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東京消防庁 広報テーマ(7月号) テーマ1 夏に多発する事故から尊い命を守ろう
  熱中症を防ごう
  河川やプール等での水の事故を防止しよう
  病院へ行く?救急車を呼ぶ?
急な病気やけがで迷ったら#7119
  救急車の適正利用について
  心肺蘇生等の応急手当
テーマ2 日常生活における火災や事故を防止しよう
  子供の火遊びを防止しよう
  花火による火災を防止しよう

河川やプール等での水の事故を防止しよう

河川やプール等での水の事故を防止しよう

夏は河川でバーベキューをしたり、プール等に出かける機会が増えて楽しい季節ですが、おぼれて救急搬送される事故も、この時期に多くなります。

乳幼児では、深さ数センチのビニールプールでもおぼれることがあります。

河川やプール等でおぼれる事故は、生命を脅かす事故となる可能性が高いことから、十分な注意が必要です。

ライフジャケットを着た子供のイラスト

1.河川やプール等でおぼれる事故

  • (1)救急搬送人員の推移

東京消防庁管内1)では、平成24年から平成28年2)までの6月から9月に発生した河川やプール等でおぼれる事故3)により、76人が救急搬送されています(図1)。

水の事故による救急搬送人員(平成24年〜28年)

図1 水の事故による救急搬送人員

1)
東京都のうち稲城市、島しょ地区を除く地域
2)
平成28年は暫定値です。
3)
「自損」、「浴槽での溺水」は除く
  • (2)月別救急搬送人員(平成24年から平成28年まで)

月別にみると、8月に搬送人員が多くなっています(図2)。

図2 月別救急搬送人員

図2 月別救急搬送人員

  • (3)年代別の救急搬送人員

年代別にみると、20歳代が最も多く、次いで9歳以下、10歳代となっています(図3)。

年代別の救急搬送人員

図3 年代別救急搬送

  • (4)事故発生場所別の救急搬送人員

おぼれる事故が発生している場所では、河川が63.2%、プールが30.3%と高い割合を占めています(図4)。河川では、地形により流れが速い場所もあるので注意が必要です。また、子供用のビニールプールでも2人が搬送されています。

図4 事故発生場所別の救急搬送人員

図4 事故発生場所別の救急搬送人員

  • (5)年齢区分別による発生場所の割合

9歳以下では、プールでの事故の割合が高くなっていますが、10歳代からは河川での事故の割合が増加しています(図5)。

図5 年齢区分別による発生場所の割合

図5 年齢区分別による発生場所の割合

  • (6)初診時程度別割合

初診時程度別割合では、生命の危険が強いと認められる重症以上の割合が半数近くを占めています(図6)。

初診時程度別割合

図6 初診時程度割合

軽 症:
入院を要しないもの
中等症:
生命の危険はないが、入院を要するもの
重 症:
生命の危険が強いと認められたもの
重 篤:
生命の危険が切迫しているもの
死 亡:
初診時死亡が確認されたもの
  • (7)乳幼児の事故

0歳から5歳の乳幼児では、3歳が最も多く救急搬送されています(図7)。活発な動きができるようになる時期ですが、この時期の子供に水の事故が多いことを認識し、水遊びをさせる時は、子供から目を離さないようにしましょう

乳幼児の事故

2.救急搬送事故事例

1 (目を離した隙におぼれた事故)
兄を迎えに母親と一緒に幼稚園まで来た男児が、母親が目を離した隙にプールに一人で入りおぼれてしまったため救急要請となった。(1歳男児 軽症)
2 (飛び込みよる事故)
男性が高さ6mの岩場から河川に飛び込み、その後浮かび上がったが動かないため救急要請となった。(38歳男性 重症)
3 (河川で男女3人がおぼれた事故)
河川敷でバーベキューをして遊んでいたところ、ボールを追い川の中に入りおぼれた友人を助けに行った友人もおぼれてしまったため救急要請となった。
(39 歳男性 重症、24歳男性 中等症、21歳女性 中等症)
4 (飲酒後に河川でおぼれた事故)
飲酒後、身体を冷やすために河川に入り泳いでいたが、川の真ん中付近でおぼれ姿が見えなくなった。(20歳男性 重篤)
5 (川釣りをしていておぼれた事故)
河川であゆ釣りをしていて溺れたところを、下流側の目撃者が救急要請したもの。(60歳男性 重篤)

河川やプール等での水の事故を防ぐために

  • (1)小さい子供と一緒に水遊びをする際は、子供から目を離さず、保護者や大人が必ず付き添って遊びましょう。
  • (2)飲酒後や体調不良時には遊泳は行わず、もし遊泳しようとしている人がいたら、周りにいる人は遊泳をやめさせましょう。
  • (3)海や河川では、気象状況に注意を払い、荒天時や天候不良が予測される場合は遊泳や川岸等でのレジャーは中止しましょう。
  • (4)海や河川では、ライフジャケットを着用するなど、事故の未然防止に努めましょう。
河川やプール等での水の事故を防ぐために