、高齢者と同様に防火防災上の支援が不可欠です。
 こうした状況の中、東京消防庁では、高齢者や障害者等のうち災害への対応力が弱く、災害時に支援を必要とする方々の安全対策に係る各種取組を推進しています。


※参考資料:住民基本台帳による東京都の世帯と人口(区市町村別・年齢別)平成30年1月

♦総合的な防火防災診断

平成29年中に東京消防庁管内で発生した住宅火災による死者59人のうち、高齢者は42人(71.2%)と、高い割合を占めており、高齢者の居住環境の安全化を図ることが、火災による犠牲者を減らすために必要不可欠であると言えます。


高齢者に対する総合的な防火防災診断の様子


東京消防庁では、地域が一体となって要配慮者の安全・安心を確保するための取組として、「総合的な防火防災診断」を推進しています。「総合的な防火防災診断」とは、消防職員が要配慮者世帯を戸別訪問し、要配慮者個々の生活実態をとらえ、火災、震災、家庭内事故等、当該世帯を取り巻く様々な危険要素を総合的かつ客観的に診断し、区市町村、福祉関係機関、町会・自治会等と連携しながら、当該世帯の居住環境の安全対策等を図るものです。

♦安否確認や避難支援を取り入れた防火防災訓練


大地震等の大規模災害が発生した時の行動として、自分の身は自分で守る「自助」及び地域の中でご近所同士が助け合う「共助」の考え方に基づく地域の防災力の向上を、各種訓練等を通じて積極的に推進しています。
 そうした中、支援や配慮が必要となる高齢者や障害者等の方々を大規模災害から守るためには、平時の訓練の中に安否確認要領や避難支援要領などの対応訓練を取り入れることが重要です。
 各消防署では、管内にある障害者団体や町会自治会等に積極的に訓練実施の働きかけを行い、互いが互いの存在を認識し、有事の際には、支援が必要な方々の避難を地域住民が支援するなど、地域の防災行動力の向上を推進しています。

♦啓発資料 「地震から命を守る『7つの問いかけ』」

防火防災訓練、防災講話等で各消防署が配布しているリーフレット「地震から命を守る『7つの問いかけ』」は、災害時に支援や配慮が必要となる方々の防災行動力向上を目的として、災害発生時に想定されるリスクや対応策(備えと行動)について、時系列に沿って設定した7区分ごとに、その要点を整理し、本人及びその支援者に分かり易く記載した資料です。問いかけ方式で気づきと自主的な取り組みを促しています。当庁ホームページの「安全・安心情報」⇒「トピックス」⇒「地震による被害を防ぐために」の中に、「地震から命を守る『7つの問いかけ』」の詳細を掲載しています。

リンク先:http://www:tfd.metro.tokyo.jp/1fe/topics/7_toi/index.html


地震から命を守る「7つの問いかけ」

東京消防庁では今後も積極的に、災害時に支援や配慮が必要となる方々に対する安全対策を推進していきます。今回紹介した、総合的な防火防災診断、安否確認や避難支援等の対応を取り入れた防火防災訓練、啓発資料「地震から命を守る『7つの問いかけ』」についての詳しい内容は、お近くの消防署にお問合わせください。

♦高齢者の熱中症を防ごう

東京消防庁管内では平成29年6月から9月までの間に3,167人が熱中症(疑いを含む)で救急搬送されました。そのうち高齢者(65歳以上)は1,534人で、全体の48.4%と高い割合を占めています。さらに65歳以上のうち、後期高齢者(75歳以上)の割合は72.4%と非常に高い割合となっています。また、熱中症で救急搬送された高齢者のうち5割以上の方が、入院が必要とされる中等症以上と診断されています。高齢者本人の熱中症予防対策とともに家族など周囲による熱中症予防対策が必要です。


年齢区分別の熱中症による救急搬送人員(平成29年6月~9月)


◆高齢者が熱中症にかかりやすい理由
 高齢者は、様々な理由により熱中症になりやすいと考えられていますが、その理由は、以下のとおりです。

▶「暑い」と感じにくくなる
▶ 体温調節がしにくくなる
▶ のどの渇きを感じにくくなる など

本人は暑いと感じていなくても、室内の温度が
35度以上になっているということも・・・

♦熱中症の予防のために

◆暑さを避けましょう
行動の工夫
▶ 日陰を選んで歩く
▶ 涼しい場所に避難する
▶ 適宜休憩する
▶ 天気予報を参考にして外出を検討する

衣服の工夫
▶ 吸汗・速乾素材等を活用する
▶ 襟元はゆるめて通気する
▶ 日傘や帽子を使う

住まいの工夫
▶ 窓から差し込む日光を遮る(ブラインドやすだれ、日射遮断フィルム等)
▶ 風通しを利用する(網戸・吹き抜け等)
▶ 空調設備を利用する(我慢せずに冷房を入れる)

◆こまめに水分補給をしましょう
▶ のどが渇く前あるいは暑いところに出る前から水分を補給する

♦熱中症の兆候を見逃さない

高齢者は若年者に比べ、熱中症を起こしやすくなっています。熱中症の危険信号を見逃さず、すぐに涼しい場所へ移動し体を冷やし、水分補給を行うことが重要です。

◆熱中症の危険信号
▶ 高い体温           ▶ 赤い・熱い・渇いた皮膚
▶ ズキンズキンとする頭痛    ▶ めまい、吐き気
▶ 意識の障害

♦熱中症が疑われる人を見かけたら

◆涼しい環境への避難
  風通しのよい日陰や、クーラーが効いている室内などに避難させましょう。
◆脱衣と冷却
  衣服を脱がせて風通しを良くし、体から熱の放散を助けます。
◆水分・塩分の補給
  冷たい水を持たせて、自分で飲んでもらいます。大量の発汗があった場合は、経口補水液やスポーツドリンク等で塩分も補給します。

自力で水が飲めない場合や症状が改善しない場合は、医療機関へ搬送しましょう。
意識がない場合は、すぐに救急車を呼びましょう。

参考資料:熱中症環境保健マニュアル2018(環境省)

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