このページの本文へ移動
東京消防庁 広報テーマ(7月号) テーマ1 夏に多発する事故から尊い命を守ろう
  熱中症を防ごう
  河川やプール等での水の事故を防止しよう
  病院へ行く?救急車を呼ぶ?
急な病気やけがで迷ったら#7119
  救急車の適正利用について
  心肺蘇生等の応急手当
テーマ2 日常生活における火災や事故を防止しよう
  子供の火遊びを防止しよう
  花火による火災を防止しよう

救急車の適正利用について

救急車の適正利用について

1.増加する救急出動と救急隊の現場到着時間

東京消防庁における救急出動件数は、依然として年々増加し続け、平成28年中の救急出動件数は777,382件と、救急業務を開始した昭和11年以来、過去最高の件数となり、今後さらに増え続けると予想されます(図1参照)。

東京消防庁では、119番通報で救急車の要請を受けると、対応可能な最も近くの救急車を出動させています。救急要請が増加すると近くの救急車が全て出動中となり、遠くから救急車が出動することで、到着までに時間が必要となります。

このため、救急車が出場してから要請場所に到着するまでの平均時間は長くなる傾向にあり、平成28年中は7分30秒で、救命曲線をみると傷病者への影響が危惧されています(図2、図3参照)。

一方、救急車が搬送した方のうち、入院を必要としない軽症の割合は50%以上を占めており、また、アンケート調査の結果では、救急車を要請した理由として、「生命の危険があると思った」など緊急性がある理由が多い反面、「交通手段がなかった」など緊急ではない理由も見受けられました。このような状況が進むと、救急車の到着が更に延び、救えるはずの命が救えなくなる危険性が高まります。

年間出動件数

図1

平均到着時間

図2

救命曲線

救命曲線

図3

2.救急車の適正な利用のお願い

救急車の出場件数は、毎年増え続けていますが、出動できる救急車の数には限りがあります。もし、緊急性のない救急車の利用が増えると、本来近くから駆け付けるはずの救急車がいなくなってしまいます。

その電話、救急ですか?

緊急のときは、119
迷ったときは、#7119(東京消防庁救急相談センター)※
をご利用ください。

※急な病気やケガをしたときに、「救急車を呼ぶべきか?」、「今すぐ病院に行くべきか?」など迷った際の相談窓口で、相談医療チーム(医師、看護師、救急隊経験者等の職員)が、症状に応じたアドバイス・病院案内を24時間年中無休で行っています。

3.救急搬送トリアージについて

救急隊は、傷病者に緊急性が認められないと判断された人には、同意を得て自らの受診をお願いする「救急搬送トリアージ」を実施しています。救急隊が緊急性の高い傷病者に対して、迅速かつ的確に対応していくためご理解とご協力をお願いします。

このような場合は、対象となる可能性があります。

  • 手や足の切り傷、擦り傷
  • 手や足のやけど
  • 耳や鼻の異物
  • 鼻出血
  • 皮膚の発赤、かゆみ
  • 眠れない、不安、さみしい
人差し指をやけどして赤くなっている様子
〈やけど〉
鼻血がでている様子
〈鼻出血〉
緊急性が認められない場合自己受診をお願いしております。(必要に応じ、診療可能な救急医療機関、東京民間救急コールセンターや東京消防庁救急相談センター等をご案内します。)

4.民間救急(患者等搬送事業者)・サポートCabについて

「民間救急」とは、転院や入退院、通院などの緊急性がない場合に搬送を行う民間の搬送事業者です。東京消防庁では、条例に基づき、乗務員が応急手当に関する講習を修了していることや車両に一定の装備や資器材を備えていることなど、基準を満たしている事業所を認定しています。民間救急には、「寝台自動車」「寝台・車いす兼用車」と「車いす専用車」があります。

「サポートCab」とは、緊急性のない通院や受診などで、歩行が可能な方を対象に利用していただくことを目的にした、タクシーのことをいいます。乗務員は、救命講習の受講修了者が担当しており、いざというときには応急手当をすることができます。(移動の介助等の介護業務は行っておりません。)民間救急・サポートCab共に、東京民間救急コールセンター(0570-039-099)等に連絡することで、利用ができます。

民間救急やサポートcabのご案内は東京民間救急コールセンターへ ナビは24時間無休
民間救急やサポートcabのご案内は東京民間救急コールセンターへ ナビは24時間無休

※ 東京消防庁認定の民間救急(患者等搬送事業者)については、東京消防庁ホームページで公表しています。

5.救急車利用リーフレット(消防庁発行)

総務省消防庁では、緊急性の高い症状に早く気付き、迷わず救急車を呼んでもらうため、年代別に緊急性が高いと捉えるべき症状を掲載したリーフレットを作成しています。

救急車の利用者の多くが高齢者となっている現状を踏まえ、「子供版」「成人版」のほか、特に高齢者の場合に緊急性が高いと捉えるべき症状を載せた「高齢者版」があり、こちらは、高齢者ご自身のほか、高齢者の家族、福祉施設等の職員等の方々にもご利用いただけます。

こんな症状の時にはすぐに119番できるよう、是非これらのリーフレットをご活用ください。

突然のこんな症状のときにはすぐ119番!!迷ったらかかりつけ医に相談しましょう!

[高齢者版]

成人版

[成人版]

子供版

[子供版]

付帯資料①、②も自由に組み合わせて使用可能

付帯資料1

[付帯資料①]

付帯資料2

[付帯資料②]

ダウンロード(総務省消防庁ホームページ上):救急車利用リーフレット