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東京消防庁  広報テーマ (12月号) テーマ1 年末・年始の救急事故をなくそう
  年末年始は救急出場件数が急増します!
  風邪やインフルエンザに注意しよう
  飲酒による事故をなくそう
  餅による窒息事故に注意
  病院へ行く?救急車を呼ぶ?急な病気やけがで迷ったら #7119
  救急車の適正な利用について
テーマ2 冬季のガソリン・灯油の取扱いに注意しよう
  ガソリンなどの危険物を取り扱う際には静電気に注意しましょう。
  セルフスタンドを安全に利用するために
  灯油を石油ストーブに入れる時は、ストーブを消火しましょう。
テーマ3 大掃除の機会に家具類の転倒防止をしよう
  家具転対策をしていないと起こる危険
  どうやって家具転対策をしたらいいの?

大掃除の機会に家具類の転倒防止をしよう

家具類の転倒・落下・移動防止対策の推進

年末、大掃除の季節です。今年の汚れをはらって、新しい年を迎えるための大掃除。普段は動かさない家具を動かす良い機会です。この機会にぜひ「家具転対策(かぐてんたいさく)」をしてみましょう!

家具転対策とは、地震の揺れでケガ等をしないために、家具や家電などを固定したり、落下防止をしたりする、「家具類の転倒・落下・移動防止対策」の略称です。地震による家具転倒の発生は、ケガや避難障害、火災など様々な危険につながる可能性が大いにあります。

それらを防ぐ家具転対策は、地震からご自身や家族を守るために、今からでもすぐにできる「自助」の第一歩です。そして、家具転対策の効果でケガなどを防ぐことができれば、次に皆さんは、隣近所や地域の方々と協力し、お互いに助け合う「共助」の行動をとることが可能になります。
地震から大切な命を守るために、家具転対策を実施しましょう。

家具転対策をしていないと起こる危険

ケガ

近年発生した地震で、けがをした人の約30〜50%は、家具類の転倒・落下・移動が原因でした。平成28年4月に発生した熊本地震においても、この割合はほぼ同じで、一般住宅で約29%、高層マンションで約40%でした。
また、熊本地震では、地震時の揺れによる家具類の転倒等で負傷した人の他に、地震後に、転倒等した家具類を片付ける際に、家具の移動や割れたガラス等で負傷した人も10〜20%程度いました。
家具転対策で室内の安全性を向上させることで、地震による負傷者を大きく軽減させることが期待できます。

火災

平成23年3月11日、東日本大震災において都内で発生した火災の多くが家具類の転倒・落下・移動によるものでした。
地震が起こると、家具類の転倒・落下・移動によって火災が発生することがあります。ストーブや水槽ヒーターなどの熱を発する器具に家具類が転倒等をした場合だけでなく、ストーブ等に収容物が落下することでも火災が発生する危険があります。

東京都が公表した首都直下地震の被害想定では、都内で最大約800件もの火災が発生すると想定されています。
平成27年4月第21期火災予防審議会(地震対策部会)では「地震火災による人的被害の軽減方策」として、家具転対策が地震時の出火防止としても有効であり、火災による死者数の減少に大きく寄与することが示されました。火災による被害を減らすためにも、家具転対策は絶対に欠かせません。

火災

<東日本大震災での出火例>
○ 本棚が倒れ、本が電気ストーブに落下し出火
○ 電気スタンドが倒れ、布団に接触し出火
○ 落下物が、家電製品のスイッチに接触し、スイッチが入ることにより出火など

避難障害

出入口付近に家具転対策を実施していない家具を配置してしまうと、転倒した家具が出口や扉を塞ぎ、逃げられなくなることがあります。
首都直下地震等の大規模地震が発生した場合、こうして閉じ込められてしまうと、そのまま長時間救出されない可能性があります。避難できない状況で、自宅や、近隣の住宅等で火災が発生すると、火災に巻き込まれる可能性が高く、非常に危険です。

避難障害

避難障害を起こさないためには、左図のように出入口や避難経路に家具を置かないことや、家具を置く向きを工夫したりする家具転対策も非常に大切です。

家具の配置

どうやって家具転対策をしたらいいの?

家具転対策器具にはいくつかの種類があり、器具により性能が異なります。下図を参考にしていただくとイメージがしやすいと思います。
最も効果が高いのはL型金具ですが、家具類や壁に穴を空けたくない場合、ポール式とストッパー式(またはマット式)を組み合わせて設置することで、L型金具と同等の効果が得られます。
また、熊本地震では、器具の耐荷重を超える家具を固定していたために転倒してしまったと推測される事案が多数確認されました。せっかく家具転対策をしても、器具の性能以上の家具を固定したり、不適切な方法で固定したりすると、転倒防止効果が期待できません。固定の際には、器具の性能や正しい取付方法、対象となる家具等についてよく確認しましょう。

どうやって家具転対策をしたらいいの?