東京消防庁  広報テーマ (05月号) テーマ1 子供の事故を防止しよう
テーマ2 事業所の防火安全体制を確認しよう

テーマ 1 子供の事故を防止しよう

重大な事故から子供を守りましょう

東京消防庁管内では、平成20年から平成24年の5年間で、558,420人が日常生活における事故により救急車で病院に運ばれました。平成24年中は119,314人でした。

その中でも、5歳以下の子供(以下、「乳幼児」という。)と高齢者の救急搬送人員が多くなっています(図1)。乳幼児は危険に対する認識が乏しく、危険を回避する能力が未熟です。家族など周囲の人が、過去にどのような事故が発生しているかを知り、事前に対策をとることで、重大な事故から子供を守りましょう。

子供の事故発生状況

平成20年から平成24年までの5年間に42,759人の乳幼児が救急車で病院へ運ばれました。平成24年中は8,840人でした。

年齢別では、1歳が最も多く、次いで2歳となっています(図2)

乳幼児に多い事故と重症度

乳幼児の事故の形態と入院が必要とされる中等症以上の割合をみると、救急搬送が多いのは「ころぶ事故」「落ちる事故」となっています。

また、入院が必要とされる中等症以上の割合が高い事故では、「おぼれる事故」「やけど」「落ちる事故」となっています(図3)

子供の重大な事故を防ぐために

おぼれ

おぼれた場所の第1位は

【事例】3歳の男児が兄と母親の3人で入浴していた。母親が兄の着替えをさせていて目を離し、約1分後に男児がおぼれているのを発見した。(程度 重篤)

子どもの「おぼれ」を防ぐために
○ 乳幼児をお風呂に入れている時、水遊びをさせている時は、決して目を離さない。

やけど

味噌汁やお茶など、熱い液体でのやけどが多いです!


【事例】1歳の男児がテーブルの上に置いてあったポットをひっくり返し、熱湯を浴びて受傷した。(程度 重篤)


子どもの「やけど」を防ぐために
○ やけどの恐れのあるものは、子どもの手の届くところに置かない。
○ 子どもを抱いたままの調理や、熱いものの飲食をしない。

落ちる

窓やベランダなどの高所からの転落は、生命に危険を及ぼす可能性が高い事故です!


【事例】3歳の男児が、母親が目を離したすきにマンション7階ベランダから転落した。ベランダには踏み台が置いてあった。(程度 重症)

窓際やベランダからの「転落」を防ぐために
○ 窓際やベランダには、子どもが上れるようなものを置かない。
   踏み台、エアコンの室外機、物置、植木鉢などを置く場所には注意しましょう。

窒息や誤飲

6か月になったら、子どもは何でも口にいれるようになります。


【事例】自宅居室で1歳男児がおとなしく遊んでいたので様子をみたところ、喫煙前のタバコ3本をバラバラにして遊んでおり、口元にタバコの葉が付着していた為、誤飲したものと思い救急要請した。(程度 軽症)


窒息や誤飲を防ぐために
○ 家の中は、子どもの目の高さで危険がないかチェックする。
○ 灯油、ボタン電池など誤って飲み込んだ時に、危険性の高いものは何かを知っておく。
○ 食べ物は、年齢に応じた大きさや形状にして食べさせる。びっくりさせない。