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東京消防庁  広報テーマ (2月号) テーマ1 火災から尊い生命を守ろう
テーマ2 消防少年団員募集

火災から尊い生命を守ろう

火災から尊い生命を守ろう
平成26年度東京消防庁防火標語

うれしいね 防火で笑顔の 人と町

作者 入月 千代子(いりづき ちよこ)さん(世田谷区在住)

火災予防運動の目的

都民の皆様に防火防災に関する意識や防災行動力を高めていただくことにより、火災の発生を防ぎ、万が一発生した場合にも被害を最小限にとどめ、火災から尊い命と貴重な財産を守ることを目的としています。

春の火災予防運動詳細 春の火災予防運動
各消防署の行事一覧
↑こちらの画像をクリックすると各消防署の行事一覧がご覧いただけます。(PDF:334KB)

平成26年中の火災状況

平成26年中に東京消防庁管内で発生した火災は、4,801件でした。火災種別ごとにみると、建物火災は2,997件、車両火災は332件、船舶火災は2件、林野火災は5件、その他火災は1,464件となっています。

火災による死者は94人で、前年と比べ7人増加しています。※数値は、速報値です。

住宅火災の死者発生3大原因 たばこ・ストーブ・こんろ

平成24年以降の死者が発生した住宅火災の出火原因で多いのが、たばこ・ストーブ・こんろです。まずは、この3大出火原因について見ていきましょう。

図1 平成24年〜平成26年の住宅火災における主な出火原因別死者数
図1 平成24年〜平成26年の住宅火災における主な出火原因別死者数
(平成26年の数値は速報値 不明は調査中を含む)

STOP!たばこ火災

死者の発生した住宅火災の出火原因で毎年最も多いのが「たばこ」です。火災の発生状況としては、「寝たばこ」や「喫煙中に火種が落下したことに気付かない」、「完全に消さずに吸殻をごみ箱等に捨てる」等があります。布団等に落ちたたばこは、しばらく無炎燃焼(炎を出さずに燃え広がること)を続け、気付いた時には室内に一酸化炭素等の有毒ガスが充満しており、避難行動がとれずに命を落とすケースがあります。たばこ火災から命を守るために次のことを心掛けましょう。

たばこ火災を防ぐポイント たばこ火災を防ぐポイントイラスト
  • ・寝たばこは絶対にやめましょう。
  • ・飲酒→喫煙→うたた寝に注意しましょう。
  • ・吸殻はためずに定期的に捨てましょう。
  • ・吸殻は水で完全に消火して、捨てましょう。
  • ・万が一に備え、布団カバーやシーツ、枕カバーは防炎製品を使いましょう。

STOP!ストーブ火災

「ストーブ」による住宅火災も毎年多く発生しており、死者も発生しています。(ストーブには、石油ストーブや電気ストーブのほか、ハロゲンヒーターやガスファンヒーター等を含みます。)火災の発生状況としては、「可燃物がストーブに接触する」が最も多く、着火物としては、布団や座布団、衣類が多くを占めています。また、「ストーブ」のうち、出火原因として最も多いのは「電気ストーブ」です。東京都が行った調査によると、「火災の危険が高いと思う暖房器具は?」という質問に対して、80%の人が、「石油ストーブ」と答えているのに対し「電気ストーブ」と答えた人はわずか4%でした。しかし実際の火災件数では「電気ストーブ」が最も多くなっています。手軽で安全に感じる電気ストーブでも適切に使用しなければ、容易に火災は発生するため非常に危険です。

図2 火災の危険が高いと思う暖房は? 東京都生活文化局「ストーブの安全な使用に関する調査」 結果より(平成26年11月) 図3 住宅におけるストーブ火災件数 (平成21年〜平成25年東京消防庁管内)
図2 火災の危険が高いと思う暖房は? 東京都生活文化局「ストーブの安全な使用に関する調査」 結果より(平成26年11月)
図3 住宅におけるストーブ火災件数
(平成21年〜平成25年東京消防庁管内)
ストーブ火災を防ぐポイント ストーブ火災を防ぐポイントイラスト
  • ・就寝時や外出時は必ずストーブを消しましょう。
  • ・ストーブのまわりに物を置かないようにしましょう。
  • ・洗濯物を乾かすために使わないようにしましょう。
  • ・給油は必ず消してから行いましょう。
  • ・ストーブを布団やカーテンの近くに置かないようにしましょう。

STOP!こんろ火災

住宅火災の発生件数のみに注目すると、毎年最も多いのは、「こんろ」による火災です。こんろ使用中に「放置する・忘れる」が発生状況としては多くみられます。調理中にこんろの火が着ている服の袖口やすそにつき、死傷する火災(着衣着火による火災)も多発しています。高齢の方は、着衣に火がついたとき、素早い消火をすることができずに重症化するケースが多くあり、注意が必要です。

こんろ火災を防ぐポイント こんろ火災を防ぐポイントイラスト
  • ・調理中にこんろから離れないようにしましょう。
  • ・こんろの周りに燃えやすい物を置かないようにしましょう。
  • ・安全機能付きのこんろを使用しましょう。
  • ・換気扇やこんろ周りの壁、魚グリル等は定期的に掃除しましょう。
着衣着火を防ぐポイント 着衣着火を防ぐポイントイラスト
  • ・こんろの上や奥にある調味料等をとるときは、火を消しましょう。
  • ・こんろの火が鍋等の底からはみ出さないように火力を調節しましょう。
  • ・調理をするときは、マフラーやストールは外しましょう。
  • ・防炎製品のエプロンやアームカバーを使いましょう。

平成26年中の住宅火災による死者発生状況(東京消防庁防災安全課調べ速報値)

平成26年中の住宅火災による死者を出火原因別にみると、たばこ、ストーブ、こんろの他に電気コードを出火原因とする火災が多くなっており、7人の方が命を落としています。

図4 住宅火災による出火原因別死者数

コンセント部分のホコリ(トラッキング現象を引き起こす原因となる)や電気コードの折れ曲がり、束ねての使用は、火災の原因となり非常に危険です。

図4 住宅火災による出火原因別死者数
    (平成26年中東京消防庁管内速報値)

トラッキング現象とは

トラッキング現象とはイラスト
  • ・コンセントに差したプラグの差し刃間についたホコリが湿気を帯び小さなスパークを繰り返し、差し刃間に電気回路が形成され出火する現象のこと。

電気火災事例

電気火災事例イラスト
  • ・女性(80代)は、コンセントから3口テーブルタップを延ばし、さらにそこに3口テーブルタップを延ばし電気ストーブにつないでいたところ、テーブルタップのコードがねじれて半断線になってショートし、コードの近くにあった衣類に着火し、火災が発生した。
電気コード火災を防ぐポイント 電気コード火災を防ぐポイントイラスト
  • ・コンセントにホコリがたまらないように、特に隠れているところに注意して定期的に掃除しましょう。
  • ・差し込みプラグをコンセントから抜くときは、電気コードではなくプラグ本体をもって抜きましょう。
  • ・電気コードの折れ曲がり、家具等の下敷きに注意しましょう。
  • ・電気コードは束ねて使用しないようにしましょう。
  • ・テーブルタップは、決められた容量内で使用しましょう。

住宅用火災警報器について

住宅用火災警報器は、全ての居室、台所、階段に設置しましょう。
東京消防庁管内では、平成16年10月1日から新築の住宅に住宅用火災警報器の設置が義務付けられ、既存の住宅には、平成22年4月1日から義務付けられています。住宅用火災警報器の耐用年数は概ね10年といわれており、これから新しい機器に交換が必要な住宅用火災警報器が多くなることが予想されます。10年を過ぎているものは、電子部品の寿命等による故障や電池切れにより、火災を感知できなくなる可能性が高まるため、各メーカーでは、設置後10年を経過したら新しい機器に交換することを勧めています。住宅用火災警報器は、故障警報や電池切れ警報により異常を知らせてくれる機能が付いていますが、ご自宅の住宅用火災警報器の設置時期を、設置するときに記入した設置年月か、本体に記載されている製造年をみて確認し、10年が経過していたら新しい機器に交換しましょう。

点検・お手入れについて

住宅用火災警報器は適切に作動するか定期的に作動確認しましょう。作動確認は、本体のテストボタンを押すかひも付きのものは、ひもを引くことで行うことができます。音が鳴らない場合は、電池切れか機器の故障が考えられます。詳しくは製品の取扱説明書をご覧ください。

住宅用火災警報器にホコリ等の汚れがつくと、火災を感知しなくなる危険性があります。
汚れが目立ったら乾いた布でふき取りましょう。台所に設置してある住宅用火災警報器で油汚れがひどいものは、せっけん水に浸した布を十分絞ってからふき取りましょう。

住宅用火災警報器について

住宅用火災警報器についてイラスト
  • ・全ての居室、台所、階段に設置しましょう。
  • ・定期的に作動状態の確認、機器本体の清掃をしましょう。
  • ・機器本体は、10年を目安に新しいものに交換しましょう。
    (設置時期は、本体に記入した設置年月か、記載してある製造年で確認できます。)