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東京消防庁  広報テーマ (5月号) テーマ1 子供の事故を防止しよう
テーマ2 部屋の模様替えの機会に室内の安全対策をしよう
テーマ3 事業所の防火安全体制を確認しよう

部屋の模様替えに合わせて「家具転」をしよう

部屋の模様替えに合わせて「家具転」をしよう

普段、なかなか動かす機会のないタンスや本棚などの家具。模様替えを機に家具転対策で地震に強い、安全な室内をつくりましょう。

家具転とは

家具転対策とは、地震の揺れでケガ等をしないために、家具や家電などを固定したり、落下防止をしたりする「家具類の転倒・落下・移動防止対策」の略称です。

地震による家具転倒の発生は、直接当たってのケガだけでなく、床に落ちた食器や家具につまづいたり、割れた破片を踏むなどといった事故を招くほか、倒れた家具によって逃げ道がふさがれる避難障害、更には火災の発生など、様々な危険の原因となる可能性が大いにあります。

それらを防ぐ家具転対策は、地震からご自身や家族を守るために、今からでもすぐにできる「自助」の第一歩です。そして、家具転対策の効果でケガなどを防ぐことができれば、次に皆さんは、隣近所や地域の方々と協力し、お互いに助け合う「共助」の行動をとることが可能になります。

地震から大切な命を守るために、家具転対策を実施しましょう。

実際に起きている家具類の転倒・落下・移動による被害

① ケガ

近年発生した地震でケガをした原因を調べると、約30〜50%の人が、家具類の転倒・落下・移動によるものでした。

実際に起きている家具類の転倒・落下・移動による被害

② 避難障害

出入口付近に家具転対策を実施していない家具を配置してしまうと、転倒した家具が出口や扉を塞ぎ、逃げられなくなることがあります。

首都直下地震等の大規模地震が発生した場合、こうして閉じ込められてしまうと、そのまま長時間救出されない可能性があります。避難できない状況で、自宅や、近隣の住宅等で火災が発生すると、火災に巻き込まれる可能性が高く、非常に危険です。

避難障害を起こさないためには、左図のように出入口や避難経路に家具を置かないことや、家具を置く向きを工夫したりする家具転対策も非常に大切です。

避難障害

③ 火災

東日本大震災において都内で発生した火災の多くが家具類の転倒・落下・移動によるものでした。

地震が起こると、家具類の転倒・落下・移動によって火災が発生することがあります。 ストーブや水槽ヒーターなどの熱を発する器具に家具類が転倒等をした場合だけでなく、ストーブ等に収容物が落下することでも火災が発生する危険があります。

<東日本大震災での出火例>

  • 本棚が倒れ、本が電気ストーブに落下し出火
  • 電気スタンドが倒れ、布団に接触し出火
  • 落下物が、家電製品のスイッチに接触し、スイッチが入ることにより出火 など

どうやって家具転対策をしたらいいの?

家具転器具には下図のように、いくつかの種類があります。

穴をあけたくない家具の場合、例えばタンスなどは、つっぱり棒とストッパー式(もしくマット式)を組み合わせて設置することで、効果の大きいL型金具と同等の効果が得られます。それ以外にも、大きなホームセンターなどには、穴をあけることなく設置し、固定できる器具も多く販売されていますので、ぜひ一度足を運んでみてください。