キュータ
毎月、季節やそのときどきで問題になる防災にまつわる事柄をテーマにしてお届けします。
東京消防庁  広報テーマ(3月号)
テーマ1 火災から尊い生命を守ろう
〜平成21年春の火災予防運動のお知らせ〜
テーマ2 ご存知ですか?消防の仕事
〜3月7日は東京消防庁開庁記念日です
テーマ3 首都東京を守る消防職員の募集
〜未来の消防官達へ〜
東京消防庁広報テーマ(3月号)テーマ1

テーマ1

火災から尊い生命を守ろう 
〜平成21年春の火災予防運動のお知らせ〜

7 地域の防火安全対策を進めよう

ア 放火されない環境づくりを進めよう

 放火は不特定多数の人々の生命、身体及び財産に危険をもたらす極めて悪質な犯罪です。 東京消防庁管内において、放火火災は昭和52年以来、出火原因のワースト1となっています。 平成20年中では1,801件の放火火災(放火の疑いを含む。)が発生しています。 前年同期と比べて51件減少していますが、火災総件数に占める割合は31.3%で約1/3を占めています。
 放火火災は人目の届かない場所や外灯のない暗い場所、そして人の活動が少なくなる深夜の時間帯に多く発生しています。 これらのことから、住民や事業所、町会、自治会などが一体となって、地域ぐるみで放火させない環境づくりを進めましょう。

イ 地域協力体制「消防のふれあいネットワークづくり」を進めよう

 東京消防庁では、「消防のふれあいネットワークづくり」をスローガンとして、地域の協力体制づくりを推進しています。
 災害時においては、消防隊が現場に到着するまでの間に、近隣者による救護等の協力が必要であり、特に災害時要援護者といわれている人々にとっては、地域の協力体制なくして安全を確保することが難しいといえます。
 また、日常生活においても地域の協力体制を通して防火・防災に関する様々な情報を災害時要援護者に提供することにより、いつでも安心して暮らせる環境づくり、まちづくりが可能となります。 しかし、近年個人情報の保護が尊重され、情報提供に過敏になっている高齢者が増加していることや町会・自治会員の高齢化が進み協力員(支援者)となる人がいないこと、また住民の連帯感が薄れてきて、町会・自治会に加入しない住民が増えてきている傾向等から、消防のふれあいネットワークづくりが困難な状況にあります。
 一方、昔からの地域の伝統を受け継ぐ地域の結束力の強い下町などは、近隣者との連帯感が強く、地域ぐるみで安全性を高めています。

「ふれあいネットワーク」の構成図

★ 町会・自治会が整備する内容

  1. 消防のふれあいネットワーク台帳の整備
  2. 個人台帳の整備
  3. 連携方法等の整備

★ ふれあい協力員が援護する内容

  1. 住宅用火災警報器の設置促進及び維持管理
  2. 災害時の避難誘導及び救護
  3. 災害時の消防隊への情報提供
  4. 防火診断時の同行
  5. 平常時の安否確認等及び署への情報の提供
※ できる範囲内で協力を要請する。

支援体制づくりの具体的方法(例)

消防のふれあいネットワークづくり

 災害時要援護者の情報は消防と町会・自治会で共有し、現在までに管内の約半数の町会・自治会で地域の協力体制が確立されている事例を紹介します。

  1. 消防機関から管内の全町会・自治会へ「消防のふれあいネットワークづくり」の必要性と協力について趣旨を説明し、具体的な支援方法や体制づくりについて理解を求める。
  2. 町会から消防機関へ協力の依頼があり、「消防のふれあいネットワーク」の支援体制が確立する。
  3. 支援体制を結成し、訓練及び検証を行い、災害発生時に活用する。

図解:消防のふれあいネットワークづくり

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