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東京消防庁  広報テーマ (5月号) テーマ1 子どもの事故を防止しよう
テーマ2 事業所の防火安全体制を確認しよう
テーマ3 部屋の模様替えに合わせて「家具転」をしよう

子どもの事故を防止しよう

子どもの事故を防止しよう

日常生活における事故

東京消防庁管内では、平成21年から平成25年の5年間で、577,352人が日常生活における事故により救急車で病院に運ばれました。平成25年中は122,646人が搬送され、その中でも、5歳以下の子ども(以下、「乳幼児」という。)と高齢者の救急搬送人員が多くなっています(図1)。乳幼児は危険に対する認識が乏しく、危険を回避する能力が未熟です。家族など周囲の人が、過去にどのような事故が発生しているかを知り、事前に対策をとることで、重大な事故から子どもを守りましょう。

図1 年齢層(5歳単位)別の救急搬送人員(平成25年中)
図1 年齢層(5歳単位)別の救急搬送人員(平成25年中)

子どもの事故発生状況

平成21年から平成25年までの5年間に43,561人の乳幼児が救急車で病院へ運ばれました。平成25年中は9,306人が搬送され、過去5年間で最も多くなりました。

年齢別では、1歳が最も多く、次いで2歳となっています(図2)。

図2 乳幼児の年齢別救急搬送人員(平成25年中)
図2 乳幼児の年齢別救急搬送人員(平成25年中)

乳幼児に多い事故と重症度

乳幼児の事故の形態と入院が必要とされる中等症以上の割合をみると、救急搬送が多い事故は「ころぶ」「落ちる」となっています。

また、中等症以上の重症度が高い事故は、「おぼれる」「やけど」「落ちる」となっています(図3)。

図3 乳幼児の事故の形態と中等症以上の割合
図3 乳幼児の事故の形態と中等症以上の割合

重症度の高い事故

自宅の浴槽での「おぼれる」

おぼれた場所の第1位は、自宅の浴槽です。

自宅の浴槽での「おぼれ」【事例】2歳の女児が姉と母親の3人で入浴していた。
母親が姉を脱衣所に連れ出し、浴槽を見ると、女児がおぼれているのを発見した。
(程度 重症)

首掛け式浮き輪での事故にも気をつけて!

首掛け式浮き輪を浴槽で使用して、保護者が目を離した時に首掛け式浮き輪での事故にも気をつけて!乳幼児がおぼれる事故が発生しています。

子どもが「おぼれる」ことを防ぐために

  • 乳幼児をお風呂に入れている時、水遊びをさせている時は、決して目を離さない。
  • 子どもだけで浴室に入れないようにしておく。

「やけど」

味噌汁やお茶など、熱い液体でのやけどが多いです!

【事例】1歳の女児がテーブルにつかまり立ちした際、テーブルに置いてあった味噌汁がこぼれ、首から胸にかけて受傷した。(程度 中等症)

(平成25年中にやけどの事故が多かった要因)
(平成25年中にやけどの事故が多かった要因)

子どもの「やけど」を防ぐために

  • やけどの恐れのあるものは、子どもの手の届くところに置かない。
  • 子どもを抱いたままの調理や、熱いものの飲食をしない。

ベランダや窓から「落ちる」

ベランダや窓から「落ちる」子どもが住宅のベランダや窓から落ちる事故が、繰り返し起きています! 【事例】2歳の男児が、2階の室内にあった子ども用のジャングルジムに登り、出窓から屋外へ墜落した。(程度 重篤)

窓やベランダからの「転落」を防ぐために

  • 窓際やベランダには、子どもが登れるようなものを置かない。
    • 踏み台、エアコンの室外機、植木鉢などを置く場所にも注意しましょう。
    • 高層階にお住まいの場合、高さに対する慣れから、子どもが転落事故につながる危険な行動をとる可能性があることにも注意しましょう。

窒息は放置すれば死に至る危険な事故です。

窒息・誤飲

6か月になったら、何でも口に入れるようになります。

窒息・誤飲【事例1】10か月の女児が、自宅で煎餅を食べていて突然、喉に詰まらせた。(程度 重症)
【事例2】1歳の男児が、体温計に入っていたボタン電池を飲み込んだ。(程度 中等症)

窒息や誤飲を防ぐために

  • 家の中は、子どもの目の高さで危険がないかチェックする。
    (飲み込めそうなものを、子どもの手の届くところに置かない)
  • 灯油、ボタン電池など、誤って飲み込んだ時に危険性の高いものは何かを知っておく。
  • 食べ物は、年齢に応じた大きさや形にして食べさせる。食事中びっくりさせない。

こんな事故も起きています。

自転車の幼児用座席での事故

保護者が子どもだけを残して自転車を離れ、自転車が倒れるなどして、子どもが受傷する事故が多く発生しています。

(平成25年中に起きた自転車の幼児用座席での事故)
(平成25年中に起きた自転車の幼児用座席での事故)

自転車の幼児用座席での事故

【事例】母親が2歳の女児を自転車に乗せたままスタンドを立て歩道上に停車し、走行中に落とした荷物を取りに離れた際、自転車が倒れて女児が頭部を受傷した。(程度 中等症)

自転車の幼児用座席での事故を防ぐために

  • 子どもを自転車の幼児用座席に乗せたまま自転車から離れない。
  • ヘルメットを着用させ、備付けのベルトを締める。
  • 自転車走行中以外にも事故が発生することを意識する。