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東京消防庁 広報テーマ (4月号) テーマ1 子供の事故を防止しよう
  日常生活における事故
  乳幼児の事故発生状況
  乳幼児の事故種別と中等症以上の割合
テーマ2 建物の安全に関する情報を活用しよう
  違反公表制度
  優良防火対象物認定表示制度
テーマ3 アウトドアでのBBQ(バーベキュー)、燻製調理の火災に注意しよう
  火災状況
  BBQ(バーベキュー)・燻製調理時の火災を防ぐポイント
  火災事例

子供の事故を防止しよう

タイトル画像:子供の事故を防止しよう

♦日常生活における事故

東京消防庁管内では、平成28年中は131,925人が日常生活における事故により救急搬送されており、年々増加傾向にあります。 その中でも、5歳以下の子ども(乳幼児)と高齢者の救急搬送人員が多くなっています(図1)。乳幼児は危険に対する認識が乏しく、危険を回避する能力が未熟です。家族など周囲の人が、過去にどのような事故が発生しているかを知り、事前に対策をとることで、重大な事故から子どもを守りましょう。

画像:図1 年齢層(5歳単位)別の救急搬送人員(平成28年中)

図1 年齢層(5歳単位)別の救急搬送人員(平成28年中)

♦乳幼児の事故発生状況

平成24年から平成28年までの5年間に47,594人の乳幼児が救急搬送され、平成28年中は9,990人と過去5年間で最も多くの乳幼児が搬送されています(図2)。
平成28年中の救急搬送人員を年齢別にみると、1歳が最も多く、次いで2歳となっています(図3)。

図2 乳幼児の年別救急搬送人員

図2 乳幼児の年別救急搬送人員

図3 年齢別救急搬送人員(平成28年中)

図3 年齢別救急搬送人員(平成28年中)

♦乳幼児の事故種別と中等症以上の割合

乳幼児に多い事故と入院が必要とされる中等症以上の割合をみると、救急搬送が多いのは“落ちる”事故、“ころぶ”事故となっています。また、中等症以上の割合が高い事故は、“おぼれる”事故が最も多くなっており、次いで“やけど”の事故が多くなっています(図4)。

図4 乳幼児の事故種別と中等症以上の割合(平成28年中)

図4 乳幼児の事故種別と中等症以上の割合(平成28年中)

自宅の浴槽での「おぼれ」

おぼれた場所の第1位は、自宅の浴槽です。

「おぼれ」を防ぐために
○ 乳幼児をお風呂に入れている時、水遊びをさせている時は、
  決して目を離さない。
○ 子どもだけで浴室に入れないようにしておく。


こんな事故が起きています!

【事例】兄弟のお世話をしていて・・・
母親が脱衣所で長男の体を拭いていた時に、二男(1歳)が見えないことに気づき浴室をみたところ、浴槽内に顔が浸って沈んでいたのを発見した。(程度:重症)

過去には、首掛け式浮き輪を浴槽で使用して、保護者が目を離した時に乳幼児がおぼれる事故も発生しています。
自宅での子供事故
「やけど」

味噌汁や熱湯、お茶などの熱い液体でのやけどが多いです!

「やけど」

やけどの事故が多かった要因(平成28年中)

「やけど」を防ぐために
○ やけどの恐れのあるものは、子どもの手の届くところに置かない。
○ 子どもを抱いたままの調理や、熱いものの飲食をしない。


こんな事故が起きています!

【事例】電気ケトルの熱湯で・・・

0歳6か月の男児は、コードを引っ張って電気ケトルを倒してしまい、お湯がこぼれて熱湯をかぶり、
胸をやけどした。(程度:中等症)

【事例】机に置いてあったお味噌汁で・・・

1歳の女児は、テーブルの上に置いてあった味噌汁のお椀を自らが引き寄せたため、お椀から味噌汁が
こぼれ腹部をやけどした。(程度:軽症)
窓やベランダから「落ちる」

住宅の窓やベランダから落ちる事故が繰り返し起きています!

東京消防庁管内で、平成24年から平成28年までの5年間に、乳幼児108人が、住宅等の窓やベランダ※からの墜落により救急搬送されています。

※1階、天窓を除く
ベランダから落ちる事故

窓やベランダからの落ちる事故を防ぐために
○窓際やベランダには、子どもが登れるようなものを置かない。

  1. エアコンの室外機、植木鉢などを置く場所にも注意しましょう。
  2. ベランダへの出入口の窓などには、鍵を二重に設ける等の措置を講じましょう。
◆ 窓際では、ソファーや室内用ジャングルジムを足場にしたと推定される事故も発生しています。
◆ 子どもは日々成長し、行動範囲が広がっていきます。昨日上れなかった場所に、今日は上っているかもしれません。


こんな事故が起きています!

【【事例】出窓から墜落

自宅4階にて親が目を離した際に、1歳の男児が椅子を使って出窓から景色を眺めており、その後網戸を突き破り
地上に墜落した。(程度:重症)

【事例】ベランダから墜落

5歳の女児は、自宅3階ベランダにてエアコン室外機に上って遊んでいたところ、誤ってベランダの手すりを
乗り越えて墜落した。(程度:中等症)
ものがつまる等

6か月になったら、何でも口に入れたがる傾向があります。
  窒息は放置すれば死に至る危険な事故です。

ものがつまる事故

年齢別救急搬送人員と0歳児の月齢別救急搬送人員(平成28年中)

※ 耳や鼻等に入ったものも含みます。

窒息や誤飲を防ぐために
○家の中は、子どもの目の高さで危険がないかチェックする。
  (誤飲する可能性があるものを、子どもの手の届くところに置かない)
○灯油、ボタン電池など、誤って飲み込んだ時に危険性の高いものは
 何かを知っておく。
○食べ物は、年齢に応じた大きさや形にして食べさせる。食事中びっくりさせない。


窒息や誤飲を防ぐために

こんな事故が起きています!

【事例】ミルクで窒息

母親が娘(6か月)にミルクを飲ませたところ、嘔吐し反応がなくなったため、背中をたたいてゲップをさせたが、体がけいれんしていたため、救急要請した。(程度:重症)

【事例】ビー玉を誤飲事故

3歳の女児は、自宅にてビー玉で遊んでいたところ誤って飲み込んでしまい、両親が除去しようとしたが取れなかったため救急要請した。(程度:重症)

その他、過去に重症または重篤と診断された事例として煎餅、りんご、硬貨、ボタン電池、洗濯用洗剤などがあります。

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